こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです!

旧岩淵水門で精霊のご加護もあり釣り上げたウナギ。本気ウナギ釣りにおける待望の釣果なので、大切に抱えて家まで持ち帰りました。

水を綺麗な水道水に取り替え、シェアハウスの少ない個人スペースの一角で泥抜き開始。

約1時間後・・・

臨終。

ありがとう。楽しい時間を本当にありがとう。
テナガエビと同じく、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

本来ウナギを美味しく食べるためには泥抜きが必須らしいが、まぁ荒川そのままの恵みを味わうのも悪くない。

でも。どうゆう料理にして食べようか(食べてもらおうか)

ウナギの食べ方の王道といえば、やはり蒲焼だろう。土用の丑の日に食べるのも基本的には蒲焼だし、う巻きやうな茶、名古屋の名物であるひつまぶしなんかも基本的には蒲焼のアレンジ。

でもなぁ。せっかくだし何か変わった食べ方をしてみたいんだよなぁ。幸いにも二匹いるので一匹は王道の蒲焼にするとしても、もう一匹は何かこだわりを持った料理にしたい。何かいい料理はないだろうか・・・


市場魚貝類図鑑
より

刺身は料理法としては王道だが、ウナギの刺身とは自分の中でかなり斬新。刺身で食いたいところだが、川魚の刺身というのはかなりのリスクがある上に、しかも今回のウナギは荒川で採れたウナギ。これを刺身で食うのは一種の賭けみたいなものでしょ。それに、シェアハウスの同居人に食わせることも前提としているため、下手したら殺人事件になりかねない。刺身はやはりなしだろう・・・

やはり蒲焼をなにかアレンジする方向なのか・・・
二匹とも蒲焼の方向で動きかけていたところ、蒲焼の語源についての記載を見つける。

古くウナギは長い筒切りにして串に刺して塩焼きにした。この形がガマの穂ににていたので「ガマの穂焼き」が変化した。(蒲焼の語源 説1 市場魚貝類図鑑より)

これだ!

何年前だったか平成のシェフが戦国時代にタイムスリップして信長の料理人になるというドラマを少し見たことがった。その中で、ウナギをさばいて「宇治丸のネギ塩焼き 干大根の味噌和えのせ」というおしゃれ料理に仕上げる主人公に対してガレッジセールのゴリ演じる秀吉がこう罵声を浴びせる。

「何やってんだよぉ!宇治丸(ウナギ)ってぇのはなぁ!筒切りにしてなぁ!縦に串打ってぇ!囲炉裏に刺して焼くんだよぉ!」

と。

秀吉さん。同意します。
それがあるべきウナギの味わい方ですよね!

というわけで一匹は筒切りにして焼く。もう一匹は王道の蒲焼で決定!

色々調べていると切りがないので、自分の考えるがままに処理していく。

滑りのある魚の処理方法といえば、塩を振ってシコシコするというのが自分の中での王道。キッチンにあった共用の塩を我が物かのようにふんだんに振りかける。

・・・が、一向に変化なし。

この調子じゃ一体何時間シコシコしなきゃいけないんだってくらいに滑りが消えない。

そこで、備品として用意してあった新品スポンジを拝借。これでウナギの体にゴシゴシと洗体作業を施していく。

なんかめっちゃ黒いのが取れます。これは荒川の汚れなのか・・・とも思いましたがたぶんウナギの鱗なのでしょう。

普通はたぶんこんなになるまで洗わないんでしょうね。でも何となく、荒川だしね・・・
洗体作業も終わったし、いよいよさばきを開始。

まずは蒲焼用にウナギを開いていく。
だが、ウナギさばくの初めてだし、ノリでできるレベルじゃない。youtubeを見てお勉強

これは背開きってやつなんでしょうね。確か関東が背開きで関西が腹開きという違いがあったように思ったが・・・。とりあえず動画も見たしあとは適当に捌いていく。

用意するのはまな板、金槌、釘。

「釘ってどこに打つんだったっけ?」と早速動画内容を忘れたが、「めうち」というからには目を打つんだよね、たぶん。


どうです!?

意外にいけてませんか?
我ながら会心の捌きなんですけど。
まぁ本来はあんな死ぬほど滑りは取らないだろうし、生きたままさばくんでしょうからもっと難しいんでしょうね。

次に「こだわり」の筒切りをしていく。
まな板にウナギを横たえ、包丁を構え、

バンッ、バンッ、バンッ、バンッ、バンッ

完成。

と言いたいところだが、内臓から危ない香りが漂っている。さすがに内臓を食ったら、さらには食わせたら殺人事件になりかねない。

そこで内臓を取り除いて一応完成。
正確には「筒切り」と言えるかどうかはわからないが一応イメージ上の「こだわり」は実現できた。

捌きも完了したので、今度は焼く!(続く

No Tsuri-ba No Life

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5258.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/07/IMG_5258-150x150.jpgいしぽよ釣りTALKウナギ,料理,荒川,隅田川こんにちわ!ツリーバライターのイシザキです! 旧岩淵水門で精霊のご加護もあり釣り上げたウナギ。本気ウナギ釣りにおける待望の釣果なので、大切に抱えて家まで持ち帰りました。 水を綺麗な水道水に取り替え、シェアハウスの少ない個人スペースの一角で泥抜き開始。 約1時間後・・・ 臨終。 ありがとう。楽しい時間を本当にありがとう。 テナガエビと同じく、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。 本来ウナギを美味しく食べるためには泥抜きが必須らしいが、まぁ荒川そのままの恵みを味わうのも悪くない。 でも。どうゆう料理にして食べようか(食べてもらおうか) ウナギの食べ方の王道といえば、やはり蒲焼だろう。土用の丑の日に食べるのも基本的には蒲焼だし、う巻きやうな茶、名古屋の名物であるひつまぶしなんかも基本的には蒲焼のアレンジ。 でもなぁ。せっかくだし何か変わった食べ方をしてみたいんだよなぁ。幸いにも二匹いるので一匹は王道の蒲焼にするとしても、もう一匹は何かこだわりを持った料理にしたい。何かいい料理はないだろうか・・・ 市場魚貝類図鑑より 刺身は料理法としては王道だが、ウナギの刺身とは自分の中でかなり斬新。刺身で食いたいところだが、川魚の刺身というのはかなりのリスクがある上に、しかも今回のウナギは荒川で採れたウナギ。これを刺身で食うのは一種の賭けみたいなものでしょ。それに、シェアハウスの同居人に食わせることも前提としているため、下手したら殺人事件になりかねない。刺身はやはりなしだろう・・・ やはり蒲焼をなにかアレンジする方向なのか・・・ 二匹とも蒲焼の方向で動きかけていたところ、蒲焼の語源についての記載を見つける。 古くウナギは長い筒切りにして串に刺して塩焼きにした。この形がガマの穂ににていたので「ガマの穂焼き」が変化した。(蒲焼の語源 説1 市場魚貝類図鑑より) これだ! 何年前だったか平成のシェフが戦国時代にタイムスリップして信長の料理人になるというドラマを少し見たことがった。その中で、ウナギをさばいて「宇治丸のネギ塩焼き 干大根の味噌和えのせ」というおしゃれ料理に仕上げる主人公に対してガレッジセールのゴリ演じる秀吉がこう罵声を浴びせる。 「何やってんだよぉ!宇治丸(ウナギ)ってぇのはなぁ!筒切りにしてなぁ!縦に串打ってぇ!囲炉裏に刺して焼くんだよぉ!」 と。 秀吉さん。同意します。 それがあるべきウナギの味わい方ですよね! というわけで一匹は筒切りにして焼く。もう一匹は王道の蒲焼で決定! 色々調べていると切りがないので、自分の考えるがままに処理していく。 滑りのある魚の処理方法といえば、塩を振ってシコシコするというのが自分の中での王道。キッチンにあった共用の塩を我が物かのようにふんだんに振りかける。 ・・・が、一向に変化なし。 この調子じゃ一体何時間シコシコしなきゃいけないんだってくらいに滑りが消えない。 そこで、備品として用意してあった新品スポンジを拝借。これでウナギの体にゴシゴシと洗体作業を施していく。 なんかめっちゃ黒いのが取れます。これは荒川の汚れなのか・・・とも思いましたがたぶんウナギの鱗なのでしょう。 普通はたぶんこんなになるまで洗わないんでしょうね。でも何となく、荒川だしね・・・ 洗体作業も終わったし、いよいよさばきを開始。 まずは蒲焼用にウナギを開いていく。 だが、ウナギさばくの初めてだし、ノリでできるレベルじゃない。youtubeを見てお勉強♪ これは背開きってやつなんでしょうね。確か関東が背開きで関西が腹開きという違いがあったように思ったが・・・。とりあえず動画も見たしあとは適当に捌いていく。 用意するのはまな板、金槌、釘。 「釘ってどこに打つんだったっけ?」と早速動画内容を忘れたが、「めうち」というからには目を打つんだよね、たぶん。 どうです!? 意外にいけてませんか? 我ながら会心の捌きなんですけど。 まぁ本来はあんな死ぬほど滑りは取らないだろうし、生きたままさばくんでしょうからもっと難しいんでしょうね。 次に「こだわり」の筒切りをしていく。 まな板にウナギを横たえ、包丁を構え、 バンッ、バンッ、バンッ、バンッ、バンッ 完成。 と言いたいところだが、内臓から危ない香りが漂っている。さすがに内臓を食ったら、さらには食わせたら殺人事件になりかねない。 そこで内臓を取り除いて一応完成。 正確には「筒切り」と言えるかどうかはわからないが一応イメージ上の「こだわり」は実現できた。 捌きも完了したので、今度は焼く!(続く) No Tsuri-ba No Life手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン