どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

ここ最近ちょっと気になっているのが、最近疲れ気味のワタシのココロと同じように水温が低く、例年に比べると冷たく感じる事だ。

一昨年の今時季はそれなりに釣れていて、ある日複数のシーバスをかけた事があった。ただ一匹はランディング時にポチャンと水に落ちてしまい、気絶しているうちになんとかつかみ上げようと川に入り手を水に突っ込むと気持ち悪いぐらいに水が生暖かったのだ。

サイズもそれなりにあり、頭がストラクチャーの下に入ってしまっていたのでフィッシュグリップも届かず、尻尾を掴むもヌルッヌルッして掴むに掴めないでいるうちに意識を取り戻し逃げて行ってしまった。

去年も水温がなかなか上がらず、この時季の釣果はイマイチだった事を考えると、やはりこの不調は低水温の影響なのだろうか。

しかしそんな事はどうでも良い。

ここ最近はスッポンしか釣っていないのだ!

なんとしてでもシーバス野郎を釣ってやる!

身体の方は腰痛も治り絶好調なのだが、疲れた心にムチを打ち、ヒーヒーしながら今夜も夜の荒川へと向かった。

6月14日 20時半~22時少し前

大好きダラダラ中潮上げ止まり寸前

曇り

ところによりまぁまぁ強風

 

この日は秘密のトップポイントからエントリーすると決めていたので現地に到着してみると、なんと去年の秋ぶりの再会となる仕事帰りのウナギアングラーさん2名がいらっしゃった。

お話はした事がないのだが、去年毎晩ウナギを釣りに来ていたお二方だ。普段は誰もいない陰鬱なポイントなだけに人気がある事でどことなくホっとする。

秘密のトップポイントをTDソルトペンシル、スーサン、リップレスミノーで静かめに探ってみるが大量のベイトフィッシュはいるものの、シーバスからの反応は、ない。

反応がない限りどのルアー、アクションが正解なのかが掴めず無駄打ちをしてしまいがちだが、ここはスーサンに絞ってタダ巻、トゥイッチと変化を付けながらランガン、ここぞと言うポイントでルアーローテーションし、広い範囲で探りを入れる。

反応は、ない。

まぁまぁ落ち着けと自分に言い聞かせ先へと進むべく目線を上げると100メートル以上先にチラチラとヘッドライトなのか、スマホのライトなのか、光が時折見えているのだが、アングラーなのかどうかがよくわからない。シルエットを見る限りでは護岸に座っているようだ。

しばらく様子をみつつキャストをしていると、灯りに照らされた煙が狼煙のようにモクモクと立ち上るのが見える。

まさか。。。

のりPパーティーでもやってるのか!?

そう言えば、あのあたりは明らかに犯罪性のある注射器が大量に落ちいていた場所。

ギフハブポイントだ。

ルアーをキーパーにかけ、何があってもすぐに反応できるよう左手で半身を隠すようにベスト右側にぶらさげてあるフィッシュグリップに手をかけ、少しずつ近づいていく。

いざとなればこのフィッシュグリップで応戦できるはずだ。

モクモクと上がる煙が近づいてきた。

草木の切れ間から姿が見える。

大人2名様。ザ・BBQ!!

こんな時間にこんな場所でまさかBBQをしているとは。。。

本来BBQは禁止されているが、まぁ楽しそうで何より。

日本は平和である。

見えない壁に激しく頭を打ちつけつつストラクチャーポイント1へとエントリーするが、こちらは少々風が強い。やり辛いほどではないのだが、風を遮るものがなく直撃するようだ。

グラウンドから立ち入り禁止エリアにかけて少年たちが何をしているのか、大勢いてずいぶんと賑やかだ。

ここではTDソルトペンシル、AREA10、ワンダー、フィンテールバイブで各レンジ、各スピード、アクションで探ってみるが、反応はない。

少年たちが静かになったところでストラクチャーポイント2へとスライドし、TDソルトペンシルを中心にストラクチャーまわりでトップウォーターへの反応を期待するが、残念ながら無反応だ。

後は引き返すのみ。諦めの気持ちがふと湧き出てくる。と同時に精神疲労を起こしている原因が脳裏をかすめる。

いかんいかん!

今は釣りに集中するのだ!

ここはひとつトップウォーターを諦め、残りの時間を使い復路をAREA10のみで探ってみることにする。

再度ストラクチャーポイント1を探り、猫ポイントも探るがアタリのアの字もなく、もはや疲れた精神は更に疲れを増し、脳からの指令と言うよりも筋肉の記憶だけで身体が動いているような感覚で最初の秘密のトップポイントへと戻り、ここを最後のポイントと決め、ストラクチャーキワッキワにAREA10を通す。

これまでの経験上、来るならココ!と言うところへとルアーが近づいてくる。

早すぎず、遅すぎず、何も引かない、何も足さない。

来るか?来るか?来るぞ?来るぞ?

来るぞ?

ズゴゴゴ!

キター!ズバババババババババ!

サイズはそこそこだが強い引きで激しいエラ洗いを見せる。

少し弱めに設定していたドラグを激しく出しながら繰り返すエラ洗い。

エキサイティーング!

ファーンタスティック!

ワタシは今、猛烈に嬉しいぞ!

ドラグ緩めかつ魚にパワーがあるので少々時間がかかったが、無事にランディングし、キャッチしたシーバスは銀ピカの55センチ。この際あと5センチあれば。。。などとは思わない。

4月の60UP2匹連続キャッチ以来。

もう十分である。

とか言っている暇なく残りの20分で次を狙うべくポイントに立つと、

ボチャン!

え?

振り向くとそこには、

まるで死に行く者のように、ゆっくりと荒川に沈むタモさん。。。

まじか!

タモさん待って!行かないで!

お願いだから。。。

ブーツのストラップにネットがひっかかり、マグネットから外れてしまったようだ。

ブクブクブクブク。。。

去るものは追わない主義の鉄のようにクールなワタシだが、さすがにタモさんに去られては困ってしまう。

フィンテールバイブで無事に救出できたが、これで完全にワタシは疲れ果ててしまい次のキャストをすることなく、しかしながら満足感に浸りながら少し早めに納竿する事にした。

ご覧の通り、ドヤ顔もどこか疲れている。

あと少し、水温が上昇すればまた状況はよくなってくるだろう。

それでは今日も、No Tsrui-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/06/IMG_2875.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/06/IMG_2875-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 ここ最近ちょっと気になっているのが、最近疲れ気味のワタシのココロと同じように水温が低く、例年に比べると冷たく感じる事だ。 一昨年の今時季はそれなりに釣れていて、ある日複数のシーバスをかけた事があった。ただ一匹はランディング時にポチャンと水に落ちてしまい、気絶しているうちになんとかつかみ上げようと川に入り手を水に突っ込むと気持ち悪いぐらいに水が生暖かったのだ。 サイズもそれなりにあり、頭がストラクチャーの下に入ってしまっていたのでフィッシュグリップも届かず、尻尾を掴むもヌルッヌルッして掴むに掴めないでいるうちに意識を取り戻し逃げて行ってしまった。 去年も水温がなかなか上がらず、この時季の釣果はイマイチだった事を考えると、やはりこの不調は低水温の影響なのだろうか。 しかしそんな事はどうでも良い。 ここ最近はスッポンしか釣っていないのだ! なんとしてでもシーバス野郎を釣ってやる! 身体の方は腰痛も治り絶好調なのだが、疲れた心にムチを打ち、ヒーヒーしながら今夜も夜の荒川へと向かった。 6月14日 20時半~22時少し前 大好きダラダラ中潮上げ止まり寸前 曇り ところによりまぁまぁ強風   この日は秘密のトップポイントからエントリーすると決めていたので現地に到着してみると、なんと去年の秋ぶりの再会となる仕事帰りのウナギアングラーさん2名がいらっしゃった。 お話はした事がないのだが、去年毎晩ウナギを釣りに来ていたお二方だ。普段は誰もいない陰鬱なポイントなだけに人気がある事でどことなくホっとする。 秘密のトップポイントをTDソルトペンシル、スーサン、リップレスミノーで静かめに探ってみるが大量のベイトフィッシュはいるものの、シーバスからの反応は、ない。 反応がない限りどのルアー、アクションが正解なのかが掴めず無駄打ちをしてしまいがちだが、ここはスーサンに絞ってタダ巻、トゥイッチと変化を付けながらランガン、ここぞと言うポイントでルアーローテーションし、広い範囲で探りを入れる。 反応は、ない。 まぁまぁ落ち着けと自分に言い聞かせ先へと進むべく目線を上げると100メートル以上先にチラチラとヘッドライトなのか、スマホのライトなのか、光が時折見えているのだが、アングラーなのかどうかがよくわからない。シルエットを見る限りでは護岸に座っているようだ。 しばらく様子をみつつキャストをしていると、灯りに照らされた煙が狼煙のようにモクモクと立ち上るのが見える。 まさか。。。 のりPパーティーでもやってるのか!? そう言えば、あのあたりは明らかに犯罪性のある注射器が大量に落ちいていた場所。 ギフハブポイントだ。 ルアーをキーパーにかけ、何があってもすぐに反応できるよう左手で半身を隠すようにベスト右側にぶらさげてあるフィッシュグリップに手をかけ、少しずつ近づいていく。 いざとなればこのフィッシュグリップで応戦できるはずだ。 モクモクと上がる煙が近づいてきた。 草木の切れ間から姿が見える。 大人2名様。ザ・BBQ!! こんな時間にこんな場所でまさかBBQをしているとは。。。 本来BBQは禁止されているが、まぁ楽しそうで何より。 日本は平和である。 見えない壁に激しく頭を打ちつけつつストラクチャーポイント1へとエントリーするが、こちらは少々風が強い。やり辛いほどではないのだが、風を遮るものがなく直撃するようだ。 グラウンドから立ち入り禁止エリアにかけて少年たちが何をしているのか、大勢いてずいぶんと賑やかだ。 ここではTDソルトペンシル、AREA10、ワンダー、フィンテールバイブで各レンジ、各スピード、アクションで探ってみるが、反応はない。 少年たちが静かになったところでストラクチャーポイント2へとスライドし、TDソルトペンシルを中心にストラクチャーまわりでトップウォーターへの反応を期待するが、残念ながら無反応だ。 後は引き返すのみ。諦めの気持ちがふと湧き出てくる。と同時に精神疲労を起こしている原因が脳裏をかすめる。 いかんいかん! 今は釣りに集中するのだ! ここはひとつトップウォーターを諦め、残りの時間を使い復路をAREA10のみで探ってみることにする。 再度ストラクチャーポイント1を探り、猫ポイントも探るがアタリのアの字もなく、もはや疲れた精神は更に疲れを増し、脳からの指令と言うよりも筋肉の記憶だけで身体が動いているような感覚で最初の秘密のトップポイントへと戻り、ここを最後のポイントと決め、ストラクチャーキワッキワにAREA10を通す。 これまでの経験上、来るならココ!と言うところへとルアーが近づいてくる。 早すぎず、遅すぎず、何も引かない、何も足さない。 来るか?来るか?来るぞ?来るぞ? 来るぞ? ズゴゴゴ! キター!ズバババババババババ! サイズはそこそこだが強い引きで激しいエラ洗いを見せる。 少し弱めに設定していたドラグを激しく出しながら繰り返すエラ洗い。 エキサイティーング! ファーンタスティック! ワタシは今、猛烈に嬉しいぞ! ドラグ緩めかつ魚にパワーがあるので少々時間がかかったが、無事にランディングし、キャッチしたシーバスは銀ピカの55センチ。この際あと5センチあれば。。。などとは思わない。 4月の60UP2匹連続キャッチ以来。 もう十分である。 とか言っている暇なく残りの20分で次を狙うべくポイントに立つと、 ボチャン! え? 振り向くとそこには、 まるで死に行く者のように、ゆっくりと荒川に沈むタモさん。。。 まじか! タモさん待って!行かないで! お願いだから。。。 ブーツのストラップにネットがひっかかり、マグネットから外れてしまったようだ。 ブクブクブクブク。。。 去るものは追わない主義の鉄のようにクールなワタシだが、さすがにタモさんに去られては困ってしまう。 フィンテールバイブで無事に救出できたが、これで完全にワタシは疲れ果ててしまい次のキャストをすることなく、しかしながら満足感に浸りながら少し早めに納竿する事にした。 ご覧の通り、ドヤ顔もどこか疲れている。 あと少し、水温が上昇すればまた状況はよくなってくるだろう。 それでは今日も、No Tsrui-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン