どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

先日の釣行でのこと、自作ルアーでいきなり12速全開を決めてしまい、今年の運は全て使い切ってしまったのではないかと心配する日々を過ごしていた。

あの日は中潮とは言え、まだまだ大潮の影響残る流れが強い日であったが、中潮も終盤ともなれば流れはダラダラ、あの日見た少ない多毛類もいるのかいないのか。

しかし今行かないでいつ行くのかと、やる気を絞り出して忍法気配を消して退社を使い、そっと夜の荒川ダンディズムへと向かった。

2月6日 20時30分〜22時30分

中潮上げ止まり

無風

雪でも降りそうなほど寒い。と言うか近い場所で降ったらしい。

 

いつものポイントに到着するとやはり水位はやや低く、上げ止まりと言うこともありなんとも期待感が持てない。

すぐに下げ始めてくるがなんともダラダラとした流れ。

いや、本来ワタシはこうした流れが好きなのだが、先日のことがどうも頭から離れず流れに期待してしまっている。

何か新しいことへの挑戦や発見を阻害するいちばんいけない状態、

そう、固定概念である。

今までだってそれを壊して釣果を出してきたはずだ。

心を無にし、ヒビヤクラフトのシャーローARローリングスペシャル2をキャスト、激烈デッドスローで引いてくる。

弱い流れでも水面直下を引き波立てつつ泳ぎコロコロと転がる動きでリアクションバイトを誘うが、反応はない。

手前10メートルあたりから極端に流れがなくなりこのルアーを持ってしても完全に潜ってしまう。

その時である。

グッと根掛かりのような手応えでリトリーブが止まる。

テンションをかけたまま聞いてみるとかすかに移動している。

それっ!電撃フッキング!

これはやばい!あまりに強い引きになすすべがない。

もはや身動きがとれないほどのコイの予感♪

これはあかんやつや!

しかしかけてしまったものは仕方がない。腰を落とし強めにセットしたドラグがチリチリと音を立てるのを見守りながら、

ファイティングポーズをとる。

ウフン♪

フックアウト!

若干悔しい気もするが、これで30分のファイトになるのは短時間釣行においては大きなロスになってしまう。

よかった。。。

そう、この季節に注意しなくてはならないのが多毛類大好きなのはシーバスだけではないと言うことだ。

クリアな水中をよく見てみると巨大なコイがウヨウヨ。。。しかも水面の多毛類だろうか、ボチャっと捕食している。。。

心霊開墾ポイントも探ってみるが反応はない。コイの予感もない。

もうすぐタイムリミットの22時と言うところで大きく移動すると水面に波紋が出来ているのを発見した。まぁあちこちあるのだが、さっきの件もあるのでここは慎重にいきたいところだ。

かの村越正海先生も謎のボイルを連日狙い、ボイルの正体がウグイだったと仰っているではないか。

シャローARローリングスペシャル2にアタリはあるが乗らない。そこで安定のエリア10をチョイス。ダラダラの流れに乗せてダウンクロスで通すとググっとした小さいアタリが出た。

電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

思いのほかいいサイズだ。

とは言えほとんど引かない。もしかして、シーバスじゃないのか?

最後の最後で抵抗を見せるとかなり強い引きをする。が、それも一瞬のことですぐにランディング。

尻尾ボロボロ、ウロコボロボロのアフターだろう、63センチのナイスシーバスだ。

もう一度同じルートを通すとまたもやググっとしたアタリが出た。

それっ!電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

今度は明らかにサイズが落ちていそうだが、いい引きをしている。

グイウーか?ゴイニーか?はたまたシーバスか?

40センチの銀ピカシーバスだ!どうやら写真は撮り忘れたようだ。

しかしこれが良くなかった、釣り人の悪い癖、あとちょっと病を発症。最後の1キャストが50キャストぐらいに膨れ上がる。

時間は22時。タイムリミットである。帰って洗濯をしなくてはならない。

後ろ髪を引かれる思いで引き返しながら最後の1キャストを何回も繰り返しているとまた一瞬乗った。

あとちょっと病の悪循環である。どこかで断ち切らなくては永遠に続いてしまう。

気絶しても殴り続ける、あるいは見込みがないのに心臓マッサージを続ける相手に、もうよせ、終わりだ、と映画のワンシーンのように誰かに止めてもらいたい!

誰かワタシを止めてください!

何とかある種の邪念を振り切りタックルを片付けて、この日はこれにて納竿とした。

目に見える多毛類は1匹か2匹であったが、流れの中にはもっといるのだろうか。

釣り上げても吐き出さないところを見ると、なんとも判断し難い。

今年はバチ抜けが遅れているような気がするが、前回のような事もあるのだから足繁く通うのが良さそうだ。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/IMG_0602.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/IMG_0602-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2018,シーバス,バチ抜け,冬,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 先日の釣行でのこと、自作ルアーでいきなり12速全開を決めてしまい、今年の運は全て使い切ってしまったのではないかと心配する日々を過ごしていた。 あの日は中潮とは言え、まだまだ大潮の影響残る流れが強い日であったが、中潮も終盤ともなれば流れはダラダラ、あの日見た少ない多毛類もいるのかいないのか。 しかし今行かないでいつ行くのかと、やる気を絞り出して忍法気配を消して退社を使い、そっと夜の荒川ダンディズムへと向かった。 2月6日 20時30分〜22時30分 中潮上げ止まり 無風 雪でも降りそうなほど寒い。と言うか近い場所で降ったらしい。   いつものポイントに到着するとやはり水位はやや低く、上げ止まりと言うこともありなんとも期待感が持てない。 すぐに下げ始めてくるがなんともダラダラとした流れ。 いや、本来ワタシはこうした流れが好きなのだが、先日のことがどうも頭から離れず流れに期待してしまっている。 何か新しいことへの挑戦や発見を阻害するいちばんいけない状態、 そう、固定概念である。 今までだってそれを壊して釣果を出してきたはずだ。 心を無にし、ヒビヤクラフトのシャーローARローリングスペシャル2をキャスト、激烈デッドスローで引いてくる。 弱い流れでも水面直下を引き波立てつつ泳ぎコロコロと転がる動きでリアクションバイトを誘うが、反応はない。 手前10メートルあたりから極端に流れがなくなりこのルアーを持ってしても完全に潜ってしまう。 その時である。 グッと根掛かりのような手応えでリトリーブが止まる。 テンションをかけたまま聞いてみるとかすかに移動している。 それっ!電撃フッキング! これはやばい!あまりに強い引きになすすべがない。 もはや身動きがとれないほどのコイの予感♪ これはあかんやつや! しかしかけてしまったものは仕方がない。腰を落とし強めにセットしたドラグがチリチリと音を立てるのを見守りながら、 ファイティングポーズをとる。 ウフン♪ フックアウト! 若干悔しい気もするが、これで30分のファイトになるのは短時間釣行においては大きなロスになってしまう。 よかった。。。 そう、この季節に注意しなくてはならないのが多毛類大好きなのはシーバスだけではないと言うことだ。 クリアな水中をよく見てみると巨大なコイがウヨウヨ。。。しかも水面の多毛類だろうか、ボチャっと捕食している。。。 心霊開墾ポイントも探ってみるが反応はない。コイの予感もない。 もうすぐタイムリミットの22時と言うところで大きく移動すると水面に波紋が出来ているのを発見した。まぁあちこちあるのだが、さっきの件もあるのでここは慎重にいきたいところだ。 かの村越正海先生も謎のボイルを連日狙い、ボイルの正体がウグイだったと仰っているではないか。 シャローARローリングスペシャル2にアタリはあるが乗らない。そこで安定のエリア10をチョイス。ダラダラの流れに乗せてダウンクロスで通すとググっとした小さいアタリが出た。 電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! 思いのほかいいサイズだ。 とは言えほとんど引かない。もしかして、シーバスじゃないのか? 最後の最後で抵抗を見せるとかなり強い引きをする。が、それも一瞬のことですぐにランディング。 尻尾ボロボロ、ウロコボロボロのアフターだろう、63センチのナイスシーバスだ。 もう一度同じルートを通すとまたもやググっとしたアタリが出た。 それっ!電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! 今度は明らかにサイズが落ちていそうだが、いい引きをしている。 グイウーか?ゴイニーか?はたまたシーバスか? 40センチの銀ピカシーバスだ!どうやら写真は撮り忘れたようだ。 しかしこれが良くなかった、釣り人の悪い癖、あとちょっと病を発症。最後の1キャストが50キャストぐらいに膨れ上がる。 時間は22時。タイムリミットである。帰って洗濯をしなくてはならない。 後ろ髪を引かれる思いで引き返しながら最後の1キャストを何回も繰り返しているとまた一瞬乗った。 あとちょっと病の悪循環である。どこかで断ち切らなくては永遠に続いてしまう。 気絶しても殴り続ける、あるいは見込みがないのに心臓マッサージを続ける相手に、もうよせ、終わりだ、と映画のワンシーンのように誰かに止めてもらいたい! 誰かワタシを止めてください! 何とかある種の邪念を振り切りタックルを片付けて、この日はこれにて納竿とした。 目に見える多毛類は1匹か2匹であったが、流れの中にはもっといるのだろうか。 釣り上げても吐き出さないところを見ると、なんとも判断し難い。 今年はバチ抜けが遅れているような気がするが、前回のような事もあるのだから足繁く通うのが良さそうだ。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン