どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

いよいよ寒さが本格化し、シーバスフィッシングにおいてこのまま厳しい季節に突入してしまうのか?と、ちょっと不安でもあるのだが、そんな時だからこそ、河川シーバスフィッシングを攻略しようではないか!

これは特にシーバスフィッシングを始めたものの、まだ釣れない、思うように釣れない、そんな事で悩んでいるあなたにこそ読んでほしい。

全く釣り経験なくシーバスを始めた方、ブラックバスやトラウトなど他のルアーフィッシング経験があってシーバスを始めた方、餌釣りなどからルアーの入門としてシーバスを始めた方、そのバックグラウンドはみなさん様々だろう。

他のルアーフィッシング経験があってシーバスを始めた方であればご自身で試行錯誤しシーバスフィッシングのポイントを掴んでいるかと思うが、これまで釣り経験が無い…また餌釣り経験はあるのだけど…と言う方で何ヶ月、時には年単位でシーバスをこれまでに釣り上げた事が無い…と言う人は実は多い。

釣れた事はなくてもキャストは上達した、道具も揃っている!後は釣るだけだ!

釣れずに諦めてしまう前に、今一度自分の釣りを振り返って見直してみよう!

 

その1:セオリーを守りすぎてはいないかい?

シーバスフィッシングで釣果を上げるために大切な事はセオリーを守るという事。

バイブを遠投してボトムに着いたら巻き始める、リフト&フォールするとか。

ポイントを上から見た場合、扇状にルアーをキャストする、とか。

上流に遠投、ドリフトさせながら橋脚のキワにルアーを通す、とか。

この季節にはこんなルアーを使う、とか。

でもそれを守らなかったらどうなるのか?どんな結果が一体待っているのか?奥田民生の「さすらい」みたいだが、疑問を持ちそう考えたらワクワクしないだろうか。そこにはあなたの新しい釣りの世界が待っているかもしれないのだ。

これはセオリーを破る1つの例に過ぎないが、下の図を見てほしい。

よく目にするのは図1のようなルアーの通し方だ。これで釣れずに諦める前に図2、または図3のルアーの通し方を試してほしい。

寒い季節ならシンキングペンシルやレンジが浅く派手な動きをしない静かなフローティングミノーをゆっくりと通すのがいいだろう。

夏から秋ならトップウォータープラグのドッグウォーク、シェイクがオススメだ。 ただし、あまりのリアルな動きに猫が狙いに来るので注意してほしい。猫にひっかけてしまっても大変だ。シーバスも警戒してしまう。

そして、橋の下ではなく、是非とも誰もいないオープンエリアに注目してみよう。

誰もいない=釣れない、ではないという事をしっかり覚えていてほしい。

図1
図1

 

図2
図2

 

図3
図3

その2:一箇所で粘りすぎてはいないかい?

上記のようにセオリーを少し破ってもシーバスが出なければ、そこのシーバスは今日は気分が乗らないのだと諦めよう。気分の乗らないシーバスの機嫌を伺っているうちにあなたの機嫌が悪くなってしまう。

釣りのジャンルやフィールドにもよるが、得てして釣りとは脚で釣るものである。

青物のように広い範囲、しかも早いスピードで回遊する魚であれば待ち構えるのも得策のひとつだが、河川のシーバスは小さな範囲をゆっくりと回遊している。

それを追いかけてあなた自身が脚を使ってシーバスを探すのだ。数投したら上流、または下流へとどんどん移動しながらルアーを投げよう。

移動先の目安となるのが餌となる小魚の気配なのだが、ここで覚えていてほしい事は目に見える小魚の気配が絶対ではないという事だ。

水面に小魚の波紋がなくとも、ここなら小魚が集まるかもしれないと思う疑わしい場所があれば、図2、図3のような軌跡をイメージしてルアーを通してみよう。もちろん逆方向からでも構わない。水面に見て取れるような小魚の気配はなくとも、水中で群れている事がよくあるのだ。

目に見えるものが全てではない、心の目で見るのだ!

ルアーを着水させるポイントは怪しき場所の少し先だ。真上に落としたのでは気づかれる前にシーバスが警戒してしまう事がある。時には落ちた瞬間に食ってくる事もあるが、まずは少し先に落とすようにしよう。

 

その3:足下を見逃してはいないかい?

これもセオリーを守りすぎないという事になるのだが、シーバスと言えば遠投、橋の明暗と言うイメージがあるが、決してそればかりではないという事だ。

ポイントにもよるがむしろシーバスはあなたの目と鼻の先、浅い足下にいる事が多い。

ここで前述した小魚の群れを思い出してみよう。勘のいいあなたならもうわかったかもしれない。

小魚の群れは浅い岸際に集まってくる事が多いのだ。ボラの仔であれば岸際の苔や多毛類を食べにやってくる。

シーバスはそのボラの仔を食べにやってくるのだ。つまり岸際=あなたの足下にもシーバスはいる!これを狙わない手はないだろう。

その小魚たちの中を見慣れぬ魚が群れから外れてフラフラと力なく泳いでいたらシーバスは本能のままに真っ先にそいつに飛びつく。シーバスは目が良く濁っている川の中でも下から急浮上して小魚を捕らえるハンターなのだ。

これをイメージしながらルアーを通せばあなたのモチベーションも長く続くだろう。ただし、粘りすぎてはいけない。あなたの時間を有効に使うのだ。

 

その4:足繁くフィールドに通っているかい?

シーバスを釣るためには足繁く同じポイントに通う。結論としてはこれが全てだと言ってもいい。

釣りと言うとのんびりしたもの、まったりとしたもの、と言う風に思われがちだがどのジャンルも実はとてもストイックなスポーツなのだ。

繰り返しの練習あるのみである。そしてやっかいなのはそこに潮汐や気温、水温、時期といった自然が絡む事である。だからこそ足繁く通ってあなたなりの秘密のパターンを見つけるのだ。

シーバスの着く場所を見つける、川底の形状を把握する、シーバスが釣れる季節を知る。これらは実際にフィールドへ通ってあなた自身が体験するしかなく、最大の武器となる事は間違いない。高いルアーを無くす事も格段に減るだろう。

もし自分だけのポイント、メソッド、パターンを見つけたなら、それはあなただけの釣りの財産となるのだ。

そしてこれらをあなたの脚と経験で手に入れるのもルアーフィッシングの醍醐味、面白さである事を忘れてはいけない。

 

是非この寒い季節にもフィールドへ通ってあなただけの特別なシーバスフィッシングを見つけてほしい。

それでは今日もフィールドで!No Tsuri-ba No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/01/cats01.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/01/cats01-150x150.jpgtsuri-ba釣りTALKシーバス,パターン,メソッド,冬のシーバス,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 いよいよ寒さが本格化し、シーバスフィッシングにおいてこのまま厳しい季節に突入してしまうのか?と、ちょっと不安でもあるのだが、そんな時だからこそ、河川シーバスフィッシングを攻略しようではないか! これは特にシーバスフィッシングを始めたものの、まだ釣れない、思うように釣れない、そんな事で悩んでいるあなたにこそ読んでほしい。 全く釣り経験なくシーバスを始めた方、ブラックバスやトラウトなど他のルアーフィッシング経験があってシーバスを始めた方、餌釣りなどからルアーの入門としてシーバスを始めた方、そのバックグラウンドはみなさん様々だろう。 他のルアーフィッシング経験があってシーバスを始めた方であればご自身で試行錯誤しシーバスフィッシングのポイントを掴んでいるかと思うが、これまで釣り経験が無い…また餌釣り経験はあるのだけど…と言う方で何ヶ月、時には年単位でシーバスをこれまでに釣り上げた事が無い…と言う人は実は多い。 釣れた事はなくてもキャストは上達した、道具も揃っている!後は釣るだけだ! 釣れずに諦めてしまう前に、今一度自分の釣りを振り返って見直してみよう!   その1:セオリーを守りすぎてはいないかい? シーバスフィッシングで釣果を上げるために大切な事はセオリーを守るという事。 バイブを遠投してボトムに着いたら巻き始める、リフト&フォールするとか。 ポイントを上から見た場合、扇状にルアーをキャストする、とか。 上流に遠投、ドリフトさせながら橋脚のキワにルアーを通す、とか。 この季節にはこんなルアーを使う、とか。 でもそれを守らなかったらどうなるのか?どんな結果が一体待っているのか?奥田民生の「さすらい」みたいだが、疑問を持ちそう考えたらワクワクしないだろうか。そこにはあなたの新しい釣りの世界が待っているかもしれないのだ。 これはセオリーを破る1つの例に過ぎないが、下の図を見てほしい。 よく目にするのは図1のようなルアーの通し方だ。これで釣れずに諦める前に図2、または図3のルアーの通し方を試してほしい。 寒い季節ならシンキングペンシルやレンジが浅く派手な動きをしない静かなフローティングミノーをゆっくりと通すのがいいだろう。 夏から秋ならトップウォータープラグのドッグウォーク、シェイクがオススメだ。 ただし、あまりのリアルな動きに猫が狙いに来るので注意してほしい。猫にひっかけてしまっても大変だ。シーバスも警戒してしまう。 そして、橋の下ではなく、是非とも誰もいないオープンエリアに注目してみよう。 誰もいない=釣れない、ではないという事をしっかり覚えていてほしい。     その2:一箇所で粘りすぎてはいないかい? 上記のようにセオリーを少し破ってもシーバスが出なければ、そこのシーバスは今日は気分が乗らないのだと諦めよう。気分の乗らないシーバスの機嫌を伺っているうちにあなたの機嫌が悪くなってしまう。 釣りのジャンルやフィールドにもよるが、得てして釣りとは脚で釣るものである。 青物のように広い範囲、しかも早いスピードで回遊する魚であれば待ち構えるのも得策のひとつだが、河川のシーバスは小さな範囲をゆっくりと回遊している。 それを追いかけてあなた自身が脚を使ってシーバスを探すのだ。数投したら上流、または下流へとどんどん移動しながらルアーを投げよう。 移動先の目安となるのが餌となる小魚の気配なのだが、ここで覚えていてほしい事は目に見える小魚の気配が絶対ではないという事だ。 水面に小魚の波紋がなくとも、ここなら小魚が集まるかもしれないと思う疑わしい場所があれば、図2、図3のような軌跡をイメージしてルアーを通してみよう。もちろん逆方向からでも構わない。水面に見て取れるような小魚の気配はなくとも、水中で群れている事がよくあるのだ。 目に見えるものが全てではない、心の目で見るのだ! ルアーを着水させるポイントは怪しき場所の少し先だ。真上に落としたのでは気づかれる前にシーバスが警戒してしまう事がある。時には落ちた瞬間に食ってくる事もあるが、まずは少し先に落とすようにしよう。   その3:足下を見逃してはいないかい? これもセオリーを守りすぎないという事になるのだが、シーバスと言えば遠投、橋の明暗と言うイメージがあるが、決してそればかりではないという事だ。 ポイントにもよるがむしろシーバスはあなたの目と鼻の先、浅い足下にいる事が多い。 ここで前述した小魚の群れを思い出してみよう。勘のいいあなたならもうわかったかもしれない。 小魚の群れは浅い岸際に集まってくる事が多いのだ。ボラの仔であれば岸際の苔や多毛類を食べにやってくる。 シーバスはそのボラの仔を食べにやってくるのだ。つまり岸際=あなたの足下にもシーバスはいる!これを狙わない手はないだろう。 その小魚たちの中を見慣れぬ魚が群れから外れてフラフラと力なく泳いでいたらシーバスは本能のままに真っ先にそいつに飛びつく。シーバスは目が良く濁っている川の中でも下から急浮上して小魚を捕らえるハンターなのだ。 これをイメージしながらルアーを通せばあなたのモチベーションも長く続くだろう。ただし、粘りすぎてはいけない。あなたの時間を有効に使うのだ。   その4:足繁くフィールドに通っているかい? シーバスを釣るためには足繁く同じポイントに通う。結論としてはこれが全てだと言ってもいい。 釣りと言うとのんびりしたもの、まったりとしたもの、と言う風に思われがちだがどのジャンルも実はとてもストイックなスポーツなのだ。 繰り返しの練習あるのみである。そしてやっかいなのはそこに潮汐や気温、水温、時期といった自然が絡む事である。だからこそ足繁く通ってあなたなりの秘密のパターンを見つけるのだ。 シーバスの着く場所を見つける、川底の形状を把握する、シーバスが釣れる季節を知る。これらは実際にフィールドへ通ってあなた自身が体験するしかなく、最大の武器となる事は間違いない。高いルアーを無くす事も格段に減るだろう。 もし自分だけのポイント、メソッド、パターンを見つけたなら、それはあなただけの釣りの財産となるのだ。 そしてこれらをあなたの脚と経験で手に入れるのもルアーフィッシングの醍醐味、面白さである事を忘れてはいけない。   是非この寒い季節にもフィールドへ通ってあなただけの特別なシーバスフィッシングを見つけてほしい。 それでは今日もフィールドで!No Tsuri-ba No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン