どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

さて!いよいよワタシにとっての源流シーズンの始まりである。早いところでは2月終わり、3月始めから解禁となるところも多いが、東京の我が家から直線距離で150kmだというのに檜枝岐では春の訪れが遅く解禁は4月からとなっている。

しかし4月ではまだまだ雪の中、GWあたりで雪代が最盛期となり6月に入ってようやく毛針に魚たちが翻弄される季節となる。もちろんルアーへの反応もすこぶる上がるから餌、毛針、ルアー、どの釣り方でも楽しめるのだ。

その中でも特段ワタシが気に入っている釣り方は川虫餌と毛針だ。もはやルアーは只見川での大物狙い以外はやらなくなってしまった。

広めの沢ではテンカラ、藪沢ではチョウチン釣り、沢登り装備で滝登りをしながら職漁師気分を味わう、これがワタシの源流遊びスタイルだ。

気象、工事、人、いろんな都合で釣りがし辛くなる場所が多い中でこの地だけは不変である。

以前は最低でもGWには行っていたのだが、ご存知の通り檜枝岐はGWでも真冬、小さい子が二人いるので2年前のようによっぽどのことがない限りは新潟の海で過ごすことが恒例となっている。つまりワタシの解禁は6月から、と言うことだ。

そして釣りのシーズンにだけ山の仙人と会うのも楽しみの一つとなっている。山の仙人ではあるが東京、あるいは東京近郊で働いている、働いていた方々がほとんどだが。

源流は人一人の幅しかない藪沢も多い、またそう言った場所に尺上がいるのだから集団で釣行するようなことはなく、数人のグループで来ていても散り散りに皆それぞれの沢へと出かけ、夕方にはまた皆が戻って来る。全員の安否確認ができたところでイワナや山菜、キノコを持ち寄り山小屋の宴会が始まるのである。

それ以上でもない、それ以下でもない。集団行動が何よりも苦手なワタシにとってはリラックスしつつも人と関われる、一切の気を使わない気持ちの楽な場所なのだ。

そして仙人たちはワタシがそうした若干変わり者であることをよく知っているので山小屋の宴会にお誘いいただいたにも関わらず、ひとり焚き火を見ながら酒を飲んでいても誰も何もイワナい。

この気楽さがたまらなく良いのだ。つまり家族のように皆自由である。

実釣行の記事で改めて紹介しようと思うが、仙人の一人に謎多き山仙人がいる。

かれこれ10年以上、この地だけでの付き合いとなる。わかっているのは大体の居住エリアと定年退職していると言うことぐらいだろうか。

一緒に釣りをしたこともなければ釣りをしている姿を見たこともない。でも誰よりも釣りを愛し、魚を愛し、音楽を愛し、花を愛する曲がったことが大嫌い、謎の仙人である。なんとなく、ワタシがあの年齢になった時、あぁなるんだろうなぁと想像させられる。

一言で言うと親近感だ。

テンカラがやりたいと長年思いながらもなかなかルアー時々チョウチン釣りから離れられなかったワタシだが、仙人の一言がワタシを動かした。

テンカラやればいいのに〜

この一言でワタシの沢、源流スタイルはチョウチン釣りと言う原点に戻りつつ、テンカラと言う新たなカテゴリーにチャレンジすることになった。

そして初テンカラで天然ものの良型が2匹釣れ、その後の釣行では放流もの混じりで尺上含め8匹ほどを短時間で釣り、もはや面白くない理由は何一つない。

偉大なる山の仙人である。

すでにシーズンも残すところ3ヶ月となってしまったが、オフロードタイヤを履かせた新たな相棒リトルカブを連れて、今期も死ぬほど遊びきってやろうと思う。

もう、始まっているからね。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3456.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/08/IMG_3456-150x150.jpgtsuri-ba渓流・源流の釣りイワナ,テンカラ,檜枝岐,渓流,源流どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 さて!いよいよワタシにとっての源流シーズンの始まりである。早いところでは2月終わり、3月始めから解禁となるところも多いが、東京の我が家から直線距離で150kmだというのに檜枝岐では春の訪れが遅く解禁は4月からとなっている。 しかし4月ではまだまだ雪の中、GWあたりで雪代が最盛期となり6月に入ってようやく毛針に魚たちが翻弄される季節となる。もちろんルアーへの反応もすこぶる上がるから餌、毛針、ルアー、どの釣り方でも楽しめるのだ。 その中でも特段ワタシが気に入っている釣り方は川虫餌と毛針だ。もはやルアーは只見川での大物狙い以外はやらなくなってしまった。 広めの沢ではテンカラ、藪沢ではチョウチン釣り、沢登り装備で滝登りをしながら職漁師気分を味わう、これがワタシの源流遊びスタイルだ。 気象、工事、人、いろんな都合で釣りがし辛くなる場所が多い中でこの地だけは不変である。 以前は最低でもGWには行っていたのだが、ご存知の通り檜枝岐はGWでも真冬、小さい子が二人いるので2年前のようによっぽどのことがない限りは新潟の海で過ごすことが恒例となっている。つまりワタシの解禁は6月から、と言うことだ。 そして釣りのシーズンにだけ山の仙人と会うのも楽しみの一つとなっている。山の仙人ではあるが東京、あるいは東京近郊で働いている、働いていた方々がほとんどだが。 源流は人一人の幅しかない藪沢も多い、またそう言った場所に尺上がいるのだから集団で釣行するようなことはなく、数人のグループで来ていても散り散りに皆それぞれの沢へと出かけ、夕方にはまた皆が戻って来る。全員の安否確認ができたところでイワナや山菜、キノコを持ち寄り山小屋の宴会が始まるのである。 それ以上でもない、それ以下でもない。集団行動が何よりも苦手なワタシにとってはリラックスしつつも人と関われる、一切の気を使わない気持ちの楽な場所なのだ。 そして仙人たちはワタシがそうした若干変わり者であることをよく知っているので山小屋の宴会にお誘いいただいたにも関わらず、ひとり焚き火を見ながら酒を飲んでいても誰も何もイワナい。 この気楽さがたまらなく良いのだ。つまり家族のように皆自由である。 実釣行の記事で改めて紹介しようと思うが、仙人の一人に謎多き山仙人がいる。 かれこれ10年以上、この地だけでの付き合いとなる。わかっているのは大体の居住エリアと定年退職していると言うことぐらいだろうか。 一緒に釣りをしたこともなければ釣りをしている姿を見たこともない。でも誰よりも釣りを愛し、魚を愛し、音楽を愛し、花を愛する曲がったことが大嫌い、謎の仙人である。なんとなく、ワタシがあの年齢になった時、あぁなるんだろうなぁと想像させられる。 一言で言うと親近感だ。 テンカラがやりたいと長年思いながらもなかなかルアー時々チョウチン釣りから離れられなかったワタシだが、仙人の一言がワタシを動かした。 テンカラやればいいのに〜 この一言でワタシの沢、源流スタイルはチョウチン釣りと言う原点に戻りつつ、テンカラと言う新たなカテゴリーにチャレンジすることになった。 そして初テンカラで天然ものの良型が2匹釣れ、その後の釣行では放流もの混じりで尺上含め8匹ほどを短時間で釣り、もはや面白くない理由は何一つない。 偉大なる山の仙人である。 すでにシーズンも残すところ3ヶ月となってしまったが、オフロードタイヤを履かせた新たな相棒リトルカブを連れて、今期も死ぬほど遊びきってやろうと思う。 もう、始まっているからね。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン