【荒川シーバス2016】去っていくシーバスの後ろ姿を見送る悲しく切ない冬の中流域。
どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
季節が移ろう時と言うのはあっけないほど一瞬で、とても不安定なものだ。
真冬のように寒くなってみたり、少し暖かくなってみたり。
まるでコロコロと変わる人の気持ちのようである。
そしてなんとなく、人が離れていくようで不安な寂しさを感じる季節でもある。
シーバスさんは離れていかないで!海に降りないで!
数日前の釣行で荒川中流域はもはや冬の川へと変貌してしまったような気がしつつ、まだまだ行けるのではないか、そんな人の心ほどに薄っぺらな期待を込めて隙間時間の短時間釣行へと行ってきた。
12月4日 16時30分~17時30分過ぎ
中潮上げ六分ぐらいのダラダラ潮
晴れのち曇り
微風
タイドグラフを見る限り中潮最終日の上げとあって流れはダラダラだろうと予測し、ド干潟が展開されるMMMポイントへエントリーすると、予想通りのダラダラ上げ。
こりゃたまらん!
しかしその期待感とは裏腹にトップで出るほどシーバスは優しくなかった。
まだ明るい時間なのでX-80やバイブで狙うのがよさそうな気もするのだが、トップで出ないとなれば、やはりそこはトップの次に好きなシンキングペンシルの出番だろう。
あまり流れはないのでデッドスローすぎるとすぐにボトムに触ってしまい、根掛かりの心配がついて回るのでロッドを立て少し早めにリトリーブする。それでも怪しい時はトゥイッチで上昇させてやれば瞬時に根掛かり回避ができる。
一投ごとに角度や立ち位置を変え、4投目ぐらいだろうか、
ピックアップ寸前に食ってきた!
すぐに外れた!
おい!
魚体が一瞬見えたのだがサイズは40センチぐらいか。完全にルアーに引っ張られる形になっていたので警戒してしまい、次のヒットはないだろう。
貴重なヒットを逃してしまった。。。
念のため同じラインを通してみるが、やはりダメだった。
すぐに場を見切り、心霊岬へと大きく移動してみると予想以上に水位が高く、杭が3メートルほど先で水没。これはちょっとやりづらいなと思いつつ、ワンダーとソルトペンシルを通して見るが、反応がない上に杭へのヒットを意識してしまい、どうも集中できない。
遠くからアングラーなのか、別の目的の人なのかは不明なのだが薄暗い開墾ポイントに人がいるのが見えていたが、ワタシが入った時にはいなくなっていたので開墾ポイントを半分ほど往復ランガンすることにし、まずは久しぶりに登場のリップレスミノーで飛距離を稼いで長い距離を引いてみるが、
全く反応はない。
キワッキワも駆け上がりも、反応はない。
ただの荒川のようだ。
固い沈み根があるポイントはワンダーだと少しレンジが深く、根掛かりするのでリップレスミノー、ソルトペンシルを中心に通してみるが、やっぱり反応はない。
こりゃぁ、ダメか。
もうダメか。
時計を見るとあと数分でタイムリミットだ。
帰って夕ご飯を作らなくてはならない!急げ!
帰りたくないと駄々をこねる子どものような心境でワンダーに絞り、復路をハイスピードランガンしていくと、なんとなく怪しいポイントがある。
ベイトは沢山いるのだが、とくにザワついているわけではなく、なんとなく怪しいのだ。その怪しさはストラクチャーのカーブの形にあるのだと思う。
少しタイムリミットを超えてしまうが、神経を集中させ怪しいポイント目がけて3投ほどすると食った!
ガチン!
怪しいポイントじゃなくて、すぐ足元で。。。
ピックアップ寸前だったのでチョウチン釣り状態になってしまい、すばやくベールを開きテンションが抜けないようにラインを出す。
サイズは大してないので、そのまま抜きあげると、とっても綺麗ではあるが、40センチ弱と小さ目ナイスシーバスだ。
最後の最後に釣れてよかった。
荒川の神様、ありがとう!
たった一週間の間にトップへの反応が鈍くなってしまった。本当に季節と魚との関係とは面白いものだ。
もし時間が取れるのであれば、休日に葛西臨海公園の渚へ行くのがよさそうだ。プレッシャーが比較的低いのと、落ちていきつつあるシーバスがどうやら立ち寄っている様子。小さい塩回りのうちがチャンスかもしれない。
そして夜に上げ止まりを迎える塩回りになるのでトップでの反応に期待感が高まる。平日夜のダンディーなファーザーズアングラーの皆さんはルアーケースにひとつトッププラグを入れておくと楽しめることもあるだろう。
ワタシはあまりサイズや数ではなくシチュエーションに拘っている(例えば目と耳で楽しめるトップの水柱とか)ので、プレッシャーが低く先行者のいないポイントも増えるこの時期、厳しいが好都合ではある。どんな状況であれ釣りがしたい。
釣れても釣れなくても釣りがしたい。
極寒でも釣りがしたい!あぁ釣りがしたい!
なかなか好きな時に好きなように釣りができないファーザーズアングラーは皆、同じ気持ちではないだろうか。
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=2067https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/12/7c9ad52937ea65d389e902c4994799d7.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/12/7c9ad52937ea65d389e902c4994799d7-150x150.jpeg荒川のシーバスフィッシングシンキングペンシル,シーバス,トップウォーター,冬,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 季節が移ろう時と言うのはあっけないほど一瞬で、とても不安定なものだ。 真冬のように寒くなってみたり、少し暖かくなってみたり。 まるでコロコロと変わる人の気持ちのようである。 そしてなんとなく、人が離れていくようで不安な寂しさを感じる季節でもある。 シーバスさんは離れていかないで!海に降りないで! 数日前の釣行で荒川中流域はもはや冬の川へと変貌してしまったような気がしつつ、まだまだ行けるのではないか、そんな人の心ほどに薄っぺらな期待を込めて隙間時間の短時間釣行へと行ってきた。 12月4日 16時30分~17時30分過ぎ 中潮上げ六分ぐらいのダラダラ潮 晴れのち曇り 微風 タイドグラフを見る限り中潮最終日の上げとあって流れはダラダラだろうと予測し、ド干潟が展開されるMMMポイントへエントリーすると、予想通りのダラダラ上げ。 こりゃたまらん! しかしその期待感とは裏腹にトップで出るほどシーバスは優しくなかった。 まだ明るい時間なのでX-80やバイブで狙うのがよさそうな気もするのだが、トップで出ないとなれば、やはりそこはトップの次に好きなシンキングペンシルの出番だろう。 あまり流れはないのでデッドスローすぎるとすぐにボトムに触ってしまい、根掛かりの心配がついて回るのでロッドを立て少し早めにリトリーブする。それでも怪しい時はトゥイッチで上昇させてやれば瞬時に根掛かり回避ができる。 一投ごとに角度や立ち位置を変え、4投目ぐらいだろうか、 ピックアップ寸前に食ってきた! すぐに外れた! おい! 魚体が一瞬見えたのだがサイズは40センチぐらいか。完全にルアーに引っ張られる形になっていたので警戒してしまい、次のヒットはないだろう。 貴重なヒットを逃してしまった。。。 念のため同じラインを通してみるが、やはりダメだった。 すぐに場を見切り、心霊岬へと大きく移動してみると予想以上に水位が高く、杭が3メートルほど先で水没。これはちょっとやりづらいなと思いつつ、ワンダーとソルトペンシルを通して見るが、反応がない上に杭へのヒットを意識してしまい、どうも集中できない。 遠くからアングラーなのか、別の目的の人なのかは不明なのだが薄暗い開墾ポイントに人がいるのが見えていたが、ワタシが入った時にはいなくなっていたので開墾ポイントを半分ほど往復ランガンすることにし、まずは久しぶりに登場のリップレスミノーで飛距離を稼いで長い距離を引いてみるが、 全く反応はない。 キワッキワも駆け上がりも、反応はない。 ただの荒川のようだ。 固い沈み根があるポイントはワンダーだと少しレンジが深く、根掛かりするのでリップレスミノー、ソルトペンシルを中心に通してみるが、やっぱり反応はない。 こりゃぁ、ダメか。 もうダメか。 時計を見るとあと数分でタイムリミットだ。 帰って夕ご飯を作らなくてはならない!急げ! 帰りたくないと駄々をこねる子どものような心境でワンダーに絞り、復路をハイスピードランガンしていくと、なんとなく怪しいポイントがある。 ベイトは沢山いるのだが、とくにザワついているわけではなく、なんとなく怪しいのだ。その怪しさはストラクチャーのカーブの形にあるのだと思う。 少しタイムリミットを超えてしまうが、神経を集中させ怪しいポイント目がけて3投ほどすると食った! ガチン! 怪しいポイントじゃなくて、すぐ足元で。。。 ピックアップ寸前だったのでチョウチン釣り状態になってしまい、すばやくベールを開きテンションが抜けないようにラインを出す。 サイズは大してないので、そのまま抜きあげると、とっても綺麗ではあるが、40センチ弱と小さ目ナイスシーバスだ。 最後の最後に釣れてよかった。 荒川の神様、ありがとう! たった一週間の間にトップへの反応が鈍くなってしまった。本当に季節と魚との関係とは面白いものだ。 もし時間が取れるのであれば、休日に葛西臨海公園の渚へ行くのがよさそうだ。プレッシャーが比較的低いのと、落ちていきつつあるシーバスがどうやら立ち寄っている様子。小さい塩回りのうちがチャンスかもしれない。 そして夜に上げ止まりを迎える塩回りになるのでトップでの反応に期待感が高まる。平日夜のダンディーなファーザーズアングラーの皆さんはルアーケースにひとつトッププラグを入れておくと楽しめることもあるだろう。 ワタシはあまりサイズや数ではなくシチュエーションに拘っている(例えば目と耳で楽しめるトップの水柱とか)ので、プレッシャーが低く先行者のいないポイントも増えるこの時期、厳しいが好都合ではある。どんな状況であれ釣りがしたい。 釣れても釣れなくても釣りがしたい。 極寒でも釣りがしたい!あぁ釣りがしたい! なかなか好きな時に好きなように釣りができないファーザーズアングラーは皆、同じ気持ちではないだろうか。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!tsuri-ba日比谷 泰宏info@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
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