こんにちは!ツリーバライターのイシザキです!

122日、東京都心に4年ぶりの大雪警報発令。

積雪は20cmを超え・・・・なにより

バックラッシュする交通ライン。

1630に渋谷駅の改札に入り、乗車できたのは17時過ぎ。普段30分の乗車時間は倍の1時間、それでもまだマシな方だったようで、この後は改札に入れないほどに混雑したらしい・・・。歩道から車道の方へ目を向けると、タイヤだけ回って一向に進まないトラックが渋滞を引き起こしている。

・・・東京弱っ

この程度の積雪でこの混乱ぶりとは・・・雪が降る地域の出身者としてはちょっと衝撃なのだが、人口が人口故だろう。仕方ないのかもしれない。

だが今回の大雪で気づいた事はこれだけではない。

街を歩く人々の脆弱性である。

足元弱っ!甘い、甘いよ!

おしゃれなブーツにスニーカー。しかし、雪道を歩く時の最大のストレスは、靴のビッチョビチョ化なのである。固形なので雨の時より濡れないような気がするが、積もるとビチョビチョ化の確率は雨の日の比ではないのだ。だが、我々が趣味とするのは水辺を歩き回るフィッシング・・・足元の防水力に長けた種族だ。

完全防水&防寒、釣り用長靴。

整備された道に慣れている都会人たちは、長靴すら持っていないということも多い。我々と違い、必要性が無いという理由もあるだろう。だが思うに、本来靴に求めるファッション性と長靴の機能性が両立しにくい、という理由も強いのではないか・・・確かに、昔は釣り以外で長靴で出かけるというのは少し抵抗があった。懐かしき学生時代、見た目を気にするイモ少年は靴を濡らしながら雪道を歩いたものだ。しかし、

おっさんは見た目など気にしない。

朝の出発時になんの迷いもなく装着。まぁ、最近はオシャレな長靴もいっぱいありますからね。この長靴も別にダサいとは思ってないんですけど・・・というか、大雪でもなんでもないテカテカ照りの快晴でも、長竿抱えて長靴で電車で乗り込む都内の電車釣行。もっと言えば、ヘッドライトを光らせながら東京モノレールに乗車していた絶望を思えばね・・・

ダサいどころか・・・俺、輝いてね?

靴が濡れる恐怖に怯えながら歩く人々と違い、足元を完全に防備して悠々と渋谷を闊歩する長靴男。ダサいどころか俺、輝いてね?途中つるんと滑ってギャル達に笑われましたけどね(ー ー;

ウェーダーを履けばさらに輝けるか・・・?

・・・

2時間かけて帰宅。

東京での積雪は珍しいということで、同居人らと外で雪見でもしようということに。

・・・・

なんかウズウズするね。

・・・・

やってしまった。

雪だるまを作るおっさん達。しかもその後に雪合戦が勃発。
ここ10年位で雪だるまを作った記憶はない。なぜなら雪だるま作りというのは、およそ子供が行うべき遊びであり、そこそこ育った大人は可愛い子供達が作る雪だるまを見て楽しむ、というのが一番しっくりする画なのだ。雪合戦も子供を交えた爽やかなスポーツとして楽しむものであり、おっさん縛りのガチの雪合戦というのは・・・見るに耐えないであろう。

だが・・・

おっさんが雪だるま作って何が悪い?おっさん達で雪合戦して何が悪い?

いいなぁ、その長靴!

あまりにチートな足元を羨む他のおっさん達。輝いとるわ・・・ビジネスシューズやスニーカーで戦に臨む他のおっさんに比べるとアジリティが段違い。瞬発力のあるコーナリングに力強い投球。輝いとるわ・・・

よちよち歩きのクセにステンステン転ぶ敵に対してフクラハギまでガードされ、完全防止&防寒仕様の釣り用長靴を装備した僕の戦闘能力は群を抜いていた。だが、調子にのって白銀世界を遊びまわっていると、

出たよ・・・おまわり。

あ?おっさんが雪だるま作って悪いんか!?雪がっせんしちゃ悪いんか?!あ?!

と逆ギレしてもいいが、ここは公共の道路。周辺に住む子供達なら「ここで遊んじゃダメだよ」と暖かい助言で済むのだろうが、公共の道路で雪合戦をするという禁忌を犯したオッサン四人にはおそらく厳重注意が飛ぶであろう。

パトカーの到来を察知したおっさん達はフィールドから撤収、歩道に整列してお沙汰を待つ。すると、

ニコッ・・・・

優しい笑顔を振りまいて通り過ぎる警官達。

・・・・神対応すぎる。暗がりでおっさん達を近所の子供達と見間違えたのか、まさかのお咎めなしで笑顔の神対応。都会の公権力はクールでシビアなイメージだったが、なかなか慈悲深い。人の温かさを知ったおっさん達であったが、10分程度で体が冷え切り、屋内へ撤収した。

翌日。

無残に踏み潰される雪だるま。

諸行無常である。

No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/01/IMG_5408.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/01/IMG_5408-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKこんにちは!ツリーバライターのイシザキです! 1月22日、東京都心に4年ぶりの大雪警報発令。 積雪は20cmを超え・・・・なにより バックラッシュする交通ライン。 16:30に渋谷駅の改札に入り、乗車できたのは17時過ぎ。普段30分の乗車時間は倍の1時間、それでもまだマシな方だったようで、この後は改札に入れないほどに混雑したらしい・・・。歩道から車道の方へ目を向けると、タイヤだけ回って一向に進まないトラックが渋滞を引き起こしている。 ・・・東京弱っ この程度の積雪でこの混乱ぶりとは・・・雪が降る地域の出身者としてはちょっと衝撃なのだが、人口が人口故だろう。仕方ないのかもしれない。 だが今回の大雪で気づいた事はこれだけではない。 街を歩く人々の脆弱性である。 足元弱っ!甘い、甘いよ! おしゃれなブーツにスニーカー。しかし、雪道を歩く時の最大のストレスは、靴のビッチョビチョ化なのである。固形なので雨の時より濡れないような気がするが、積もるとビチョビチョ化の確率は雨の日の比ではないのだ。だが、我々が趣味とするのは水辺を歩き回るフィッシング・・・足元の防水力に長けた種族だ。 完全防水&防寒、釣り用長靴。 整備された道に慣れている都会人たちは、長靴すら持っていないということも多い。我々と違い、必要性が無いという理由もあるだろう。だが思うに、本来靴に求めるファッション性と長靴の機能性が両立しにくい、という理由も強いのではないか・・・確かに、昔は釣り以外で長靴で出かけるというのは少し抵抗があった。懐かしき学生時代、見た目を気にするイモ少年は靴を濡らしながら雪道を歩いたものだ。しかし、 おっさんは見た目など気にしない。 朝の出発時になんの迷いもなく装着。まぁ、最近はオシャレな長靴もいっぱいありますからね。この長靴も別にダサいとは思ってないんですけど・・・というか、大雪でもなんでもないテカテカ照りの快晴でも、長竿抱えて長靴で電車で乗り込む都内の電車釣行。もっと言えば、ヘッドライトを光らせながら東京モノレールに乗車していた絶望を思えばね・・・ ダサいどころか・・・俺、輝いてね? 靴が濡れる恐怖に怯えながら歩く人々と違い、足元を完全に防備して悠々と渋谷を闊歩する長靴男。ダサいどころか俺、輝いてね?途中つるんと滑ってギャル達に笑われましたけどね(ー ー; ウェーダーを履けばさらに輝けるか・・・? ・・・ 2時間かけて帰宅。 東京での積雪は珍しいということで、同居人らと外で雪見でもしようということに。 ・・・・ なんかウズウズするね。 ・・・・ やってしまった。 雪だるまを作るおっさん達。しかもその後に雪合戦が勃発。 ここ10年位で雪だるまを作った記憶はない。なぜなら雪だるま作りというのは、およそ子供が行うべき遊びであり、そこそこ育った大人は可愛い子供達が作る雪だるまを見て楽しむ、というのが一番しっくりする画なのだ。雪合戦も子供を交えた爽やかなスポーツとして楽しむものであり、おっさん縛りのガチの雪合戦というのは・・・見るに耐えないであろう。 だが・・・ おっさんが雪だるま作って何が悪い?おっさん達で雪合戦して何が悪い? いいなぁ、その長靴! あまりにチートな足元を羨む他のおっさん達。輝いとるわ・・・ビジネスシューズやスニーカーで戦に臨む他のおっさんに比べるとアジリティが段違い。瞬発力のあるコーナリングに力強い投球。輝いとるわ・・・ よちよち歩きのクセにステンステン転ぶ敵に対してフクラハギまでガードされ、完全防止&防寒仕様の釣り用長靴を装備した僕の戦闘能力は群を抜いていた。だが、調子にのって白銀世界を遊びまわっていると、 出たよ・・・おまわり。 あ?おっさんが雪だるま作って悪いんか!?雪がっせんしちゃ悪いんか?!あ?! と逆ギレしてもいいが、ここは公共の道路。周辺に住む子供達なら「ここで遊んじゃダメだよ」と暖かい助言で済むのだろうが、公共の道路で雪合戦をするという禁忌を犯したオッサン四人にはおそらく厳重注意が飛ぶであろう。 パトカーの到来を察知したおっさん達はフィールドから撤収、歩道に整列してお沙汰を待つ。すると、 ニコッ・・・・ 優しい笑顔を振りまいて通り過ぎる警官達。 ・・・・神対応すぎる。暗がりでおっさん達を近所の子供達と見間違えたのか、まさかのお咎めなしで笑顔の神対応。都会の公権力はクールでシビアなイメージだったが、なかなか慈悲深い。人の温かさを知ったおっさん達であったが、10分程度で体が冷え切り、屋内へ撤収した。 翌日。 無残に踏み潰される雪だるま。 諸行無常である。 No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン