どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

2017年、いまだファーストフィッシュに出会えておらず、すっかり忘れてしまっていたが、2016年の振り返りをしてみようと思う。

ところどころで語ってきたのでご存じの方も多いかもしれないが、まず大前提として2016年は年明け一発目から近年まれに見る奇跡的なスタートとなった。

ホームエリア基準ではあるが、どこのポイントでも昼だろうが夜だろうが、良型シーバスが釣れたのだ。

前々年の2015年1月から3月までの悲惨な修行的釣果からすればこれはもうパラダイスだ。シーバス天国だ。

過去にそこまでのパラダイスっぷりはなかったように思う。ワタシがいまのホームでシーバスをやり始めた10年ぐらい前から見ても奇跡的なパラダイススタートとなったことは間違いないはずだ。

それもあると思うのだが、バチ抜けシーズンともなるとこれまでほとんどアングラーと出会う事のなかったホームにアングラーが増えたような気がした。

どこでも釣れるとは言え、やはり長年通ったお気に入りのポイントと言うのがワタシにもあるのだが、先行者がいてほとんど入れない日が続き、遠くから眺めてモンモンとしていても埒があかないので、昔入ったポイントへ行ってみると、誰もいない上に自作シンペンで良型連発!なんて事もあった。

元々開拓好きではあるが、開拓は大切なメソッドの一つ、釣りとセットであると改めて気づかされた。

ただそれも3月に入りバチ抜けが目に見えてわからなくなってくると、めっきり釣れなくなってしまい、自作ルアーへの情熱も少し温度が下がってしまった。

実はバチ抜けシーズンの良型はほぼ全て自作ルアーでの釣果だ。それすらも温度が下がったのだから相当釣れなかったことがわかる。

2016年はここからが地獄の始まりで、まったく釣れない日が続き、ようやく厚手の上着がいらなくなった頃に連発する事はあったが、サイズは今一つ。

これが正常なホームエリアなのだが、それまでがあまりにも良すぎたのですっかり天狗状態になり、奇跡が普通になってしまっていた。

夢にあふれた子どもが突然大人になり、いろんな大切な思いを忘れ、手段が目的になってしまった映画「ビッグ」のトム・ハンクスとその友達のような心境だ。

4月頃からは大好きトップウォーターの実験も始めたのだが、ボチョっと静かな反応があったりはするのだが、それもやはり稀でサイズも小さく、なかなか思うようにはいかない日々が続く。

しばらくそんな状態が続き、諦めずにトップウォーターを使った釣りを展開していると、初夏に入ってようやくトップウォーターで60センチジャストが出た。しかし直後から猛暑が始まり、また地獄の始まりとなったのだ。

これはもう秋まで無理ですね!

と言う諦めの心境であった。

9月に入っても今一つな状況は続き、10月になってようやくサイズは今一つながら大好きなトップウォーターやデイゲームで出るようになった。が、そう思ったのもつかの間、11月に入って短い秋から一気に冬になってしまい、シーバス終了の足音が近づいてきた。

それでも11月終わりまではトップで反応することもあり、単発ではあるが61センチも釣れたのだが、正常な状態になった荒川は12月に入ってからは全く釣れなくなってしまった。居残りシーバスがいないわけではないのだが、やはり渋い事には変わりはない。

そして、2016年最後の釣行でバクリーフィッシュと言う最終兵器を使い重いけど元気のない良型をかけるが、バラしてしまうと言う取り返しのつかない失敗をしてしまった。これがどこかの悪い国で大切な戦略であったならば、死刑間違いなしだ。

と言うわけで、駆け足で振り返った2016年はバチ抜けまで奇跡的最高シーズンであったが、それ以降は正常かそれ以下であった、と言うのがワタシの印象だ。

時折爆発もあったようだが、丸大ハンバーグ風に言うと、

爆発しなくてもいい、コンスタントに釣れてくれ!

2017年がそんな年になってくれる事を願うばかりである。それと、頑なに使わなかったワームも今年は積極的に取り入れて行こうと考えている。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/03/IMG_0647.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/03/IMG_0647-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2016,ジーバス,振り返り,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 2017年、いまだファーストフィッシュに出会えておらず、すっかり忘れてしまっていたが、2016年の振り返りをしてみようと思う。 ところどころで語ってきたのでご存じの方も多いかもしれないが、まず大前提として2016年は年明け一発目から近年まれに見る奇跡的なスタートとなった。 ホームエリア基準ではあるが、どこのポイントでも昼だろうが夜だろうが、良型シーバスが釣れたのだ。 前々年の2015年1月から3月までの悲惨な修行的釣果からすればこれはもうパラダイスだ。シーバス天国だ。 過去にそこまでのパラダイスっぷりはなかったように思う。ワタシがいまのホームでシーバスをやり始めた10年ぐらい前から見ても奇跡的なパラダイススタートとなったことは間違いないはずだ。 それもあると思うのだが、バチ抜けシーズンともなるとこれまでほとんどアングラーと出会う事のなかったホームにアングラーが増えたような気がした。 どこでも釣れるとは言え、やはり長年通ったお気に入りのポイントと言うのがワタシにもあるのだが、先行者がいてほとんど入れない日が続き、遠くから眺めてモンモンとしていても埒があかないので、昔入ったポイントへ行ってみると、誰もいない上に自作シンペンで良型連発!なんて事もあった。 元々開拓好きではあるが、開拓は大切なメソッドの一つ、釣りとセットであると改めて気づかされた。 ただそれも3月に入りバチ抜けが目に見えてわからなくなってくると、めっきり釣れなくなってしまい、自作ルアーへの情熱も少し温度が下がってしまった。 実はバチ抜けシーズンの良型はほぼ全て自作ルアーでの釣果だ。それすらも温度が下がったのだから相当釣れなかったことがわかる。 2016年はここからが地獄の始まりで、まったく釣れない日が続き、ようやく厚手の上着がいらなくなった頃に連発する事はあったが、サイズは今一つ。 これが正常なホームエリアなのだが、それまでがあまりにも良すぎたのですっかり天狗状態になり、奇跡が普通になってしまっていた。 夢にあふれた子どもが突然大人になり、いろんな大切な思いを忘れ、手段が目的になってしまった映画「ビッグ」のトム・ハンクスとその友達のような心境だ。 4月頃からは大好きトップウォーターの実験も始めたのだが、ボチョっと静かな反応があったりはするのだが、それもやはり稀でサイズも小さく、なかなか思うようにはいかない日々が続く。 しばらくそんな状態が続き、諦めずにトップウォーターを使った釣りを展開していると、初夏に入ってようやくトップウォーターで60センチジャストが出た。しかし直後から猛暑が始まり、また地獄の始まりとなったのだ。 これはもう秋まで無理ですね! と言う諦めの心境であった。 9月に入っても今一つな状況は続き、10月になってようやくサイズは今一つながら大好きなトップウォーターやデイゲームで出るようになった。が、そう思ったのもつかの間、11月に入って短い秋から一気に冬になってしまい、シーバス終了の足音が近づいてきた。 それでも11月終わりまではトップで反応することもあり、単発ではあるが61センチも釣れたのだが、正常な状態になった荒川は12月に入ってからは全く釣れなくなってしまった。居残りシーバスがいないわけではないのだが、やはり渋い事には変わりはない。 そして、2016年最後の釣行でバクリーフィッシュと言う最終兵器を使い重いけど元気のない良型をかけるが、バラしてしまうと言う取り返しのつかない失敗をしてしまった。これがどこかの悪い国で大切な戦略であったならば、死刑間違いなしだ。 と言うわけで、駆け足で振り返った2016年はバチ抜けまで奇跡的最高シーズンであったが、それ以降は正常かそれ以下であった、と言うのがワタシの印象だ。 時折爆発もあったようだが、丸大ハンバーグ風に言うと、 爆発しなくてもいい、コンスタントに釣れてくれ! 2017年がそんな年になってくれる事を願うばかりである。それと、頑なに使わなかったワームも今年は積極的に取り入れて行こうと考えている。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン