どうもこんにちは!編集長と変換しようとしたら変死長になった変死長のヒビヤビルヂングです。

さて、かねてからワクワクドキドキとしていた鮭資源有効利用調査に行ってきたのでその模様をお伝えしよう。

会場となったのは以前の記事でお伝えしていた茨城県水戸市を流れ、河口部には大洗が位置する那珂川である。

【鮭釣り】サケ資源有効利用調査員に当選したよ♪

ここに遡上してくる鮭を選ばれし者だけが採捕できると言う貴重な体験だ。

ただ、お伝えしている通り先の台風19号の猛威により壊滅的なダメージを受けた地域である。そのため中止になるとばかり思っていたのだが、開催が決定となった。

【鮭釣り】鮭資源有効利用調査に使うタックルが届いたから写真で紹介するよ♪

迎えた11月3日、鮭資源有効利用調査の日。 

調査員として現地集合場所に6時に到着し6時半の受付開始をまだかまだかと待っていた。その前に漁協の方からご挨拶をいただいたのだが、漁協としてもあれだけの災害の後であるため今回の調査を開催すべきか、中止すべきかとギリギリまで悩んだと言う。

しかし、町の復興のためにも皆で盛り上げようではないかと言うことで調査決行となった。

いわば我々は調査員と言う名の娯楽のためであるが、漁協の方や地域の方のご理解と努力により貴重な時間をいただくことができたのだ。

受付を済ませゼッケンを受け取った順番、つまり受付に並んだ順で各々好きなポイントへと散っていく。釣りが許されたエリアは全体で450メートルほど。一日に許可された人数が40人なので平均しても10メートルに1人はアングラーが立つ事になる。そうなると狙えるポイントはほぼ自分の目の前だ。

ポイント選びが確実に釣果に結びついてくる。

移動は可能なのだが、密集具合と鮭の緩やかな移動を考えれば一箇所に陣取るのも悪くはなさそうだ。

人気の上流ポイントからは少し離れた人気の無さそうな下流ポイントへとエントリーすると台風の爪痕はまだまだ残されており足下は非常にドロドログチャグチャで長靴は必須である。

ちょうどその頃今回の鮭作りに誘ってくださった荒川ダンディズムナイトでお馴染み、オヤジZさんが来てくださった。

オヤジZさんがワタシの分も今回の調査に応募してくださったのにワタシだけが当選すると言う申し訳ないような状況のため、何としてでも雌の鮭を最低でも2匹は釣りたいところである。

午前7時。拡声器のサイレン音が調査開始の合図だ。

ファー!

静かな河川敷に鳴り響くサイレン。

みな一斉にルアーをキャスト、あるいは延べ竿を振る。

流れは思いの外速く、大水の影響で水深が大分出ているようだ。

未使用のまだ慣れぬロッドを振り感触を確かめる。

こんなに長くて硬いの初めて♪

新調したロッドのコンセプトをおさらいするとこのようなものだ。

メジャークラフト SOLPARA SPX-962M

近頃ではシーバス攻略に欠かせないメタルバイブやスピンテールジグとの相性抜群のモデルです。シーバスだけでなくサゴシやハマチなど小〜中型青物狙いにも。

ルアーは下野の桜鱒スプーンに剣屋のタコベイトをトレーラーとし、自作した塩サンマをくっつけている。

【鮭釣り】鮭釣りに欠かせないサンマの塩漬け、塩サンマを作ったよ♪

今なぜこのようなどうでも良い話を書いたかと言うと、

投げども投げども、手を変え品を変え、できる限りのことを尽くすがアタリのアの字もない。

しかし、終了5分前に奇跡は起きた。

ガチン!とリトリーブが止まる。

根掛かりである。

大いに根掛かりである。

しかも手で取れそうで取れない絶妙な距離。

神様、あなたは荒川だけでなく那珂川でもワタシに試練をお与えになるのですね。

もう!

時計を見ると残り数分でタイムリミットを迎える。全てを諦め土手を上がるとちょうど終了を知らせる拡声器のサイレンがなった。

ファー!

ズーボーです。

どうしようもなくズーボーです。

調査終了は14時。実に7時間に及ぶ調査でも釣れなかったのだからもはや諦めるほかあるまい。

漁協の公式FBでの発表によるとこの日は全体で釣果ゼロ。台風の影響だろうか、別の河川でも同じような状況であるようだ。

ただ、近くにいた方が早朝に1匹、終了間際に1匹、バラしているのを見ているので全くいないと言うワケでは無さそうだ。

こればかりは自然が相手なのだから仕方がない。

あぁあでもイクラ食べたかったなぁ〜

閉会式などはなくみな三々五々散り散りに帰って行く。潔い方はもっと早くに帰ったようだ。

河川敷と言う立地や胸ゼッケンを受け取ることもそうだが、なんとなくモトクロスのレースに似た雰囲気でワタシはとても心地が良かった。

鮭釣りの雰囲気もわかり、気持ちはすでに来年の鮭資源有効利用調査に向かっている。

このような貴重な機会を与えてくださったオヤジZさん、漁協の方々、地域のみなさん、本当にありがとうございました!

それから那珂川の神様、来年は根掛かりだけではなく釣果の方もよろしくお願いします!

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/11/nakagawa.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/11/nakagawa-150x150.jpgtsuri-ba釣りTALKスプーン,タコベイト,台風19号,塩サンマ,那珂川,鮭資源有効利用調査,鮭釣りどうもこんにちは!編集長と変換しようとしたら変死長になった変死長のヒビヤビルヂングです。 さて、かねてからワクワクドキドキとしていた鮭資源有効利用調査に行ってきたのでその模様をお伝えしよう。 会場となったのは以前の記事でお伝えしていた茨城県水戸市を流れ、河口部には大洗が位置する那珂川である。 https://tsuri-ba.net/?p=21419 ここに遡上してくる鮭を選ばれし者だけが採捕できると言う貴重な体験だ。 ただ、お伝えしている通り先の台風19号の猛威により壊滅的なダメージを受けた地域である。そのため中止になるとばかり思っていたのだが、開催が決定となった。 https://tsuri-ba.net/?p=21541 迎えた11月3日、鮭資源有効利用調査の日。  調査員として現地集合場所に6時に到着し6時半の受付開始をまだかまだかと待っていた。その前に漁協の方からご挨拶をいただいたのだが、漁協としてもあれだけの災害の後であるため今回の調査を開催すべきか、中止すべきかとギリギリまで悩んだと言う。 しかし、町の復興のためにも皆で盛り上げようではないかと言うことで調査決行となった。 いわば我々は調査員と言う名の娯楽のためであるが、漁協の方や地域の方のご理解と努力により貴重な時間をいただくことができたのだ。 受付を済ませゼッケンを受け取った順番、つまり受付に並んだ順で各々好きなポイントへと散っていく。釣りが許されたエリアは全体で450メートルほど。一日に許可された人数が40人なので平均しても10メートルに1人はアングラーが立つ事になる。そうなると狙えるポイントはほぼ自分の目の前だ。 ポイント選びが確実に釣果に結びついてくる。 移動は可能なのだが、密集具合と鮭の緩やかな移動を考えれば一箇所に陣取るのも悪くはなさそうだ。 人気の上流ポイントからは少し離れた人気の無さそうな下流ポイントへとエントリーすると台風の爪痕はまだまだ残されており足下は非常にドロドログチャグチャで長靴は必須である。 ちょうどその頃今回の鮭作りに誘ってくださった荒川ダンディズムナイトでお馴染み、オヤジZさんが来てくださった。 オヤジZさんがワタシの分も今回の調査に応募してくださったのにワタシだけが当選すると言う申し訳ないような状況のため、何としてでも雌の鮭を最低でも2匹は釣りたいところである。 午前7時。拡声器のサイレン音が調査開始の合図だ。 ファー! 静かな河川敷に鳴り響くサイレン。 みな一斉にルアーをキャスト、あるいは延べ竿を振る。 流れは思いの外速く、大水の影響で水深が大分出ているようだ。 未使用のまだ慣れぬロッドを振り感触を確かめる。 こんなに長くて硬いの初めて♪ 新調したロッドのコンセプトをおさらいするとこのようなものだ。 メジャークラフト SOLPARA SPX-962M 近頃ではシーバス攻略に欠かせないメタルバイブやスピンテールジグとの相性抜群のモデルです。シーバスだけでなくサゴシやハマチなど小〜中型青物狙いにも。 ルアーは下野の桜鱒スプーンに剣屋のタコベイトをトレーラーとし、自作した塩サンマをくっつけている。 https://tsuri-ba.net/?p=21676 今なぜこのようなどうでも良い話を書いたかと言うと、 投げども投げども、手を変え品を変え、できる限りのことを尽くすがアタリのアの字もない。 しかし、終了5分前に奇跡は起きた。 ガチン!とリトリーブが止まる。 根掛かりである。 大いに根掛かりである。 しかも手で取れそうで取れない絶妙な距離。 神様、あなたは荒川だけでなく那珂川でもワタシに試練をお与えになるのですね。 もう! 時計を見ると残り数分でタイムリミットを迎える。全てを諦め土手を上がるとちょうど終了を知らせる拡声器のサイレンがなった。 ファー! ズーボーです。 どうしようもなくズーボーです。 調査終了は14時。実に7時間に及ぶ調査でも釣れなかったのだからもはや諦めるほかあるまい。 漁協の公式FBでの発表によるとこの日は全体で釣果ゼロ。台風の影響だろうか、別の河川でも同じような状況であるようだ。 ただ、近くにいた方が早朝に1匹、終了間際に1匹、バラしているのを見ているので全くいないと言うワケでは無さそうだ。 こればかりは自然が相手なのだから仕方がない。 あぁあでもイクラ食べたかったなぁ〜 閉会式などはなくみな三々五々散り散りに帰って行く。潔い方はもっと早くに帰ったようだ。 河川敷と言う立地や胸ゼッケンを受け取ることもそうだが、なんとなくモトクロスのレースに似た雰囲気でワタシはとても心地が良かった。 鮭釣りの雰囲気もわかり、気持ちはすでに来年の鮭資源有効利用調査に向かっている。 このような貴重な機会を与えてくださったオヤジZさん、漁協の方々、地域のみなさん、本当にありがとうございました! それから那珂川の神様、来年は根掛かりだけではなく釣果の方もよろしくお願いします! それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン