【荒川シーバス2016】自作トッププラグにも、ズッパンズッパン!肘まで荒川に浸かる40歳降臨。
どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
先日の3連休あたりから急激に気候が秋らしくなり、爆発力は無いながらもなんとなく秋らしい荒川になってきたような気がしている。
それと同時に夜の冷え込みのせいか、くしゃみ鼻水、目のかゆみがひどく、アイボンで目を洗浄しないととても辛い。逆に洗浄すれば不思議なほどに楽になる。もともとアレルギー性鼻炎持ちで数年前から花粉の季節に目がかゆくなるようになってきたので、秋の花粉症なのかもしれない。
ワタシの目がかゆかろうが問答無用で世の中は動き、ここぞとばかりに時間は無情にも過ぎていく。
先月末に禁漁期間へと突入したばかりの桧枝岐村も、あと一ヶ月もしないうちに雪が降り出すだろう。
そして荒川もハイーシズンが過ぎれば、間も無く冬の趣となってくる。
なんとか今のうちに自作トップウォータープラグでシーバスを釣りたい。
その思いだけで今回もいつものように荒川へと向かった。
10月12日 19時30分〜22時
中潮下げ止まり寸前。かと思いきやガンガン下げている。
晴れ、微風。少し肌寒い。
ここのところ夕まずめで調子の良いMMMポイントに迷うことなくエントリーし、これまでトップで全く反応しなかったことからソルトバイブでまずは探ろうかと思ったのだが、川の様子を見ると、ベイトが騒ぎすぎていない、どうもトップで出そうな気がする。気がしてならい。
手に取ったソルトバイブをしまい、TDソルトペンシルを付けて一投目、ダウンでゆっくり、スー、スー、スーっとルアーを通して来る。
もうすぐ目の前。来るか?来るか?来るのか?
ズッパーン!
バルルルルルルルルル!
キター!
よくある水柱どころではない。まるでイルカやシャチのように全身が水面から高く出るほどジャンプした。もちろんルアーを食っている。
シルエットを見る限り50〜60センチと言ったところだろうか。強烈にいい引きをしている。
ルアーを水中で後ろから食った時とは違い下から食い上がって頭から着水するその勢いでシーバスが向こうを向き、横に向かって走り出す。
これをやるとき必ずシーバスはルアーを外そうとボトムに顔を擦り付けるのだ。
ここは超ドシャローの足元。グリグリとボトムに擦り付けているのがわかる。
まずいまずいまずい!
と思うが早いか、突然ラインがロックされた。
もちろんシーバスは逃げてしまい、途方に暮れる前に状況を確認すると何かにルアーが引っかかっている。
こんな干潟に一体何があると言うのか。
すぐ手前だがレスキューロボを使ってみると、なんとイカリ印のナイロン糸、太さ中が切れてしまった。
タモを突っ込んでも一向にはずれる気配がない。
仕方なく長靴で入れるとこまで入り、イヤイヤ荒川に手を肘まで突っ込む40歳の男。ルアーの頭をつかむのがやっとだ。
ライトを照らしてよく見ると、荒川名産の石のつまったネットがあり、そこに二つのフックがひっかかっているようだ。
地上でもこれを外すのはやっかいなのに、水中、しかも肘まで浸かってもろくに届かないのだから、なおさらやっかいだ。
ペンチでアイを掴み、強引に引っ張るとスプリットリングを伸ばし、フックを残してなんとかルアーを救出することができた。
場を荒らしてしまったので、一旦ソルトバイブに変えて遠目を狙うとガツ!
また根掛かりである。
一体何があると言うのだ!
これまでソルトバイブで一度も根がかった事ないのに!
しかも、遠い。諦めようかとも思ったがレスキューロボでガサガサゴツゴツとやるが爪に引っかからないので、もう諦めようとロボを回収し、念のためロッドを煽ると簡単に外れた。ロボがゴツゴツとやって根掛かりが緩んだのだろう。
二度のレスキューロボ出動。
頭を掻き毟りたくなるほどにイライラする無駄な時間である。
ルアーをポッキー120に変え、ゆっくりと通すが反応がない。
目の前まで来たところで激しいドッグウォークをさせてやると、
スパーン!
キター!
さっきの無駄な時間がショックで採寸する気になれず、すぐにリリースしたが、ギリギリ抜き上げられたので、40あるか、なイカだろう。
これだけトップに反応があれば自作でもいけるはずである。
次は自作のペンシルポッパーをチョコチョコと小さくドッグウォークさせながら通してくると、
パッ!
と小さい水柱が二度ほどあがり、一度はアタリを感じる事ができた。自作トップに反応した事がとても嬉しい。今回が初めてだ。
それっきり反応がなくなったので、ストラクチャーポイントに立ち寄りつつ、スーパーボイルポイントへと移動するが、どこもかしこも反応は無い。
しかし、ここの秘密の干潟ポイントは水位が低い時にだけランガンできる秘密のポイントがあり、今回はそこがキモだと予測し、フックのなくなってしまったTDソルトペンシルにポッキーからフックを移植、キワッキワをゆっくりと通す。
ベイトはたくさんいるのだが、目に見えてワシャワシャやっているわけではない。しかしこういう時こそトップで狙うべき状況なのだ。
ゆっくり、ゆっくり。スー、スー、一瞬だけストップ、その瞬間、
ズッパーン!
ズバババババババババババ!
キター!
何回も繰り返すエラ洗い、きつめに締めたドラグを緩めたり、ベールを開けてラインを出したりしながら今回は綺麗にタモでキャッチだ。
ゴロタの上でグニャグニャしてしまっているが、60ジャストぐらい。
ルアーを外そうとして、あることに気がついた。
TDソルトペンシルの尻尾とフックが無い!
大破しているではないか!
さっきの根掛かりで強引に引っ張ったのが間違いなく原因である。
それにしても、折れた破片はどこへ行ったのか。まさか!
シーバスの口を覗くと、奥の方にある。。。これはまずい。。。早くリリースしなくてはならない。急がなくては、
一刻を争う一大事である。
ペンチでは届かない!
そこで、エラ蓋を広げてエラの隙間から無事に摘出完了。この方法は日頃魚を捌くことがある人でないとなかなか気づかないことかもしれない。
トップだと外掛かりすることも多いのだが、どうやら一度丸飲みしたようだ。
それにしてもトップの釣りは刺激的である。一年で一番パワフルな季節でもあり、コイと間違えてしまうような冬の重いだけのシーバスとは別物のようだ。
続けて下流へ向けてランガンしていくが、反応はなく、帰りがてらに心霊開墾ポイントにたちより自作トップを通すと、
スパーン!
キター!
小さめの水柱であったが、なかなかいい引きをしている。が、すぐにバレてしまった。
やはり最近は干潟エリアに止まっているようだ。
まだまだあちこちと探りたいところだが、タイムリミットとなりこれを最後に納竿とすることにした。
それでは次回もトップでズッパーン!No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=1788https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/10/IMG_1741.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/10/IMG_1741-150x150.jpg荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップゥーター,ルアー,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 先日の3連休あたりから急激に気候が秋らしくなり、爆発力は無いながらもなんとなく秋らしい荒川になってきたような気がしている。 それと同時に夜の冷え込みのせいか、くしゃみ鼻水、目のかゆみがひどく、アイボンで目を洗浄しないととても辛い。逆に洗浄すれば不思議なほどに楽になる。もともとアレルギー性鼻炎持ちで数年前から花粉の季節に目がかゆくなるようになってきたので、秋の花粉症なのかもしれない。 ワタシの目がかゆかろうが問答無用で世の中は動き、ここぞとばかりに時間は無情にも過ぎていく。 先月末に禁漁期間へと突入したばかりの桧枝岐村も、あと一ヶ月もしないうちに雪が降り出すだろう。 そして荒川もハイーシズンが過ぎれば、間も無く冬の趣となってくる。 なんとか今のうちに自作トップウォータープラグでシーバスを釣りたい。 その思いだけで今回もいつものように荒川へと向かった。 10月12日 19時30分〜22時 中潮下げ止まり寸前。かと思いきやガンガン下げている。 晴れ、微風。少し肌寒い。 ここのところ夕まずめで調子の良いMMMポイントに迷うことなくエントリーし、これまでトップで全く反応しなかったことからソルトバイブでまずは探ろうかと思ったのだが、川の様子を見ると、ベイトが騒ぎすぎていない、どうもトップで出そうな気がする。気がしてならい。 手に取ったソルトバイブをしまい、TDソルトペンシルを付けて一投目、ダウンでゆっくり、スー、スー、スーっとルアーを通して来る。 もうすぐ目の前。来るか?来るか?来るのか? ズッパーン! バルルルルルルルルル! キター! よくある水柱どころではない。まるでイルカやシャチのように全身が水面から高く出るほどジャンプした。もちろんルアーを食っている。 シルエットを見る限り50〜60センチと言ったところだろうか。強烈にいい引きをしている。 ルアーを水中で後ろから食った時とは違い下から食い上がって頭から着水するその勢いでシーバスが向こうを向き、横に向かって走り出す。 これをやるとき必ずシーバスはルアーを外そうとボトムに顔を擦り付けるのだ。 ここは超ドシャローの足元。グリグリとボトムに擦り付けているのがわかる。 まずいまずいまずい! と思うが早いか、突然ラインがロックされた。 もちろんシーバスは逃げてしまい、途方に暮れる前に状況を確認すると何かにルアーが引っかかっている。 こんな干潟に一体何があると言うのか。 すぐ手前だがレスキューロボを使ってみると、なんとイカリ印のナイロン糸、太さ中が切れてしまった。 タモを突っ込んでも一向にはずれる気配がない。 仕方なく長靴で入れるとこまで入り、イヤイヤ荒川に手を肘まで突っ込む40歳の男。ルアーの頭をつかむのがやっとだ。 ライトを照らしてよく見ると、荒川名産の石のつまったネットがあり、そこに二つのフックがひっかかっているようだ。 地上でもこれを外すのはやっかいなのに、水中、しかも肘まで浸かってもろくに届かないのだから、なおさらやっかいだ。 ペンチでアイを掴み、強引に引っ張るとスプリットリングを伸ばし、フックを残してなんとかルアーを救出することができた。 場を荒らしてしまったので、一旦ソルトバイブに変えて遠目を狙うとガツ! また根掛かりである。 一体何があると言うのだ! これまでソルトバイブで一度も根がかった事ないのに! しかも、遠い。諦めようかとも思ったがレスキューロボでガサガサゴツゴツとやるが爪に引っかからないので、もう諦めようとロボを回収し、念のためロッドを煽ると簡単に外れた。ロボがゴツゴツとやって根掛かりが緩んだのだろう。 二度のレスキューロボ出動。 頭を掻き毟りたくなるほどにイライラする無駄な時間である。 ルアーをポッキー120に変え、ゆっくりと通すが反応がない。 目の前まで来たところで激しいドッグウォークをさせてやると、 スパーン! キター! さっきの無駄な時間がショックで採寸する気になれず、すぐにリリースしたが、ギリギリ抜き上げられたので、40あるか、なイカだろう。 これだけトップに反応があれば自作でもいけるはずである。 次は自作のペンシルポッパーをチョコチョコと小さくドッグウォークさせながら通してくると、 パッ! と小さい水柱が二度ほどあがり、一度はアタリを感じる事ができた。自作トップに反応した事がとても嬉しい。今回が初めてだ。 それっきり反応がなくなったので、ストラクチャーポイントに立ち寄りつつ、スーパーボイルポイントへと移動するが、どこもかしこも反応は無い。 しかし、ここの秘密の干潟ポイントは水位が低い時にだけランガンできる秘密のポイントがあり、今回はそこがキモだと予測し、フックのなくなってしまったTDソルトペンシルにポッキーからフックを移植、キワッキワをゆっくりと通す。 ベイトはたくさんいるのだが、目に見えてワシャワシャやっているわけではない。しかしこういう時こそトップで狙うべき状況なのだ。 ゆっくり、ゆっくり。スー、スー、一瞬だけストップ、その瞬間、 ズッパーン! ズバババババババババババ! キター! 何回も繰り返すエラ洗い、きつめに締めたドラグを緩めたり、ベールを開けてラインを出したりしながら今回は綺麗にタモでキャッチだ。 ゴロタの上でグニャグニャしてしまっているが、60ジャストぐらい。 ルアーを外そうとして、あることに気がついた。 TDソルトペンシルの尻尾とフックが無い! 大破しているではないか! さっきの根掛かりで強引に引っ張ったのが間違いなく原因である。 それにしても、折れた破片はどこへ行ったのか。まさか! シーバスの口を覗くと、奥の方にある。。。これはまずい。。。早くリリースしなくてはならない。急がなくては、 一刻を争う一大事である。 ペンチでは届かない! そこで、エラ蓋を広げてエラの隙間から無事に摘出完了。この方法は日頃魚を捌くことがある人でないとなかなか気づかないことかもしれない。 トップだと外掛かりすることも多いのだが、どうやら一度丸飲みしたようだ。 それにしてもトップの釣りは刺激的である。一年で一番パワフルな季節でもあり、コイと間違えてしまうような冬の重いだけのシーバスとは別物のようだ。 続けて下流へ向けてランガンしていくが、反応はなく、帰りがてらに心霊開墾ポイントにたちより自作トップを通すと、 スパーン! キター! 小さめの水柱であったが、なかなかいい引きをしている。が、すぐにバレてしまった。 やはり最近は干潟エリアに止まっているようだ。 まだまだあちこちと探りたいところだが、タイムリミットとなりこれを最後に納竿とすることにした。 それでは次回もトップでズッパーン!No Tsuri-ba! No Life!tsuri-ba日比谷 泰宏info@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
コメントを残す