こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです1

今回は釣り人にまつわる事件をお伝えします。
ちょうど1年前に話題になった事件です。

事件は昨年の917日からスタート。記憶を少し蘇らせると、この日は週刊少年ジャンプの発売日。1976年(昭和51年)から連載を続けていた「こち亀」の連載が終了。


こちら葛飾区亀有公園前派出所 – Wikipedia

葛飾区亀有の両さんは長期有給休暇へ入ったわけですが、大阪の地では中学生四人組が両さんの力を借りたいくらいの事件が起こす。

「海に人を突き落とそうや」

17日夜、少年3人はリーダー格の少年の自宅マンションに集まり、リーダー格少年は他の少年にそう提案します。その後、「釣りに行こう」と誘われた少年一人が加わる。

18日、大阪岸和田の一大イベントである「だんじり祭り」が開催。ですが、祭りでわっきゃするよりも、良い魚を釣りたいと思うのが釣り人というもの。年一度の大イベントで街が夜遅くまで賑わう中、釣り人達は翌日早朝の釣行に備えて英気を養います。

19日早朝、岸和田市材木町突堤。
当時タチウオ釣りシーズン真っ只中の堤防では、早朝にもかかわらず多くの釣り人。
複数の高齢者釣り人に加え、被害者少年(被害者も中学生)は友人2人と朝5時半から釣りをしていました。

「アミエビ余ったからあげる」

(被)少年は4人組の一人にそう話しかけられます。単純な善意と受け取った(被)少年はアミエビを受け取り、釣りを続行。見事魚を釣り上げます。すると・・・・

どん。

右肩を不意におされた(被)少年は1m程下の海中へ落下。幸いにも怪我はなかったそうだが、自力で這い上がった頃には少年らは姿を消していた。

919日午前7時すぎ、忠岡町新浜の大津川河口付近の突堤。
30代の男性と4時から釣りをしていた56歳の男性会社員。

「釣れますか?」

釣り人間ではよくある会話のキャッチボール。56歳男性に背後から声をかけられた次の瞬間。

どん。

背中をおされ、男性は海中へ落下。「後で楽しむため」に動画を撮影する少年達。

男性は首や腰に全治2週間の怪我を負いましたが、自力で岸へ這い上がり、大事には至りませんでした。這い上がった頃には4人組は姿を消しており、近くにいた30代釣り人が110番通報。警察は殺人未遂容疑で捜査を開始し、報道も事件を大々的に事件を取り上げ始めます。

予想以上に大事になってしまって少年らは焦ります。警察に捕まってはマズイ・・・そう思い、撮影した動画を消去したりと隠蔽工作を図りますが・・・あどけない少年の短絡的な犯行が国家権力たる警察へ隠しきれるわけもなく。

同月30日、大阪府警発表。

コンビニエンスストアの防犯カメラ映像等から、岸和田の中学校に通う少年四人組が浮上。傷害、暴行の非行内容で補導したことを発表。リーダー、謀議に加わった2人を児童相談所へ送致し、1人は関連の度合いが薄いとして児童相談所への通告に留めた。

・・・・・・

・・・・・・

海に突き落とされるなんてのは滅多に出会わない事故みたいなもんなんでしょうが、同年の11月29日は静岡の磐田で口論でオッサンがオッサンを突き落とす事件も起きてますからね。

少年らは「人が海に落ちる瞬間やびっくりする顔、溺れる姿を楽しもうと思った」、「後で楽しむため」に動画を撮影した、と話していたそうで、かなり悪趣味ではありますね。

だだ、彼らを擁護するわけではないですが、個人的にはイタズラの気持ちでやったってのは事実なんじゃないかと思うんです。釣りをされる方なら知っていると思いますが、海や川には様々な種類の流れがある。例えば、沿岸部から沖に向かって流れる「離岸流」なんかは水泳選手でも自力で岸に戻ることが困難とされるほどの速さの流速を持つと言われます。でも、子供の頃から海で泳いだり、釣りしてきた僕でも一見してどういう流れかなんて全然わかんないっすから。その辺の水辺や流れるプールくらいしか知らない子供は、想像できないかもしれない。まぁ、やっちゃった彼らがどんだけの知識を持ってたかは知らないですけどね。彼らには海の事をしっかり勉強して立派な釣り人になってもらいたいです。

それにしても「釣れますか?」とか「餌あげる」とか釣り人としてはアルアルのやり取りですよね。このやり取りがあるだけで、釣り人同士の距離はぐっと縮まったりするもんなんだが・・・
そんなやり取りも心のどっかで疑わなきゃならんのか。
さらに言えば、僕は人が少ない釣り場だったらゴロゴロしたり居眠りしたり、まったり釣りするのが好きなのに・・・・
もう釣り中にゴロゴロできんのか。

・・・・・

・・・・・

両さん、戻ってきてくれませんか?

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/09/96d61641a340876cbc1f7c22c2bc0c83.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/09/96d61641a340876cbc1f7c22c2bc0c83-150x150.jpgいしぽよ釣りTALK事件こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです1 今回は釣り人にまつわる事件をお伝えします。 ちょうど1年前に話題になった事件です。 事件は昨年の9月17日からスタート。記憶を少し蘇らせると、この日は週刊少年ジャンプの発売日。1976年(昭和51年)から連載を続けていた「こち亀」の連載が終了。 こちら葛飾区亀有公園前派出所 - Wikipedia 葛飾区亀有の両さんは長期有給休暇へ入ったわけですが、大阪の地では中学生四人組が両さんの力を借りたいくらいの事件が起こす。 「海に人を突き落とそうや」 17日夜、少年3人はリーダー格の少年の自宅マンションに集まり、リーダー格少年は他の少年にそう提案します。その後、「釣りに行こう」と誘われた少年一人が加わる。 18日、大阪岸和田の一大イベントである「だんじり祭り」が開催。ですが、祭りでわっきゃするよりも、良い魚を釣りたいと思うのが釣り人というもの。年一度の大イベントで街が夜遅くまで賑わう中、釣り人達は翌日早朝の釣行に備えて英気を養います。 19日早朝、岸和田市材木町突堤。 当時タチウオ釣りシーズン真っ只中の堤防では、早朝にもかかわらず多くの釣り人。 複数の高齢者釣り人に加え、被害者少年(被害者も中学生)は友人2人と朝5時半から釣りをしていました。 「アミエビ余ったからあげる」 (被)少年は4人組の一人にそう話しかけられます。単純な善意と受け取った(被)少年はアミエビを受け取り、釣りを続行。見事魚を釣り上げます。すると・・・・ どん。 右肩を不意におされた(被)少年は1m程下の海中へ落下。幸いにも怪我はなかったそうだが、自力で這い上がった頃には少年らは姿を消していた。 9月19日午前7時すぎ、忠岡町新浜の大津川河口付近の突堤。 30代の男性と4時から釣りをしていた56歳の男性会社員。 「釣れますか?」 釣り人間ではよくある会話のキャッチボール。56歳男性に背後から声をかけられた次の瞬間。 どん。 背中をおされ、男性は海中へ落下。「後で楽しむため」に動画を撮影する少年達。 男性は首や腰に全治2週間の怪我を負いましたが、自力で岸へ這い上がり、大事には至りませんでした。這い上がった頃には4人組は姿を消しており、近くにいた30代釣り人が110番通報。警察は殺人未遂容疑で捜査を開始し、報道も事件を大々的に事件を取り上げ始めます。 予想以上に大事になってしまって少年らは焦ります。警察に捕まってはマズイ・・・そう思い、撮影した動画を消去したりと隠蔽工作を図りますが・・・あどけない少年の短絡的な犯行が国家権力たる警察へ隠しきれるわけもなく。 同月30日、大阪府警発表。 コンビニエンスストアの防犯カメラ映像等から、岸和田の中学校に通う少年四人組が浮上。傷害、暴行の非行内容で補導したことを発表。リーダー、謀議に加わった2人を児童相談所へ送致し、1人は関連の度合いが薄いとして児童相談所への通告に留めた。 ・・・・・・ ・・・・・・ 海に突き落とされるなんてのは滅多に出会わない事故みたいなもんなんでしょうが、同年の11月29日は静岡の磐田で口論でオッサンがオッサンを突き落とす事件も起きてますからね。 少年らは「人が海に落ちる瞬間やびっくりする顔、溺れる姿を楽しもうと思った」、「後で楽しむため」に動画を撮影した、と話していたそうで、かなり悪趣味ではありますね。 だだ、彼らを擁護するわけではないですが、個人的にはイタズラの気持ちでやったってのは事実なんじゃないかと思うんです。釣りをされる方なら知っていると思いますが、海や川には様々な種類の流れがある。例えば、沿岸部から沖に向かって流れる「離岸流」なんかは水泳選手でも自力で岸に戻ることが困難とされるほどの速さの流速を持つと言われます。でも、子供の頃から海で泳いだり、釣りしてきた僕でも一見してどういう流れかなんて全然わかんないっすから。その辺の水辺や流れるプールくらいしか知らない子供は、想像できないかもしれない。まぁ、やっちゃった彼らがどんだけの知識を持ってたかは知らないですけどね。彼らには海の事をしっかり勉強して立派な釣り人になってもらいたいです。 それにしても「釣れますか?」とか「餌あげる」とか釣り人としてはアルアルのやり取りですよね。このやり取りがあるだけで、釣り人同士の距離はぐっと縮まったりするもんなんだが・・・ そんなやり取りも心のどっかで疑わなきゃならんのか。 さらに言えば、僕は人が少ない釣り場だったらゴロゴロしたり居眠りしたり、まったり釣りするのが好きなのに・・・・ もう釣り中にゴロゴロできんのか。 ・・・・・ ・・・・・ 両さん、戻ってきてくれませんか? No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン