こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

今回は苦い思い出、つまりボウズの記憶。
ただし、ただのボウズではありません。

接待ボウズの記憶です。

勝手に今作った言葉なのですが、もしかしたら同じような辛い思いをされた方がいるかもしれません。普段は一人で釣りをすることが多くても、ビギナーや普段釣りをしない人を釣りに連れていくことありません?そんな時に必ず生じる焦り、それが、

「なんか釣れせてあげなきゃ・・・まずい」

自分が釣れないだけならまだしも、世話する同行者も釣れない・・・。それはグゥの根も出ないほどの釣り人としての敗北であり、屈辱である。今まで、屈辱的出来事すぎて記事にできなかったのですが・・・やはりこれが自分の実力なんだから仕方がない!と割り切って記事にしました。

ツリーバの一員として釣りを始め、まだ東京の海の厳しさに気づいていない頃。具体的には先月の頭頃のことです。それまでに釣行した場所は豊海運動公園晴海臨海公園の2箇所。確かに、晴海臨海公園では坊主だったが、豊海ではドロメみたいのが釣れたし、正体不明の大物のアタリもあった。まぁ少々調子は悪いが、釣りとはそういうもんだと納得していたのです。

そんな中、今ではちょくちょく登場してくる穴パイセン忠犬2人を連れて豊海と晴海で釣行。

2人も「東京で釣りしてみたい」と言ってるし、3人でやれば間違いなくなんか釣れるだろうと思っていたのですが・・・

まずやってきたのが、晴海臨海公園。

釣れず・・

釣れず・・・

いつの間にかただの迷惑なおっさん宴会に。釣れなすぎて申し訳なくなってきたので酒を調達して穴犬の機嫌をとる。

我がシェアハウスに集うのは、基本的には同じような性根の腐った人物ばかり。高いビルに住む雲上人達の悪口をつまみに酒を飲む。当然あたりは来ず。

夜景が綺麗だね・・・おっさん達のぎこちないキャッチボール。

移動。晴海釣行の後帰ることのなっていたのですが、どうしても何か釣りたい僕。というか、せっかく来てもらったのに非常に申し訳ないと思った僕は、同居人らに先に帰ってもらい、朝までに何か釣ってお土産を作ろうと思ったのです。
僕:申し訳ない。僕は朝まで豊海で粘りますんで。
穴:マジですか?なら行きますよ!せっかくなんすから!
僕:いやいや、お疲れでしょうから!何かお土産持って帰るんで!
犬:いいじゃん!行こう!明日休みだし。
穴:それに朝までやったら何かしら釣れるっしょ!
僕:マジすか~?じゃァ行きますか!でも確かに釣れないことはないと思いますよ。

今回に限っては僕の言葉=本心だった。初めての同居人との釣行でボウズという結果ですら申し訳ないのに、朝まで付き合わせるのは非常に気が引けたのだ。その反面、朝までには何かしら釣れるという根拠のない確信があった。

この日は満月。産卵行動の一つなのか、水面を魚たちがバシャバシャしている。一般的に満月の日は釣れないとされているが、まぁ大丈夫だろう。

穴:来た!きたよ!

・・・・

僕:来た!やっと来たよ!

・・・・

そのまま、釣れない時間は続き、午前3時頃。

犬:来たよ!間違いない!ザキシザキシ!どうすればいい?!おーい!

活動限界。

おそらく彼らも連れてこられた以上何か釣らねばと必死だったのでしょう。寝ずに頑張っていたらしいのですが・・・すまぬ。

夜が開け、電車が動き出したので帰宅。

非常に申し訳なく思った僕は、穴犬コンビを先に家に帰し、近くにある築地市場によってお土産を買って帰ることに。

まぁおそらく大して気にはしていないだろうが、釣りに連れてきて一匹すらも釣らせてあげられないというのは、とてつもない精神的負荷がかかる。確かに、築地で魚を買うのは金銭的にちと痛い。それに、買ったところで、釣り人としての敗北感は消えないだろう。がしかし、罪悪感はいくらか安らぐ。そのためならタイの一匹や二匹くらい安いもんさ。

・・・・・

・・・・・

穴犬・・・すまぬ。

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3599.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3599-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKボウズこんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 今回は苦い思い出、つまりボウズの記憶。 ただし、ただのボウズではありません。 接待ボウズの記憶です。 勝手に今作った言葉なのですが、もしかしたら同じような辛い思いをされた方がいるかもしれません。普段は一人で釣りをすることが多くても、ビギナーや普段釣りをしない人を釣りに連れていくことありません?そんな時に必ず生じる焦り、それが、 「なんか釣れせてあげなきゃ・・・まずい」 自分が釣れないだけならまだしも、世話する同行者も釣れない・・・。それはグゥの根も出ないほどの釣り人としての敗北であり、屈辱である。今まで、屈辱的出来事すぎて記事にできなかったのですが・・・やはりこれが自分の実力なんだから仕方がない!と割り切って記事にしました。 ツリーバの一員として釣りを始め、まだ東京の海の厳しさに気づいていない頃。具体的には先月の頭頃のことです。それまでに釣行した場所は豊海運動公園と晴海臨海公園の2箇所。確かに、晴海臨海公園では坊主だったが、豊海ではドロメみたいのが釣れたし、正体不明の大物のアタリもあった。まぁ少々調子は悪いが、釣りとはそういうもんだと納得していたのです。 そんな中、今ではちょくちょく登場してくる穴パイセンと忠犬の2人を連れて豊海と晴海で釣行。 2人も「東京で釣りしてみたい」と言ってるし、3人でやれば間違いなくなんか釣れるだろうと思っていたのですが・・・ まずやってきたのが、晴海臨海公園。 釣れず・・ 釣れず・・・ いつの間にかただの迷惑なおっさん宴会に。釣れなすぎて申し訳なくなってきたので酒を調達して穴犬の機嫌をとる。 我がシェアハウスに集うのは、基本的には同じような性根の腐った人物ばかり。高いビルに住む雲上人達の悪口をつまみに酒を飲む。当然あたりは来ず。 夜景が綺麗だね・・・おっさん達のぎこちないキャッチボール。 移動。晴海釣行の後帰ることのなっていたのですが、どうしても何か釣りたい僕。というか、せっかく来てもらったのに非常に申し訳ないと思った僕は、同居人らに先に帰ってもらい、朝までに何か釣ってお土産を作ろうと思ったのです。 僕:申し訳ない。僕は朝まで豊海で粘りますんで。 穴:マジですか?なら行きますよ!せっかくなんすから! 僕:いやいや、お疲れでしょうから!何かお土産持って帰るんで! 犬:いいじゃん!行こう!明日休みだし。 穴:それに朝までやったら何かしら釣れるっしょ! 僕:マジすか~?じゃァ行きますか!でも確かに釣れないことはないと思いますよ。 今回に限っては僕の言葉=本心だった。初めての同居人との釣行でボウズという結果ですら申し訳ないのに、朝まで付き合わせるのは非常に気が引けたのだ。その反面、朝までには何かしら釣れるという根拠のない確信があった。 この日は満月。産卵行動の一つなのか、水面を魚たちがバシャバシャしている。一般的に満月の日は釣れないとされているが、まぁ大丈夫だろう。 穴:来た!きたよ! ・・・・ 僕:来た!やっと来たよ! ・・・・ そのまま、釣れない時間は続き、午前3時頃。 犬:来たよ!間違いない!ザキシザキシ!どうすればいい?!おーい! 活動限界。 おそらく彼らも連れてこられた以上何か釣らねばと必死だったのでしょう。寝ずに頑張っていたらしいのですが・・・すまぬ。 夜が開け、電車が動き出したので帰宅。 非常に申し訳なく思った僕は、穴犬コンビを先に家に帰し、近くにある築地市場によってお土産を買って帰ることに。 まぁおそらく大して気にはしていないだろうが、釣りに連れてきて一匹すらも釣らせてあげられないというのは、とてつもない精神的負荷がかかる。確かに、築地で魚を買うのは金銭的にちと痛い。それに、買ったところで、釣り人としての敗北感は消えないだろう。がしかし、罪悪感はいくらか安らぐ。そのためならタイの一匹や二匹くらい安いもんさ。 ・・・・・ ・・・・・ 穴犬・・・すまぬ。 No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン