どうもこんにちは!泥だらけのおじさん、ツリーバ編集長の泥谷です。

先日、富士山でLIVE配信中の登山者が滑落し、その滑落する瞬間の映像がニュースを騒がせていた。当事者と思われる遺体も発見されたそうだ。

主な要因としてはやはり軽装であること、つまり装備不足。そして経験不足であることなどが挙げられるのだろう。

挑戦し失敗する事で学ぶこともあるが、命を落としたのでは元も子もない。

彼がなぜ閉山した危険な雪山でLIVE配信をしようとしたのか、真意のほどは定かではないが何か目的があってのことだろう。

もちろん装備なくしてこうした場所に踏み込むことがそもそもの間違いであったことは明確であるが、街を歩いていたって命を落とす時代である。

彼がもし何かを残せたのだとすれば決して賞賛できることではないが、挑戦したと言うその事実だろう。

考え得るだけの装備、対策を講じていなかったのが残念である。

例え装備があっても絶対と言うことは無く、ワタシもヘルメットなど意味がないほどの巨大な落石に遭遇したことがあるが、今こうして記事を書いていられるのはただただ運がよかっただけの話である。

10月30日 19時30分〜21時45分

中潮下げ四分ぐらい

晴れ

ほぼ無風

寒くもなく、暑くもなく丁度よい

 

先日お伝えした通り、先の台風によって河川敷内はドロドログチャグチャでそこに踏み込んでまで釣りをしようとは思わないような状況であったが、あれから2週間が経過しそろそろなんとかなるのではないかと視察を含めての挑戦となった。

まずは秘密の干潟ポイントへと快速シーバス号で向かい、途中からルートを河川敷の奥へと取るが、

ダメだ!進めない!

自転車を押して向かおうと試みるが、

ズブズブズブズブ

ああああぁあぁぁぁあぁぁあ

タイヤはワタシの心よろしく空回り。足は埋まるよ!

これではダメだと今度はドMのMMMポイントへと向かうがこちらも同様である。

日中であればなんのそので進めるとは思うのだが、いかんせん誰もいない真っ暗な河川敷。ファーザーズアングラーに何かあっては子どもたちが大変なことになってしまう。

仕方無くストラクチャーポイントへと向かうとこちらは辛うじて入れたが、周辺はやはり泥だらけだ。

タックルの準備をすると今回も自作ペンシルでトップ狙い、トップ縛りである。

ドMの自作トップ縛り!

ウフン♪

濁りと低くなり始めた水位がワタシの期待感を高めてくれる。

手は震え、動悸が止まらない!

トップで出る時と言うのは一投目で出ることも多く、キャストすればするほどにその期待感は下がる一方である。

予想通り、期待感が下がり始めたころ、

ズパン!

あぁぁだだぁああぁぁあだぁぁあ

しかし投げども投げども反応はそれっきり。

ただの荒川のようだ。

ストラクチャーポイント2へと移動するがこちらも深く堆積した泥に覆われておりヒヤヒヤしながら、一歩ずつ確実に歩みを進めドロドロになりながらポイントへと入るが、ズパン!のひとつもなく静まりかえっている。風が無いのが救いである。

飽きてきた!

ここでひとつみなさんに謝らなくてはならないことがある。

トップ縛りと言いながら、

スーサン使っちゃいました!

結局それでも無反応であったが。

飽きてきた!

帰ってビールが飲みたいなぁ、と思いながらもまずは視察をしようと永久機関ポイントへと大きく移動する。

緊急道路には以前のような土砂もなく綺麗になっているが、一歩奥へと入るとワタシのシティサイクルでは走行困難なほどにグチャグチャであったり、地面がえぐれたりしている。

快速シーバス号を押しながらポイントへと近づき様子を見てみると本当のピンポイントでシーバスらしき捕食行動のモジリが起きている。

これは!

よぉーし♪お父さん今日も頑張っちゃうぞぉ!

自作ペンシルをモジリの先へとキャストし、少し早めのドッグウォークで通過させる。

ツンツンツンツンツンツンツンツン

ズパーン!

あぁぁだだぁああぁぁあだぁぁあ

よぉーし♪

ツンツンツンツンツンツンツンツン

ズパーン!

キタ━(・∀・)━!!!!

ドババババババババババババババ

バルルルルルルルルルル

ふえぇ〜

凄い引きである。

右に左に下へ、そしてエラ洗い

ドババババババババババババババ

足下まで寄せたその時である。

ウフン♪

それまでの煌びやかにさえ感じる心地よい騒々しさは消え静かになる水面。手元からはワタシの力とともに抜けるテンション。

大いなるバラしである。

マジか。。。くそーぅ!

国が国なら大変な大失態だぞ!

もう一度同じラインに自作ペンシルを通すと、

ズパーン!

キタ━(・∀・)━!!!!

ん?軽いぞ?食ってないのか?

聞きながらリトリーブを続けると徐々に重くなる。

ルアーを食ったまま着いてきているようだ。

それっ!

頃合いを見計らってアワセを叩き込む。

ドババババババババババババババ

バルルルルルルルルルル

ふえぇ〜

凄い引きである。

オラぁ、ぜってーにばらさねっぞぉ!

あまりにも引きが強いためドラグを少し弱める。時折ジーっと音を立てながらドラグが出て行く。そしてまた寄せるを繰り返す。

あぁあぁぁぁぁあぁっぁぁあぁあっあぁ

足下の隙間に入ってしまったではないか!

口にはしっかりとルアーがかかっているためリーダーを持って引っ張ると、

プチン!

あぁあぁぁぁぁあぁっぁぁあぁあっあぁ

リーダーとクリップの結び目から切れてしまったではないか!

意を決して気色悪い濁りの荒川に腕を突っ込みシーバスを抱え込み、なんとかかんとか口にフィッシュグリップをかけることができた。

ハッキリ決めたっ♪ハっトヤに決めたっ♪

暗闇でひとり泥だらけビショビショになる43歳。

なんと77センチを越えるデカいシーバス!

ヒャー!オラたまんねっぞぉ♪

恐らく自作ルアー、強いてはトップで釣ったサイズとしては最大ではないだろうか。

過去にソルペンで釣ったのが76.5センチ。それを少し越える太いシーバスだ。

やはりワタシはルアー作りの天才なのかもしれない。

トップ最高♪

ピンポイントで連続2匹、しかも自作トップで食ってきたのだ。これが河口域の運河であれば驚かないのだが、ここは魔の荒川中流域である。

こりゃぁまだまだいけるはず♪

再び同じラインを通すと、

ズパーン!

キタ━(・∀・)━!!!!

ドババババババババババババババ

バルルルルルルルルルル

さらに60UPが連続で2匹も釣れてしまった。

BOSCHさんの口元を真似してみた。

しかも自作ルアーで!しかもトップで!

ヒャー!オラたまんねっぞぉ♪

間違いなくワタシはルアー作りの天才だ。

その後も通す度、食いはしないがしばらく誤爆が続くものの、いつもより長いジアイもいよいよ終わり辺りは静かになってしまった。

ワタシは知っている。それでもトップには出る場合があることを。

釣り人は常に頭を柔軟にしていなくてはチャンスを逃してしまう。そして挑戦する心だ。ただし命に関わらない程度に。

アシや流れ出した木なども一通り下流へと流れ、風もなく、流れは緩まりとても静かだ。もう間もなく干潮を迎えようとしている水面の怪しいところへ向けてフルキャストする。

流れ出たベイトに着いているのが残っているとすれば、そこである。

流れに乗せつつ、水面の流れよりは少し速いスピードでドッグウォークさせる。

ズパーン!

キタ━(・∀・)━!!!!

ドババババババババババババババ

バルルルルルルルルルル

この季節特有の強い引きを楽しみ無事にランディング。

60あるかなイカ銀ピカの綺麗なシーバスさんだ。

その後も少しキャストしてみたが、これ以上の反応はなく本日最後の1匹である。

今回の釣行で驚いたのがどのシーバスもみな魚ではなく多毛類を捕食していたことだ。

もちろん季節に関係なく多毛類はいるのだが、所謂バチ抜けシーズンと言うのは産卵のために多毛類が浮遊し、産卵後に荒食いしたいシーバスとの需要と供給でバランスがとれた時によく釣れるわけだが、この季節に多毛類が浮遊しているのは初めて見た。早くて12月頃が目に付く季節ではないだろうか。

ワタシが想像するに台風の大水で川底がひっくり返され彼らにとって天変地異が起きてしまい不本意ながら出てきてしまったのではないだろうか。

何はともあれ自作ルアー、しかもトップのみでこれだけ釣れたのだから自作ルアーに挑戦した醍醐味を味わえたこれまででも最も満足のゆく釣行であった。

帰宅後の泥落としがめんどくさかったよ♪

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/11/akibachi.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/11/akibachi-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ハンドメイドルアー,バチ抜け,多毛類,秋,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!泥だらけのおじさん、ツリーバ編集長の泥谷です。 先日、富士山でLIVE配信中の登山者が滑落し、その滑落する瞬間の映像がニュースを騒がせていた。当事者と思われる遺体も発見されたそうだ。 主な要因としてはやはり軽装であること、つまり装備不足。そして経験不足であることなどが挙げられるのだろう。 挑戦し失敗する事で学ぶこともあるが、命を落としたのでは元も子もない。 彼がなぜ閉山した危険な雪山でLIVE配信をしようとしたのか、真意のほどは定かではないが何か目的があってのことだろう。 もちろん装備なくしてこうした場所に踏み込むことがそもそもの間違いであったことは明確であるが、街を歩いていたって命を落とす時代である。 彼がもし何かを残せたのだとすれば決して賞賛できることではないが、挑戦したと言うその事実だろう。 考え得るだけの装備、対策を講じていなかったのが残念である。 例え装備があっても絶対と言うことは無く、ワタシもヘルメットなど意味がないほどの巨大な落石に遭遇したことがあるが、今こうして記事を書いていられるのはただただ運がよかっただけの話である。 10月30日 19時30分〜21時45分 中潮下げ四分ぐらい 晴れ ほぼ無風 寒くもなく、暑くもなく丁度よい   先日お伝えした通り、先の台風によって河川敷内はドロドログチャグチャでそこに踏み込んでまで釣りをしようとは思わないような状況であったが、あれから2週間が経過しそろそろなんとかなるのではないかと視察を含めての挑戦となった。 まずは秘密の干潟ポイントへと快速シーバス号で向かい、途中からルートを河川敷の奥へと取るが、 ダメだ!進めない! 自転車を押して向かおうと試みるが、 ズブズブズブズブ ああああぁあぁぁぁあぁぁあ タイヤはワタシの心よろしく空回り。足は埋まるよ! これではダメだと今度はドMのMMMポイントへと向かうがこちらも同様である。 日中であればなんのそので進めるとは思うのだが、いかんせん誰もいない真っ暗な河川敷。ファーザーズアングラーに何かあっては子どもたちが大変なことになってしまう。 仕方無くストラクチャーポイントへと向かうとこちらは辛うじて入れたが、周辺はやはり泥だらけだ。 タックルの準備をすると今回も自作ペンシルでトップ狙い、トップ縛りである。 ドMの自作トップ縛り! ウフン♪ 濁りと低くなり始めた水位がワタシの期待感を高めてくれる。 手は震え、動悸が止まらない! トップで出る時と言うのは一投目で出ることも多く、キャストすればするほどにその期待感は下がる一方である。 予想通り、期待感が下がり始めたころ、 ズパン! あぁぁだだぁああぁぁあだぁぁあ しかし投げども投げども反応はそれっきり。 ただの荒川のようだ。 ストラクチャーポイント2へと移動するがこちらも深く堆積した泥に覆われておりヒヤヒヤしながら、一歩ずつ確実に歩みを進めドロドロになりながらポイントへと入るが、ズパン!のひとつもなく静まりかえっている。風が無いのが救いである。 飽きてきた! ここでひとつみなさんに謝らなくてはならないことがある。 トップ縛りと言いながら、 スーサン使っちゃいました! 結局それでも無反応であったが。 飽きてきた! 帰ってビールが飲みたいなぁ、と思いながらもまずは視察をしようと永久機関ポイントへと大きく移動する。 緊急道路には以前のような土砂もなく綺麗になっているが、一歩奥へと入るとワタシのシティサイクルでは走行困難なほどにグチャグチャであったり、地面がえぐれたりしている。 快速シーバス号を押しながらポイントへと近づき様子を見てみると本当のピンポイントでシーバスらしき捕食行動のモジリが起きている。 これは! よぉーし♪お父さん今日も頑張っちゃうぞぉ! 自作ペンシルをモジリの先へとキャストし、少し早めのドッグウォークで通過させる。 ツンツンツンツンツンツンツンツン ズパーン! あぁぁだだぁああぁぁあだぁぁあ よぉーし♪ ツンツンツンツンツンツンツンツン ズパーン! キタ━(・∀・)━!!!! ドババババババババババババババ バルルルルルルルルルル ふえぇ〜 凄い引きである。 右に左に下へ、そしてエラ洗い ドババババババババババババババ 足下まで寄せたその時である。 ウフン♪ それまでの煌びやかにさえ感じる心地よい騒々しさは消え静かになる水面。手元からはワタシの力とともに抜けるテンション。 大いなるバラしである。 マジか。。。くそーぅ! 国が国なら大変な大失態だぞ! もう一度同じラインに自作ペンシルを通すと、 ズパーン! キタ━(・∀・)━!!!! ん?軽いぞ?食ってないのか? 聞きながらリトリーブを続けると徐々に重くなる。 ルアーを食ったまま着いてきているようだ。 それっ! 頃合いを見計らってアワセを叩き込む。 ドババババババババババババババ バルルルルルルルルルル ふえぇ〜 凄い引きである。 オラぁ、ぜってーにばらさねっぞぉ! あまりにも引きが強いためドラグを少し弱める。時折ジーっと音を立てながらドラグが出て行く。そしてまた寄せるを繰り返す。 あぁあぁぁぁぁあぁっぁぁあぁあっあぁ 足下の隙間に入ってしまったではないか! 口にはしっかりとルアーがかかっているためリーダーを持って引っ張ると、 プチン! あぁあぁぁぁぁあぁっぁぁあぁあっあぁ リーダーとクリップの結び目から切れてしまったではないか! 意を決して気色悪い濁りの荒川に腕を突っ込みシーバスを抱え込み、なんとかかんとか口にフィッシュグリップをかけることができた。 ハッキリ決めたっ♪ハっトヤに決めたっ♪ 暗闇でひとり泥だらけビショビショになる43歳。 なんと77センチを越えるデカいシーバス! ヒャー!オラたまんねっぞぉ♪ 恐らく自作ルアー、強いてはトップで釣ったサイズとしては最大ではないだろうか。 過去にソルペンで釣ったのが76.5センチ。それを少し越える太いシーバスだ。 やはりワタシはルアー作りの天才なのかもしれない。 トップ最高♪ ピンポイントで連続2匹、しかも自作トップで食ってきたのだ。これが河口域の運河であれば驚かないのだが、ここは魔の荒川中流域である。 こりゃぁまだまだいけるはず♪ 再び同じラインを通すと、 ズパーン! キタ━(・∀・)━!!!! ドババババババババババババババ バルルルルルルルルルル さらに60UPが連続で2匹も釣れてしまった。 BOSCHさんの口元を真似してみた。 しかも自作ルアーで!しかもトップで! ヒャー!オラたまんねっぞぉ♪ 間違いなくワタシはルアー作りの天才だ。 その後も通す度、食いはしないがしばらく誤爆が続くものの、いつもより長いジアイもいよいよ終わり辺りは静かになってしまった。 ワタシは知っている。それでもトップには出る場合があることを。 釣り人は常に頭を柔軟にしていなくてはチャンスを逃してしまう。そして挑戦する心だ。ただし命に関わらない程度に。 アシや流れ出した木なども一通り下流へと流れ、風もなく、流れは緩まりとても静かだ。もう間もなく干潮を迎えようとしている水面の怪しいところへ向けてフルキャストする。 流れ出たベイトに着いているのが残っているとすれば、そこである。 流れに乗せつつ、水面の流れよりは少し速いスピードでドッグウォークさせる。 ズパーン! キタ━(・∀・)━!!!! ドババババババババババババババ バルルルルルルルルルル この季節特有の強い引きを楽しみ無事にランディング。 60あるかなイカ銀ピカの綺麗なシーバスさんだ。 その後も少しキャストしてみたが、これ以上の反応はなく本日最後の1匹である。 今回の釣行で驚いたのがどのシーバスもみな魚ではなく多毛類を捕食していたことだ。 もちろん季節に関係なく多毛類はいるのだが、所謂バチ抜けシーズンと言うのは産卵のために多毛類が浮遊し、産卵後に荒食いしたいシーバスとの需要と供給でバランスがとれた時によく釣れるわけだが、この季節に多毛類が浮遊しているのは初めて見た。早くて12月頃が目に付く季節ではないだろうか。 ワタシが想像するに台風の大水で川底がひっくり返され彼らにとって天変地異が起きてしまい不本意ながら出てきてしまったのではないだろうか。 何はともあれ自作ルアー、しかもトップのみでこれだけ釣れたのだから自作ルアーに挑戦した醍醐味を味わえたこれまででも最も満足のゆく釣行であった。 帰宅後の泥落としがめんどくさかったよ♪ それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン