どうもこんにちは!ツリーバ編集長かもしれないヒビヤです。

例えば釣り人とは切っても切り離せない天気、あるいは車など乗り物の調子、飼い犬や猫の体調、何か異変があるときと言うのは必ず前兆があるものだ。

人もそう、子どもがやけにぐずるなぁとか、ご飯を全然食べないなぁなんて時の翌日には熱が出たりする事がある。

そうしたわずかな前兆をわずかな異変から感じとりそれを釣果に結びつけるのも釣りの面白さ、醍醐味ではないだろうか。

以前の記事にも書いているがワタシは前情報を全く頭に入れずに釣りに挑むのが好きだ。どこそこでナニナニが釣れているから行こう、これでは最初から答えが分かっているクイズと同じである。または手遅れの場合も多い。

自分の目と脚と頭、つまり身体全体を使って魚の居場所を探し出す。しかもそれが自作ルアーで釣れたならサイズや数に関係なく喜びへと昇華する。

そしてそれが答え合わせだ。

つまり前回の釣行でたった一匹の多毛類を偶然見つけられたことは非常に大きな前兆である。

もちろん季節が来れば多毛類が発生するのはわかりきっている事なのだが、そのタイミングがいつもわからない。

今年は例年に比べてかなり遅く早ければ12月、1月あたりからポツポツと見え始めるのだが2月に入っても全く見えなかった。

先日の釣行でようやくたった一匹だけいたのだ。

答えではない大きなヒント、次に期待しない理由がもはやない。

2月7日 木曜日 20時〜21時30分

下げ二分ぐらい

晴れ

南よりの強い風

イージスオーシャンだと暑い

 

ポイントに到着すると風がやや強くやめておけばよかったかと一瞬思ったがこれ以上強くならなければなんとかなりそうである。

水面は風によってバチャバチャしておりライズがあるのかどうかもはや全くわからない。

ただ風の当たらない岸際をよーく見て見ると、

流れる多毛類!

所謂バチ抜けが顕著に発生している。

多からず、少なからず

何も足さない、何も引かない

当然ながら期待感は更に高まる。ヒントが答えに近づいた瞬間である。

この時期にワタシが一番の期待を寄せるルアーは自作はもちろんだが、何はともあれみんな大好きエリア10だ。

メディアに大々的に取り上げられる事はなくメーカー内で揉めて会社が二分した不運な過去を持ちながらも絶大な人気とその実績は唯一無二の存在である。

オールシーズンオールオッケー!

ある時期からバチ抜け特化型ルアーと言うものが登場したわけだが正直ワタシはあまりこれによる効果と言うものに期待していない。

だってAREA10と自作ルアーが一番釣れてるんだもの!

もはやワタシにとっては疑いようがない事実である。

水面はバシャバシャとしてどこを狙って良いのかいまいちわからぬがとりあえず若干アップ目にフルキャスト。

それっ!

ほとんどリトリーブせずに流れに乗せ穂先から出たラインを軸に弧を描くようにAREA10が走る。

ワタシが一番苦手な釣りだ。

何度か同じように流すが、

全くアタリがない。

ルアーが反転したあとにこちらへと激烈デッドスローで引いてくるとアタリなのかゴミなのか、くすぐるようなゴソゴソっとした感触があり、なんとなくバチ抜けシーズン特有のシーバスのあたりのような気もする。

消え入りそうな集中力を奮い立たせ今度はキワッキワをアップにキャストして流れとほぼ同じ速度でAREA10を引いてくるとまたくすぐるようなゴソゴソっとした感触が伝わってくる。

うむ。これは間違いない。

シーバスだ!

タイミングを見計らって電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

バチャバチャ

ズドドドドドドドドドドドドドドド

エラ洗いもなく大して力もないのだが、重さからしてひょっとしたら、

ひょっとするぞ?

時折ギューッと突っ込むのだがすぐに浮いてくる。そしてまたギューッと突っ込むを数回繰り返したのち、無事にネットイン。

ズドーン!

83センチのランカー様、

ご降臨!

とは言えである。引きやエラ洗いは初夏から秋のそれとは違い面白みに欠ける。そしてもうワタシのカラダは自作ルアーでなければ満足できなくなってしまっているのだ。

バチ抜けもあり、魚がいる事はわかった。

ここからは自作ルアーで勝負だ!

自作フローティングミノーを流すとすぐにゴソゴソっとしたアタリが出た。

電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

ズババババババババババ

やはり力が無いので下手に止めるとフックアウトしてしまいそうなのでゴリ巻きで寄せてしまう。

50センチぐらいだろうか。ワタシが作ったルアーをばっくりと咥えている。

これこれ!これだよおじさん!

サイズもさることながら、これが楽しいのよ!

見てみて!俺が作ったルアー!

再び自作ルアーを流すと反転ししばらくしてまたゴソゴソとくすぐるようなアタリが出た。

ゴソゴソ。

ゴソゴソ。

電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

今度は良さそうなサイズだぞ?

ズバババババババババババ

先ほどのランカー様と同じぐらいの引き、重さ。これはひょっとしたらひょっとするかもしれないぞ。

いまだ破られていない自作ルアーでのランカー様の壁。

いよいよ破るときが来たのではないか?

いやしかし待てよ。もし自作ルアーでランカー様の壁を越えてしまったらワタシは何を目標に日々努力をすれば良いのだ?

仕事一辺倒バリバリ仕事人間だった人が定年退職と同時に何かを見失うかのようにワタシも日々引きこもり二度と釣り竿を持つことがなくなってしまうのではないだろうか。

喜びと不安とが交錯する。

なかなか目標や目指すところに到達できない。それに挑戦する。だからこそ物事は面白いのではないのか。

とうとうこれまでの73センチと言う大きな壁を破るときが来てしまったのか。

63センチ!

魚体が曲がってしまったので実寸よりも小さく見えるが、自作ルアーと言う事を考えれば十分なサイズ、いやむしろちょうどよく嬉しいサイズである。

風が止むと同時、これ以降多毛類の姿も消え短い短いジアイは終了となった。同時にアタリも完全に消えてしまった。

強者アングラーたちは多毛類の流下に合わせて己も下りながら釣って行くのだと思うが、残念ながらワタシにはそこまでの許された時間がない。

お家に帰って洗濯しないと!

ファーザーズアングラーの辛いところである。

これ以外にも45センチ〜50センチ程度のものがいくつか釣れトータル5匹か、6匹の釣果があった。

とにかく自作ルアーで良型の魚を釣ることができて何よりも嬉しい。

ウェ〜イ!

ライントラブルもなく非力とは言えランカーを釣り上げてくれたのは今回も、

ツリーバオリジナルPEライン0.8号、リーダーは海平の5号。

ワタシの定番ラインシステムだ。

次にバチ抜けが期待できるとすれば、2月最後の大潮以降だろうか。

ただその合間にベイトフィッシュ狙いのシーバスがガツガツ食ってくることもあるので油断はできない。

せっかくのチャンスを逃さぬよう隙間を見つけては足繁く通うほかないだろう。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/02/ranker.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/02/ranker-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシング2019,イージスオーシャン,シーバス,ツリーバオリジナルPEライン,ハンドメイドルアー,バチ抜け,ランカーシーバス,海平,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長かもしれないヒビヤです。 例えば釣り人とは切っても切り離せない天気、あるいは車など乗り物の調子、飼い犬や猫の体調、何か異変があるときと言うのは必ず前兆があるものだ。 人もそう、子どもがやけにぐずるなぁとか、ご飯を全然食べないなぁなんて時の翌日には熱が出たりする事がある。 そうしたわずかな前兆をわずかな異変から感じとりそれを釣果に結びつけるのも釣りの面白さ、醍醐味ではないだろうか。 以前の記事にも書いているがワタシは前情報を全く頭に入れずに釣りに挑むのが好きだ。どこそこでナニナニが釣れているから行こう、これでは最初から答えが分かっているクイズと同じである。または手遅れの場合も多い。 自分の目と脚と頭、つまり身体全体を使って魚の居場所を探し出す。しかもそれが自作ルアーで釣れたならサイズや数に関係なく喜びへと昇華する。 そしてそれが答え合わせだ。 つまり前回の釣行でたった一匹の多毛類を偶然見つけられたことは非常に大きな前兆である。 もちろん季節が来れば多毛類が発生するのはわかりきっている事なのだが、そのタイミングがいつもわからない。 今年は例年に比べてかなり遅く早ければ12月、1月あたりからポツポツと見え始めるのだが2月に入っても全く見えなかった。 先日の釣行でようやくたった一匹だけいたのだ。 答えではない大きなヒント、次に期待しない理由がもはやない。 2月7日 木曜日 20時〜21時30分 下げ二分ぐらい 晴れ 南よりの強い風 イージスオーシャンだと暑い   ポイントに到着すると風がやや強くやめておけばよかったかと一瞬思ったがこれ以上強くならなければなんとかなりそうである。 水面は風によってバチャバチャしておりライズがあるのかどうかもはや全くわからない。 ただ風の当たらない岸際をよーく見て見ると、 流れる多毛類! 所謂バチ抜けが顕著に発生している。 多からず、少なからず 何も足さない、何も引かない 当然ながら期待感は更に高まる。ヒントが答えに近づいた瞬間である。 この時期にワタシが一番の期待を寄せるルアーは自作はもちろんだが、何はともあれみんな大好きエリア10だ。 メディアに大々的に取り上げられる事はなくメーカー内で揉めて会社が二分した不運な過去を持ちながらも絶大な人気とその実績は唯一無二の存在である。 オールシーズンオールオッケー! ある時期からバチ抜け特化型ルアーと言うものが登場したわけだが正直ワタシはあまりこれによる効果と言うものに期待していない。 だってAREA10と自作ルアーが一番釣れてるんだもの! もはやワタシにとっては疑いようがない事実である。 水面はバシャバシャとしてどこを狙って良いのかいまいちわからぬがとりあえず若干アップ目にフルキャスト。 それっ! ほとんどリトリーブせずに流れに乗せ穂先から出たラインを軸に弧を描くようにAREA10が走る。 ワタシが一番苦手な釣りだ。 何度か同じように流すが、 全くアタリがない。 ルアーが反転したあとにこちらへと激烈デッドスローで引いてくるとアタリなのかゴミなのか、くすぐるようなゴソゴソっとした感触があり、なんとなくバチ抜けシーズン特有のシーバスのあたりのような気もする。 消え入りそうな集中力を奮い立たせ今度はキワッキワをアップにキャストして流れとほぼ同じ速度でAREA10を引いてくるとまたくすぐるようなゴソゴソっとした感触が伝わってくる。 うむ。これは間違いない。 シーバスだ! タイミングを見計らって電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! バチャバチャ ズドドドドドドドドドドドドドドド エラ洗いもなく大して力もないのだが、重さからしてひょっとしたら、 ひょっとするぞ? 時折ギューッと突っ込むのだがすぐに浮いてくる。そしてまたギューッと突っ込むを数回繰り返したのち、無事にネットイン。 ズドーン! 83センチのランカー様、 ご降臨! とは言えである。引きやエラ洗いは初夏から秋のそれとは違い面白みに欠ける。そしてもうワタシのカラダは自作ルアーでなければ満足できなくなってしまっているのだ。 バチ抜けもあり、魚がいる事はわかった。 ここからは自作ルアーで勝負だ! 自作フローティングミノーを流すとすぐにゴソゴソっとしたアタリが出た。 電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! ズババババババババババ やはり力が無いので下手に止めるとフックアウトしてしまいそうなのでゴリ巻きで寄せてしまう。 50センチぐらいだろうか。ワタシが作ったルアーをばっくりと咥えている。 これこれ!これだよおじさん! サイズもさることながら、これが楽しいのよ! 見てみて!俺が作ったルアー! 再び自作ルアーを流すと反転ししばらくしてまたゴソゴソとくすぐるようなアタリが出た。 ゴソゴソ。 ゴソゴソ。 電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! 今度は良さそうなサイズだぞ? ズバババババババババババ 先ほどのランカー様と同じぐらいの引き、重さ。これはひょっとしたらひょっとするかもしれないぞ。 いまだ破られていない自作ルアーでのランカー様の壁。 いよいよ破るときが来たのではないか? いやしかし待てよ。もし自作ルアーでランカー様の壁を越えてしまったらワタシは何を目標に日々努力をすれば良いのだ? 仕事一辺倒バリバリ仕事人間だった人が定年退職と同時に何かを見失うかのようにワタシも日々引きこもり二度と釣り竿を持つことがなくなってしまうのではないだろうか。 喜びと不安とが交錯する。 なかなか目標や目指すところに到達できない。それに挑戦する。だからこそ物事は面白いのではないのか。 とうとうこれまでの73センチと言う大きな壁を破るときが来てしまったのか。 63センチ! 魚体が曲がってしまったので実寸よりも小さく見えるが、自作ルアーと言う事を考えれば十分なサイズ、いやむしろちょうどよく嬉しいサイズである。 風が止むと同時、これ以降多毛類の姿も消え短い短いジアイは終了となった。同時にアタリも完全に消えてしまった。 強者アングラーたちは多毛類の流下に合わせて己も下りながら釣って行くのだと思うが、残念ながらワタシにはそこまでの許された時間がない。 お家に帰って洗濯しないと! ファーザーズアングラーの辛いところである。 これ以外にも45センチ〜50センチ程度のものがいくつか釣れトータル5匹か、6匹の釣果があった。 とにかく自作ルアーで良型の魚を釣ることができて何よりも嬉しい。 ウェ〜イ! ライントラブルもなく非力とは言えランカーを釣り上げてくれたのは今回も、 ツリーバオリジナルPEライン0.8号、リーダーは海平の5号。 ワタシの定番ラインシステムだ。 次にバチ抜けが期待できるとすれば、2月最後の大潮以降だろうか。 ただその合間にベイトフィッシュ狙いのシーバスがガツガツ食ってくることもあるので油断はできない。 せっかくのチャンスを逃さぬよう隙間を見つけては足繁く通うほかないだろう。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン