こんにちわ!ツリーバGMのモリ@シックス・センスです。

うだる暑さ、うなるストレス。
梅雨が明けたのかは知らないですが、別の要因で毎日毎日心がうだっています。

そんな時は、西に向かおうぞ。人類社会を、捨てようぞ。
ということで、今回は西伊豆へと出向きました。

なぜ西伊豆なのかと言えば、魚影、魚影、魚影。

もうこの最近のスランプを脱するには、魚影の濃さしか解決策はないからである。
そんなこんなで3時間半かけて到着した西伊豆は戸田。

IZU イズ ビューティホー!!

水はスケスケです。

はずかしいくらいスケスケ。

だが、こちらも恥ずかしいには事欠かない。

伊豆の海にも燦然と輝く、魔法のスティック、ペン竿。

正直こんなもの、誰もここには持込まない。

ただメディアのGMとして、ここで引き下がるわけにはいかないのだ。
このタックルで日本全国どこでも制す。これこそが醍醐味なのだ。
そして、スランプ脱出。支配からの卒業。

この辺で、ポイント紹介も少し挟んでおきましょう。

ここは西伊豆、戸田。読み方は「とだ」ではなく「へだ」なのはご存知でしょうか。
伊豆にはこういった珍しい名前が多々存在する。

たとえば「田牛」。こんなのばっかなので、読み方を想像すらできないものも存在します。
(本当の読み方は、またその地域に行った時に説明しよう)

話を戻しましょう。
戸田は西伊豆の海岸線の比較的北部に位置し、西伊豆から南伊豆に至る西側の海岸線の入り口に位置する観光地です。古き良き日本の漁村が、ここにあります。

ここから南の下田界隈に向かう方がほとんどなので、ここで止まる方は比較的少なく、
通過してしまう人も多いのではないでしょうか。なので大体の時期で空いています。

戸田は非常に大きな湾になっているので、風も避けられ、のんびり釣りするには最高のロケーションかと思っています。風強いの嫌ですからね。
湾内への潮周りは良く、湾内で大物に出会うことも多々あります。

 

そして今日のポイントはここ。
湾の突起物、堤防です。突起物。

湾内に突起物は全部で3つ。突起物ABCです。

少し狭いんですけど、釣り人も少ない時が多いので最高ですね。
あとは堤防から海面までが激チカなので、それも気持ち良いです。

さて実釣。

この突起物Aがよさそう。

のぞいてみる。

たぶんネンブツダイだらけだが、そんなことはどうでもいい。

これはもう釣れない方がおかしいレベルだ。

今日も魔法のペン竿と、乾き物でレッツ突起物!

あー、もう大爆釣だ。どうしよう♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おい。

 

これは夢か。

30分くらい、アタリすらない。

 

 

海に謝ったり、ペン竿を褒めちぎってみても、何も反応が出ない。

 

 

もうおしまいだ、引退だ…GM引退。
ヒビヤとイシザキにあやまってもう引退しよう。

 

そんな想いが頭をよぎった時、近くで騒いでいた中国人の観光客の方たちが去っていった。

やっと行ったか…と振り返ると、そこには

この日最大の奇跡が待っていた。

 

 

O・KI・A・MI

 

 

誰も見たことがない伝説のエサ、オキアミ(使いかけ)がそこに残されていた。

中国人の一団は、これを使ってカニか何か釣って騒いでいたのか、
飽きてそのまま置いて帰ってしまったようである。

それまでお世話になってたエサをあっさり置いて帰るな!という気分はあれど、
こちらはもうGM引退間近、背に腹状態である。

 

恥ずかしげもなく颯爽とオキアミを手にし、元いたポイントにバラまいて、

そこに魔法のペン竿と乾き物でセカンドアタック。

 

そして入れた瞬間…

 

キター!

 

また入れると…

 

キター!!

 

また入れると…

キター!!!

空室率0%、本日は申し訳ございませんが、満室でございます。

 

ひさびさの入れ食い。

 

奇跡のエサの匂いのおかげか、めでたく、ネンブツ唱えまくりとなった。
そして私のスランプも、もうおしまいだ!!!

とはいえこんな空室率0%を予想していなかったので、

小さいバケツしか持っていないのがまたアホです。。

結局バケツ6回転リリースくらいで、結果60匹くらいネンブツ唱えたでしょうか。

少し飽きた(笑)ので、
その後は、近くにいたカサゴも釣って差し上げることに。

 

オラー!

オラオラ釣りで、2匹ゲット♪

 

時は来た。ここからわたしの時代が始まる。
もうヒビヤもイシザキも駆逐していくのである。
そして魔法のペン竿で、世界中の魚を駆逐するのだ。。。

 

気が付けばあたりは真っ暗。。。どんだけ釣りしてんだ。

とはいえこの戸田というポイント(と伝説のエサ)のおかげで、素晴らしい日となった。

戸田の釣りの神様に感謝である。

 

 

 

(神様…またスランプになったら、すぐ来ますね…)

 

 

 

そう願いを伝えると、対岸に見える戸田の街のやさしい明かりが、言ってくれた。

 

 

 

 

 

「いいかげん帰れよ」

 

 

 

 

 

それではみなさん、今日も良い釣り人生を。

No 突起物, No Life.

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_2905-2.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_2905-2-150x150.jpgtsuri-ba海釣り伊豆,御浜,御浜岬,御浜海岸,戸田,海釣り,西伊豆こんにちわ!ツリーバGMのモリ@シックス・センスです。 うだる暑さ、うなるストレス。 梅雨が明けたのかは知らないですが、別の要因で毎日毎日心がうだっています。 そんな時は、西に向かおうぞ。人類社会を、捨てようぞ。 ということで、今回は西伊豆へと出向きました。 なぜ西伊豆なのかと言えば、魚影、魚影、魚影。 もうこの最近のスランプを脱するには、魚影の濃さしか解決策はないからである。 そんなこんなで3時間半かけて到着した西伊豆は戸田。 IZU イズ ビューティホー!! 水はスケスケです。 はずかしいくらいスケスケ。 だが、こちらも恥ずかしいには事欠かない。 伊豆の海にも燦然と輝く、魔法のスティック、ペン竿。 正直こんなもの、誰もここには持込まない。 ただメディアのGMとして、ここで引き下がるわけにはいかないのだ。 このタックルで日本全国どこでも制す。これこそが醍醐味なのだ。 そして、スランプ脱出。支配からの卒業。 この辺で、ポイント紹介も少し挟んでおきましょう。 ここは西伊豆、戸田。読み方は「とだ」ではなく「へだ」なのはご存知でしょうか。 伊豆にはこういった珍しい名前が多々存在する。 たとえば「田牛」。こんなのばっかなので、読み方を想像すらできないものも存在します。 (本当の読み方は、またその地域に行った時に説明しよう) 話を戻しましょう。 戸田は西伊豆の海岸線の比較的北部に位置し、西伊豆から南伊豆に至る西側の海岸線の入り口に位置する観光地です。古き良き日本の漁村が、ここにあります。 ここから南の下田界隈に向かう方がほとんどなので、ここで止まる方は比較的少なく、 通過してしまう人も多いのではないでしょうか。なので大体の時期で空いています。 戸田は非常に大きな湾になっているので、風も避けられ、のんびり釣りするには最高のロケーションかと思っています。風強いの嫌ですからね。 湾内への潮周りは良く、湾内で大物に出会うことも多々あります。   そして今日のポイントはここ。 湾の突起物、堤防です。突起物。 湾内に突起物は全部で3つ。突起物ABCです。 少し狭いんですけど、釣り人も少ない時が多いので最高ですね。 あとは堤防から海面までが激チカなので、それも気持ち良いです。 さて実釣。 この突起物Aがよさそう。 のぞいてみる。 たぶんネンブツダイだらけだが、そんなことはどうでもいい。 これはもう釣れない方がおかしいレベルだ。 今日も魔法のペン竿と、乾き物でレッツ突起物! あー、もう大爆釣だ。どうしよう♡     ...     ...     ...       おい。   これは夢か。 30分くらい、アタリすらない。     海に謝ったり、ペン竿を褒めちぎってみても、何も反応が出ない。     もうおしまいだ、引退だ...GM引退。 ヒビヤとイシザキにあやまってもう引退しよう。   そんな想いが頭をよぎった時、近くで騒いでいた中国人の観光客の方たちが去っていった。 やっと行ったか...と振り返ると、そこには この日最大の奇跡が待っていた。     O・KI・A・MI     誰も見たことがない伝説のエサ、オキアミ(使いかけ)がそこに残されていた。 中国人の一団は、これを使ってカニか何か釣って騒いでいたのか、 飽きてそのまま置いて帰ってしまったようである。 それまでお世話になってたエサをあっさり置いて帰るな!という気分はあれど、 こちらはもうGM引退間近、背に腹状態である。   恥ずかしげもなく颯爽とオキアミを手にし、元いたポイントにバラまいて、 そこに魔法のペン竿と乾き物でセカンドアタック。   そして入れた瞬間...   キター!   また入れると...   キター!!   また入れると... キター!!! 空室率0%、本日は申し訳ございませんが、満室でございます。   ひさびさの入れ食い。   奇跡のエサの匂いのおかげか、めでたく、ネンブツ唱えまくりとなった。 そして私のスランプも、もうおしまいだ!!! とはいえこんな空室率0%を予想していなかったので、 小さいバケツしか持っていないのがまたアホです。。 結局バケツ6回転リリースくらいで、結果60匹くらいネンブツ唱えたでしょうか。 少し飽きた(笑)ので、 その後は、近くにいたカサゴも釣って差し上げることに。   オラー! オラオラ釣りで、2匹ゲット♪   時は来た。ここからわたしの時代が始まる。 もうヒビヤもイシザキも駆逐していくのである。 そして魔法のペン竿で、世界中の魚を駆逐するのだ。。。   気が付けばあたりは真っ暗。。。どんだけ釣りしてんだ。 とはいえこの戸田というポイント(と伝説のエサ)のおかげで、素晴らしい日となった。 戸田の釣りの神様に感謝である。       (神様...またスランプになったら、すぐ来ますね...)       そう願いを伝えると、対岸に見える戸田の街のやさしい明かりが、言ってくれた。           「いいかげん帰れよ」           それではみなさん、今日も良い釣り人生を。 No 突起物, No Life.手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン