どうもこんにちは!ツリーバ編集長の日比谷です。

年末に良型バラシはあれど、かれこれ1ヶ月シーバスを釣り上げていない。と言うか、行けども行けどもそのバラシ以外はアタリすら得られていない。

その上、冬型が強まり強風の日が続き、夜の荒川へ行くためにはいつもの倍以上のモチベーションがワタシには必要である。

そこで、冬の釣れない季節も釣りを楽しもうと先日自作ルアーのコンセプトを掲げたわけだが、ようやく製作にとりかかっている。

まずは作るのが比較的簡単なシンキングペンシルだ。

早く使いたくて急ピッチで作業を進めたのだが、いくらダイソーの速乾エポキシでもそれなりに硬化するまでは時間が必要で、今回は簡単に塗装もしようと思っているので、実釣は少し先になりそうだ。

釣れない季節に悶絶している方に是非!自作ルアーに挑戦していただくべく、簡単ではあるが、ワタシのルアー製作の過程をご紹介しよう!

テレレッテッテッテッテ♪テレレッテッテッテッテ♪

必要な材料は以下の通り。フックや目のシール、無水エタノール以外はダイソーで全て揃う。

木の板、ステンレスワイヤー、ガン玉または中通しの錘、2液型エポキシ接着剤、瞬間接着剤、皮ポンチ、エポキシパテ

まずはルアーのデザインを決める。グラフィックデザイナー歴が無駄に長いワタシはイラストレーターで側面図を起こす。もちろん手描きで構わない。

それをプリントアウトし、ハサミで切り抜いて型紙として、ふたつほど板に外周を書き写す。

木の目に沿ってカッターで切り、目に対して横方向は糸鋸で切ると楽に切る事ができる。

切り出した板を先ほど書いた線に沿ってカッターで適当に削り形を大体整える。

整えたルアーのベース二枚を瞬間接着剤を点付けにして貼り合わす。この時べったりと付けてしまうと取れなくなるので注意しよう。

次はカッターで思い描く形に大まかに削って行く。

大雑把に形ができたら400番程度の紙ヤスリで形を整える。

慣れてしまえばここまで1時間もあればできてしまうのだが、問題はここからだ。ここからがルアー作りの本番だ。

ルアーの長さに合わせてステンレスワイヤーで貫通式のアイを作り、真ん中と両端を補強の目的でPEラインを巻き付け瞬間接着剤を垂らして固める。

ここでもツリーバオリジナルPEラインは大活躍だ。

形を整えたルアーを一度割り、貼り合わせる面にアイを通す溝とウェイトの穴を掘る。この時、どこにウェイトを入れるかを予め決めておかないと取り返しのつかないことになってしまうので、注意しよう。

中通しの錘をワイヤーに予め通してしまうのも手なのだが、ワタシはできる限り低い重心とし、少しカタカタと音が出るのが好きなので、ルアーの腹部を大きく深くえぐり、潰したガン玉を突っ込む。そしてワイヤーはルアーの背側を沿うように通す。

ウェイトをキレイに納めたい場合にはリューターでガン玉が収まるホールを作ってやるといいだろう。

ここまでできたら一度ルアーをテープなどで貼り合わせ、お風呂や洗面所で浮力チェックをする。今回はシンキングペンシルなので、沈むように調整するのだが、これがなかなか難しい。

一回目のテストではリップを付けようかと一瞬悩むほどにキレイなフローティングになってしまったので、ウェイトを足し、浮力を落とすためにさらに内部を削る。恐らくコーティングしてフック類が付けばシンキングとなるであろうところまで調整した。

シンキングペンシルの場合は少し浮力を残して置くとスローシンキングになり、シャローでの使用やアクションが付けやすくなる。

ウェイトが決まったら半身になっているルアー内部にパーツを入れ、今度はベッタリと瞬間接着剤で半身同士を貼り合わせ、アイ周辺や隙間をエポキシパテで埋め、乾いたら紙ヤスリでキレイに整えてやれば一段落。

事前に目玉を入れる部分を削っておくといいだろう。ワタシは皮ポンチで目の外周に線を入れ、中をカッターで細かく切り、彫刻刀で削って最後に紙ヤスリで整えている。

あとは2液型のエポキシ接着剤で全体をコーティングする。この時塗っているそばから硬化してしまうので、ドライヤーで温めながらやるか、無水エタノールで薄めてやると塗りやすくなる。

乾燥したら目玉を付けて更にコーディング。

カチカチになったら完成だ。

そのまま使うもよし、ペイントして更にコーティングするもよし、お子さんに色を塗ってもらうのもよし、あなたのアイデアで自作ルアーと冬を楽しもう。

自作ルアーで最初の一匹を釣り上げればあなたにとって忘れられない釣りになることは間違いない。

シンキングペンシルが完成したら改めて紹介しよう。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/01/IMG_2109-1024x768.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/01/IMG_2109-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシンキングペンシル,シーバス,冬,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長の日比谷です。 年末に良型バラシはあれど、かれこれ1ヶ月シーバスを釣り上げていない。と言うか、行けども行けどもそのバラシ以外はアタリすら得られていない。 その上、冬型が強まり強風の日が続き、夜の荒川へ行くためにはいつもの倍以上のモチベーションがワタシには必要である。 そこで、冬の釣れない季節も釣りを楽しもうと先日自作ルアーのコンセプトを掲げたわけだが、ようやく製作にとりかかっている。 まずは作るのが比較的簡単なシンキングペンシルだ。 早く使いたくて急ピッチで作業を進めたのだが、いくらダイソーの速乾エポキシでもそれなりに硬化するまでは時間が必要で、今回は簡単に塗装もしようと思っているので、実釣は少し先になりそうだ。 釣れない季節に悶絶している方に是非!自作ルアーに挑戦していただくべく、簡単ではあるが、ワタシのルアー製作の過程をご紹介しよう! テレレッテッテッテッテ♪テレレッテッテッテッテ♪ 必要な材料は以下の通り。フックや目のシール、無水エタノール以外はダイソーで全て揃う。 木の板、ステンレスワイヤー、ガン玉または中通しの錘、2液型エポキシ接着剤、瞬間接着剤、皮ポンチ、エポキシパテ まずはルアーのデザインを決める。グラフィックデザイナー歴が無駄に長いワタシはイラストレーターで側面図を起こす。もちろん手描きで構わない。 それをプリントアウトし、ハサミで切り抜いて型紙として、ふたつほど板に外周を書き写す。 木の目に沿ってカッターで切り、目に対して横方向は糸鋸で切ると楽に切る事ができる。 切り出した板を先ほど書いた線に沿ってカッターで適当に削り形を大体整える。 整えたルアーのベース二枚を瞬間接着剤を点付けにして貼り合わす。この時べったりと付けてしまうと取れなくなるので注意しよう。 次はカッターで思い描く形に大まかに削って行く。 大雑把に形ができたら400番程度の紙ヤスリで形を整える。 慣れてしまえばここまで1時間もあればできてしまうのだが、問題はここからだ。ここからがルアー作りの本番だ。 ルアーの長さに合わせてステンレスワイヤーで貫通式のアイを作り、真ん中と両端を補強の目的でPEラインを巻き付け瞬間接着剤を垂らして固める。 ここでもツリーバオリジナルPEラインは大活躍だ。 形を整えたルアーを一度割り、貼り合わせる面にアイを通す溝とウェイトの穴を掘る。この時、どこにウェイトを入れるかを予め決めておかないと取り返しのつかないことになってしまうので、注意しよう。 中通しの錘をワイヤーに予め通してしまうのも手なのだが、ワタシはできる限り低い重心とし、少しカタカタと音が出るのが好きなので、ルアーの腹部を大きく深くえぐり、潰したガン玉を突っ込む。そしてワイヤーはルアーの背側を沿うように通す。 ウェイトをキレイに納めたい場合にはリューターでガン玉が収まるホールを作ってやるといいだろう。 ここまでできたら一度ルアーをテープなどで貼り合わせ、お風呂や洗面所で浮力チェックをする。今回はシンキングペンシルなので、沈むように調整するのだが、これがなかなか難しい。 一回目のテストではリップを付けようかと一瞬悩むほどにキレイなフローティングになってしまったので、ウェイトを足し、浮力を落とすためにさらに内部を削る。恐らくコーティングしてフック類が付けばシンキングとなるであろうところまで調整した。 シンキングペンシルの場合は少し浮力を残して置くとスローシンキングになり、シャローでの使用やアクションが付けやすくなる。 ウェイトが決まったら半身になっているルアー内部にパーツを入れ、今度はベッタリと瞬間接着剤で半身同士を貼り合わせ、アイ周辺や隙間をエポキシパテで埋め、乾いたら紙ヤスリでキレイに整えてやれば一段落。 事前に目玉を入れる部分を削っておくといいだろう。ワタシは皮ポンチで目の外周に線を入れ、中をカッターで細かく切り、彫刻刀で削って最後に紙ヤスリで整えている。 あとは2液型のエポキシ接着剤で全体をコーティングする。この時塗っているそばから硬化してしまうので、ドライヤーで温めながらやるか、無水エタノールで薄めてやると塗りやすくなる。 乾燥したら目玉を付けて更にコーディング。 カチカチになったら完成だ。 そのまま使うもよし、ペイントして更にコーティングするもよし、お子さんに色を塗ってもらうのもよし、あなたのアイデアで自作ルアーと冬を楽しもう。 自作ルアーで最初の一匹を釣り上げればあなたにとって忘れられない釣りになることは間違いない。 シンキングペンシルが完成したら改めて紹介しよう。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン