どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

江戸、今でも東京をそう表現することがあるが現世に暮らす人々の中で江戸時代生まれの人はもういない。

100歳を超えて今もなお元気な方の中に明治生まれの方がいるかどうかだろう。

もし江戸時代へタイムスリップすることができたなら、ワタシは江戸の後期、特に武士から商人、町人へと商売の主導権が移り変わった時代を見て見たい。もちろんこれはNHKスペシャルを見たから興味津々になってしまったことは隠しようがない。

銭形平次のオープニングだかエンディングだかのシーンに出てくるような屋台の蕎麦や寿司、天ぷらを食ってみたい。本当の意味での江戸前のネタと江戸前の天ぷらで酒をキュッとやりたいものだ。

江戸前、現在では広い範囲で使われる言葉であるが、江戸の前で獲れた魚だから江戸前。これが本来の江戸前なのだ。

そしてそんな江戸時代の江戸前で釣りをしてみたい。

日比谷入江の埋め立ては江戸開府の頃には始まっていたがそれでも現代とは違い、海がもっと内側まで来ていたのだから、メバルやキスなどももっと手前まで入っていたのではないだろうか。

暇を持て余した武士の中には釣りを趣味とし没頭するあまり、キス釣りの指南書まで書いた者がいると言うのだからこの想像はあながち間違いではないだろう。

それに町民たちの中にも釣り好きがいたはずである。

その証拠に葛飾北斎の絵には運河の岩場で釣りをする町人の姿が描かれているが、彼のような町人が他にも大勢いたのではないだろうか。

ワタシのルーツは実はこの江戸前、日比谷にある。それはワタシの苗字である日比谷からもわかるように日比谷の地で何か商売をやっていたそうだ。

しかも豪商。

そうなれば多少小銭は持っていたのだろうから釣りに興じていても不思議ではない。

江戸時代、ワタシの先祖たちがどのような商売をし、どのような暮らしをしていたのか。今となっては全くわからないが、地名が苗字になったのだからそれなりに成功していたのだろう。

それが現在どの日比谷家にも受け継がれていないのは、どこかのタイミングで失敗したからだ。

成功してくれていたらよかったのに!

釣竿片手に賑やかな江戸の町をワタシも粋に歩いてみたいものだ。

6月14日 20時30分〜22時30分

大潮下げ八分ぐらい

薄曇り

少々強い南寄りの風

ちょっと肌寒い

 

この日は大潮中盤、この季節夜の下げは緩やかだ。それでいて大して下がらない。ワタシはいつも思う。

バチ抜けシーズンと逆だったらいいのに・・・と。

ベイトに左右される部分もあるが、やはり下げ切ったドシャロー帯でのトップウォーターと言うのは反応が格段に上がるとワタシは感じている。目で見えるかどうかは別として、ベイトが流れ出しシーバスの頭上に餌がいるのだからそこにチャッチャッチャッと見慣れぬものがやってくれば取りえず飛びついてしまうのは想像に難しくない。

実際に前二日間は良型が連発したり、誤爆祭りだったりと中流域では滅多にお目にかかれないワクワクの二日間であった。

しかも自作ルアーにそれだけ反応があったのだからたまらない。

1匹しかキャッチできなかったけど。

まだまだ水位が高すぎるような気がするが、今日も祭りが始まるに違いない!もちろん今回も自作ルアー縛りの緊縛フィッシングだ。

祭りだ!祭りだ!

悟空風に言うと、

オラ!ワークワクすっぞぉ!

である。

誤爆祭りの密林ポイントからエントリーしハイペースでランガンしながら自作のシンキングペンシルを中心にトップウォーター、水面直下、フローティングミノーで中層を探るが全くもって反応がない。

秘密のトップポイントへと大きく移動し、トップと水面直下を狙うがここも反応がない。

これはダメなパターンかもしれないと心に暗雲が立ち込め気持ちの比重が諦めに傾き始めてくる。

一つ気になったのは、前二日間にいたような大きなベイトフィッシュが見える範囲にいないことだ。

ただシーバスはいる。ズパッ!とキワで食いあげてくる。ただし、捕食しているのは小さな小さなハクの群。この季節にしてはかなり小さい。これをシーバスが食べ始めると途端に釣りが難しくなる。

あぁどこへ行ってしまったのですか大きなベイトさんたち。ワタシの前に現れてください。

宇宙人とコンタクトをとってUFOを呼べる人ならベイトフィッシュも呼べるのではないか。

友達になってください・・・

気持ちを切り替えてストラクチャーポイントへと入り、トップ、水面、中層と探るがやはり反応はない。

ストラクチャーポイント2も同様に反応がない。

ただの荒川のようだ。

時刻は21時40分。水位がまぁまぁ下がったところで前日の誤爆祭り開催会場の密林ポイントへと入るが、以下同文である。

タイムリミットとなりそろそろ帰るかと最後の1投。シャローAR-Sロリスペ2で水面ドッグウォークをさせていると、

ズパッ!

またこの時間か・・・

なんでだよ・・・

そんなこともあろうかと今回は洗濯機を事前に回してある。あとは帰って干すだけだ。安心して30分の延長ができる!

よーし!お父さんがんばっちゃうぞ〜♪

しかしそれっきり・・・

もうダメだ!

そう叫びながら跪き、泣きながら地面を拳で殴りつける。

あぁあぁあぁ荒川の神様、ワタシを救ってください・・・

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/business_service_zangyou.pnghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/business_service_zangyou-150x150.pngtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,トップウォーター,ハンドメイドルアー,マイクロベイト,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 江戸、今でも東京をそう表現することがあるが現世に暮らす人々の中で江戸時代生まれの人はもういない。 100歳を超えて今もなお元気な方の中に明治生まれの方がいるかどうかだろう。 もし江戸時代へタイムスリップすることができたなら、ワタシは江戸の後期、特に武士から商人、町人へと商売の主導権が移り変わった時代を見て見たい。もちろんこれはNHKスペシャルを見たから興味津々になってしまったことは隠しようがない。 銭形平次のオープニングだかエンディングだかのシーンに出てくるような屋台の蕎麦や寿司、天ぷらを食ってみたい。本当の意味での江戸前のネタと江戸前の天ぷらで酒をキュッとやりたいものだ。 江戸前、現在では広い範囲で使われる言葉であるが、江戸の前で獲れた魚だから江戸前。これが本来の江戸前なのだ。 そしてそんな江戸時代の江戸前で釣りをしてみたい。 日比谷入江の埋め立ては江戸開府の頃には始まっていたがそれでも現代とは違い、海がもっと内側まで来ていたのだから、メバルやキスなどももっと手前まで入っていたのではないだろうか。 暇を持て余した武士の中には釣りを趣味とし没頭するあまり、キス釣りの指南書まで書いた者がいると言うのだからこの想像はあながち間違いではないだろう。 それに町民たちの中にも釣り好きがいたはずである。 その証拠に葛飾北斎の絵には運河の岩場で釣りをする町人の姿が描かれているが、彼のような町人が他にも大勢いたのではないだろうか。 ワタシのルーツは実はこの江戸前、日比谷にある。それはワタシの苗字である日比谷からもわかるように日比谷の地で何か商売をやっていたそうだ。 しかも豪商。 そうなれば多少小銭は持っていたのだろうから釣りに興じていても不思議ではない。 江戸時代、ワタシの先祖たちがどのような商売をし、どのような暮らしをしていたのか。今となっては全くわからないが、地名が苗字になったのだからそれなりに成功していたのだろう。 それが現在どの日比谷家にも受け継がれていないのは、どこかのタイミングで失敗したからだ。 成功してくれていたらよかったのに! 釣竿片手に賑やかな江戸の町をワタシも粋に歩いてみたいものだ。 6月14日 20時30分〜22時30分 大潮下げ八分ぐらい 薄曇り 少々強い南寄りの風 ちょっと肌寒い   この日は大潮中盤、この季節夜の下げは緩やかだ。それでいて大して下がらない。ワタシはいつも思う。 バチ抜けシーズンと逆だったらいいのに・・・と。 ベイトに左右される部分もあるが、やはり下げ切ったドシャロー帯でのトップウォーターと言うのは反応が格段に上がるとワタシは感じている。目で見えるかどうかは別として、ベイトが流れ出しシーバスの頭上に餌がいるのだからそこにチャッチャッチャッと見慣れぬものがやってくれば取りえず飛びついてしまうのは想像に難しくない。 実際に前二日間は良型が連発したり、誤爆祭りだったりと中流域では滅多にお目にかかれないワクワクの二日間であった。 しかも自作ルアーにそれだけ反応があったのだからたまらない。 1匹しかキャッチできなかったけど。 まだまだ水位が高すぎるような気がするが、今日も祭りが始まるに違いない!もちろん今回も自作ルアー縛りの緊縛フィッシングだ。 祭りだ!祭りだ! 悟空風に言うと、 オラ!ワークワクすっぞぉ! である。 誤爆祭りの密林ポイントからエントリーしハイペースでランガンしながら自作のシンキングペンシルを中心にトップウォーター、水面直下、フローティングミノーで中層を探るが全くもって反応がない。 秘密のトップポイントへと大きく移動し、トップと水面直下を狙うがここも反応がない。 これはダメなパターンかもしれないと心に暗雲が立ち込め気持ちの比重が諦めに傾き始めてくる。 一つ気になったのは、前二日間にいたような大きなベイトフィッシュが見える範囲にいないことだ。 ただシーバスはいる。ズパッ!とキワで食いあげてくる。ただし、捕食しているのは小さな小さなハクの群。この季節にしてはかなり小さい。これをシーバスが食べ始めると途端に釣りが難しくなる。 あぁどこへ行ってしまったのですか大きなベイトさんたち。ワタシの前に現れてください。 宇宙人とコンタクトをとってUFOを呼べる人ならベイトフィッシュも呼べるのではないか。 友達になってください・・・ 気持ちを切り替えてストラクチャーポイントへと入り、トップ、水面、中層と探るがやはり反応はない。 ストラクチャーポイント2も同様に反応がない。 ただの荒川のようだ。 時刻は21時40分。水位がまぁまぁ下がったところで前日の誤爆祭り開催会場の密林ポイントへと入るが、以下同文である。 タイムリミットとなりそろそろ帰るかと最後の1投。シャローAR-Sロリスペ2で水面ドッグウォークをさせていると、 ズパッ! またこの時間か・・・ なんでだよ・・・ そんなこともあろうかと今回は洗濯機を事前に回してある。あとは帰って干すだけだ。安心して30分の延長ができる! よーし!お父さんがんばっちゃうぞ〜♪ しかしそれっきり・・・ もうダメだ! そう叫びながら跪き、泣きながら地面を拳で殴りつける。 あぁあぁあぁ荒川の神様、ワタシを救ってください・・・ それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン