こんにちは!ツリーバライターのイシザキです!

禁術 先客釣り場の侵犯に手を染めるも・・・(島根磯釣り)の続き。

ワレメの次はタイドプールでの釣行を決断。

釣り好きには言うまでもないが、タイドプールとは波打ち際近くにできた水溜りのこと。元来は陸にあるただの窪みなのだが、潮の干満や荒波によって水が入り込んで「潮の水溜り」つまりtide poolが出来上がる。



プールの大小や深さ、障害物の有無や水の入れ替わり頻度など、それぞれのタイドプールに個性があるのがまた面白い。

僕がタイドプールでの釣りに目覚めたの比較的最近のことで、5年くらい前でしょうか。それまでは釣りの合間にちょろっと糸を垂らしてみる程度だったのだが、本格的にタイドプールをせめてやろうと海へ繰り出した。


本格的とは言っても、1500円くらいのちょい投げセットにブラクリ仕掛けという敷居の低さ・・・塩サバ一切れを持参すれば半日は遊び通せるお手軽さ。

昼頃から出かけて夕方頃に納竿、だいたい6時間くらい潮間帯の穴を攻め続けたのだが、釣果は・・・

カサゴ30cm

しかもその後も25cm超えのカサゴにソイ、アイナメがぽんぽん。

やばいやばいやばい!面白すぎる!

ゴロゴロ岩が転がる潮間帯を歩き回り、魚のいそうな穴を見つけては仕掛けを突っ込む。アタリの多さも他のスタイルの釣りとは段違いで、餌を落とせば何かしらの反応が・・・まるで宝物探しをしてるような少年のワクワク感を蘇らせてくれる力があるのだ。

ちなみに、証拠の釣果写真でも出したいところだが存在しない。というのは、元来写真撮るのを面倒と思うタイプ・・・というのもあるが、何より

これがタイドプールの「ノーマル」なんだ!という思い込み。

とんでもない勘違いである。30cmのカサゴなど紛れもない大物..今思えばそれが「ノーマル」のタイドプールなんてものが存在するのならば、掘建小屋でも立てて永住したいくらいである。

幸か不幸か、タイドプール攻め初日のビギナーズラックにより波打ち際の魔力に魅せられてしまった。その後、幾度も磯・タイドプールに出かけいくつの穴を覗いたことか・・・が、

30cmを超えるカサゴは未だに出会っていない。

まぁその過程でギンポやらに出会え、それはそれで面白かったんですが…

と、タイドプールの記憶をたらたら記してきたわけだが、ここで一つ、当然と言える不満。

いつになったら30cm超えのカサゴが釣れるんじゃいっ!

さすがあの釣果がビギナーズラックだったということはすぐに気がついたのだが、記録は少なくとも数ヶ月内には塗り替えられるだろうと踏んでいた・・・けど、あれから何年たったんだ?

実は、この島根釣行でもタイドプールメインでの釣りを楽しみの一つとしていた。30cmカサゴを釣ったポイントを始め、これまでに見つけた大物穴を1日かけて歩き回れば記録を塗り替えれると期待したのだ。

しかし、荒れ狂う日本海にお楽しみはお預け。磯タイドプールでの穴釣りはライトタックルでできる気軽なものだが、磯の水際という性質上から快適に釣りできる日はなかなか巡ってこないのだ。

だが、おっさん達のお陰で不意に巡り合ったプール。こういった一期一会を大切にしてこそ、大物と巡り会えるのではないか。

水深は2〜3mほどで大きめのゴロタが底に敷き詰められている。外海から水が流れ込む溝があり、波が来るたびに新しい水が流入。実はこのタイドプール、かつて30cmのカサゴを釣ったプールに酷似しているのだ。場所は大きさとから水の入り方までそっくり。
なぜこのようなプールの30cmカサゴがいたのか・・・その答えは謎のままである。稚魚がプールの中で何年も生き延びたのか、それとも産卵のために接岸した大型個体が狭い溝から入りこんだのか・・・。いずれにせよ、こういうタイプのプールには大物が棲みつく何かがある!というのが持論。
一級ポイントの近くにあるので、本命の片手間に狙われガチかもしれない。しかし、周囲の足場が悪いので、足腰の弱ったおっさん連中にはなかなか責められないポイントであろう。釣り人から逃れてきた大物の臭いがプンプンである。

お得意のブラクリ仕掛けをちゃちゃっと作り上げ、イソメの破片をつけて穴へ投入する。

足がプルプルするんですけど。

自分ももうおっさんだということを失念していた…不安定な足場に悲鳴をあげる足腰。
しかも季節が季節…昔だったら落ちてもアドレナリンの力で「くそ!やったるで!」的なテンションになったのだろうが、年老いた今は心も体も温度が下がってその場で眠りにつく可能性が高いのだ。

そういった恐怖から踏み出せない「あと一歩」。俗に言う生まれたての小鹿ポーズで竿を構えるハメになり、両生類から四肢動物へ…いつだか習った生物の進化過程をなぞる。加えて外海の荒れがタイドプールにも影響し、視界が悪く穴の目視が難しく、結果

ベラん玉、再来。

ワレメで慈悲深くリリースしたベラの恩返し?はたまた上空10mから海へと投げ捨てられたベラの怨念なのか・・・船越ワレメから継続するベラん玉。

だが動じぬ。

30cmのカサゴを釣り、幾度となく穴釣りへ出かけて来たのだ。ベラん玉の到来など幾度経験してきたか…自分の経験則から判断するに、ベラばかり釣れるということはおそらく穴をしっかり打てていないのであろう。穴直撃のコントロールの低さが原因なのではないだろうか。

集中力を高め、さざなみが収まって視界が開ける一瞬を待つ。

・・・・

・・・・

・・・・

今だ!すぽっ

・・・・

・・・・

ゴゴゴゴゴゴゴ!来た!

・・・・

あれは?!赤みがかったぼってりボディ・・・間違いない、カサゴだ!

!!!!

20cmか?!25cmか!?もしかしてまだ見ぬ30cm越えか?!

やっと積年の思いを晴らせるのか?!

 

・・・・

・・・・

・・・・

5cm。

カサゴ30cm・・・きっとあれは幻だったんだ。きっとそうだ。

記録更新まであと何年かかることやら…

穴修行は続く。

No Tsuri-ba! No Life!


https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5119-2.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/02/IMG_5119-2-150x150.jpgishizaki海釣りカサゴ,タイドプール,ベラ,磯釣り,穴釣りこんにちは!ツリーバライターのイシザキです! 禁術 先客釣り場の侵犯に手を染めるも・・・(島根磯釣り)の続き。 ワレメの次はタイドプールでの釣行を決断。 釣り好きには言うまでもないが、タイドプールとは波打ち際近くにできた水溜りのこと。元来は陸にあるただの窪みなのだが、潮の干満や荒波によって水が入り込んで「潮の水溜り」つまりtide poolが出来上がる。 プールの大小や深さ、障害物の有無や水の入れ替わり頻度など、それぞれのタイドプールに個性があるのがまた面白い。 僕がタイドプールでの釣りに目覚めたの比較的最近のことで、5年くらい前でしょうか。それまでは釣りの合間にちょろっと糸を垂らしてみる程度だったのだが、本格的にタイドプールをせめてやろうと海へ繰り出した。 本格的とは言っても、1500円くらいのちょい投げセットにブラクリ仕掛けという敷居の低さ・・・塩サバ一切れを持参すれば半日は遊び通せるお手軽さ。 昼頃から出かけて夕方頃に納竿、だいたい6時間くらい潮間帯の穴を攻め続けたのだが、釣果は・・・ カサゴ30cm しかもその後も25cm超えのカサゴにソイ、アイナメがぽんぽん。 やばいやばいやばい!面白すぎる! ゴロゴロ岩が転がる潮間帯を歩き回り、魚のいそうな穴を見つけては仕掛けを突っ込む。アタリの多さも他のスタイルの釣りとは段違いで、餌を落とせば何かしらの反応が・・・まるで宝物探しをしてるような少年のワクワク感を蘇らせてくれる力があるのだ。 ちなみに、証拠の釣果写真でも出したいところだが存在しない。というのは、元来写真撮るのを面倒と思うタイプ・・・というのもあるが、何より これがタイドプールの「ノーマル」なんだ!という思い込み。 とんでもない勘違いである。30cmのカサゴなど紛れもない大物..今思えばそれが「ノーマル」のタイドプールなんてものが存在するのならば、掘建小屋でも立てて永住したいくらいである。 幸か不幸か、タイドプール攻め初日のビギナーズラックにより波打ち際の魔力に魅せられてしまった。その後、幾度も磯・タイドプールに出かけいくつの穴を覗いたことか・・・が、 30cmを超えるカサゴは未だに出会っていない。 まぁその過程でギンポやらに出会え、それはそれで面白かったんですが... と、タイドプールの記憶をたらたら記してきたわけだが、ここで一つ、当然と言える不満。 いつになったら30cm超えのカサゴが釣れるんじゃいっ! さすがあの釣果がビギナーズラックだったということはすぐに気がついたのだが、記録は少なくとも数ヶ月内には塗り替えられるだろうと踏んでいた・・・けど、あれから何年たったんだ? 実は、この島根釣行でもタイドプールメインでの釣りを楽しみの一つとしていた。30cmカサゴを釣ったポイントを始め、これまでに見つけた大物穴を1日かけて歩き回れば記録を塗り替えれると期待したのだ。 しかし、荒れ狂う日本海にお楽しみはお預け。磯タイドプールでの穴釣りはライトタックルでできる気軽なものだが、磯の水際という性質上から快適に釣りできる日はなかなか巡ってこないのだ。 だが、おっさん達のお陰で不意に巡り合ったプール。こういった一期一会を大切にしてこそ、大物と巡り会えるのではないか。 水深は2〜3mほどで大きめのゴロタが底に敷き詰められている。外海から水が流れ込む溝があり、波が来るたびに新しい水が流入。実はこのタイドプール、かつて30cmのカサゴを釣ったプールに酷似しているのだ。場所は大きさとから水の入り方までそっくり。 なぜこのようなプールの30cmカサゴがいたのか・・・その答えは謎のままである。稚魚がプールの中で何年も生き延びたのか、それとも産卵のために接岸した大型個体が狭い溝から入りこんだのか・・・。いずれにせよ、こういうタイプのプールには大物が棲みつく何かがある!というのが持論。 一級ポイントの近くにあるので、本命の片手間に狙われガチかもしれない。しかし、周囲の足場が悪いので、足腰の弱ったおっさん連中にはなかなか責められないポイントであろう。釣り人から逃れてきた大物の臭いがプンプンである。 お得意のブラクリ仕掛けをちゃちゃっと作り上げ、イソメの破片をつけて穴へ投入する。 足がプルプルするんですけど。 自分ももうおっさんだということを失念していた...不安定な足場に悲鳴をあげる足腰。 しかも季節が季節...昔だったら落ちてもアドレナリンの力で「くそ!やったるで!」的なテンションになったのだろうが、年老いた今は心も体も温度が下がってその場で眠りにつく可能性が高いのだ。 そういった恐怖から踏み出せない「あと一歩」。俗に言う生まれたての小鹿ポーズで竿を構えるハメになり、両生類から四肢動物へ...いつだか習った生物の進化過程をなぞる。加えて外海の荒れがタイドプールにも影響し、視界が悪く穴の目視が難しく、結果 ベラん玉、再来。 ワレメで慈悲深くリリースしたベラの恩返し?はたまた上空10mから海へと投げ捨てられたベラの怨念なのか・・・船越ワレメから継続するベラん玉。 だが動じぬ。 30cmのカサゴを釣り、幾度となく穴釣りへ出かけて来たのだ。ベラん玉の到来など幾度経験してきたか...自分の経験則から判断するに、ベラばかり釣れるということはおそらく穴をしっかり打てていないのであろう。穴直撃のコントロールの低さが原因なのではないだろうか。 集中力を高め、さざなみが収まって視界が開ける一瞬を待つ。 ・・・・ ・・・・ ・・・・ 今だ!すぽっ ・・・・ ・・・・ ゴゴゴゴゴゴゴ!来た! ・・・・ あれは?!赤みがかったぼってりボディ・・・間違いない、カサゴだ! !!!! 20cmか?!25cmか!?もしかしてまだ見ぬ30cm越えか?! やっと積年の思いを晴らせるのか?!   ・・・・ ・・・・ ・・・・ 5cm。 カサゴ30cm・・・きっとあれは幻だったんだ。きっとそうだ。 記録更新まであと何年かかることやら... 穴修行は続く。 No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン