どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

この記事は3月に入ってから書いているのだが、書いている途中にふと来月になれば桧枝岐村の源流が解禁であることを思い出した。

途端にあの複雑に入り組んだ源流の流れ、岩肌、緑の深さ、美しい渓の魚たちが泳ぐ情景がすっとイメージされた。

まだ子が小さいため雪上キャンプは難しいが、以前はまだまだ深い雪、雪代の季節にも渓の魚を求めて雪に埋もれながらテン場を中心に山中を歩き回っていた。

最近は以前のように一日中山の中で釣りをしているわけにもいかぬので、今年は何か新しい面白みを見つけようと奥只見湖から只見川本流へ入ってくる大物を狙うことを計画している。

サクラマス、大山女魚、大岩魚、流れに乗った引きの強さを考えただけで鼓動が早くなる。

本流と言ってもその流れは細く、少し登れば源流域である。それがたまらぬ魅力なのだ。

日頃のフィールドでもまた然り。新しい楽しみを見つけるのもまた釣りの醍醐味である。

若かりし日に見つけた懐かしいポイントで新たな可能性を見つけた前回の釣行。ここのところマンネリになっていた狩猟イズムに再び火が着いた。

前回釣行の翌日、ワタシはさらに新たな可能性を求め、荒川ドM緊縛フィッシングに挑戦したのだ。

2月26日

19時30分

中潮下げ始め

晴れ

風は微風

昨夜と同じ秘密の狩猟ポイントへとエントリー。

潮はゆっくりと下げているが、昨日ほどのスピードではない。

水面には多毛類を捕食する魚の波紋があちこちに現れるが、シーバスではないようだ。

今夜もコイの予感♪

自作シンキングペンシルのフックをサイズアップして挑戦するつもりでポケットには新品のフックを入れてきたのだが、今日はこのルアーを使うことはなさそうだ。

交換するのめんどくさいし。

それよりもまだ釣果を出していないシャローAR90Fの出番であろう。

このルアーはシャローランナーであることは間違いないのだが、具体的な潜行レンジはよくわからない。

つまり、危険なコイ注意!である。

アクションはクリクリフラフラとハイピッチローリング主体で、市販品であればエリア10やコモモに近い。特にコモモSF-110のようにフラフラが強くなったり弱くなったりととても効きそうな不規則アクションをしている。

もちろん。ローリングは狙ったアクションだが、強弱付きの不規則フラフラは偶然である。

同じものは二度と作れない気がする。

シャローエリアかつ、この時間はまだ水深がある状態だ。まずは岸際キワッキワに向けキャスト。

何度か通しているとガガガ!と強烈なアタリでシーバスがヒットした!

バシャバシャ!バルルル!

久しぶりに見たエラ洗いだ。

エキサイティーング!ファーンタスティック!

このルアーでは初の釣果となる記念すべき1匹。66センチのナイスシーバスだ!

image

IMG_0647

しかもガップリと後ろから咥え込んでいる。

ルアーのシルエットも太め、カラーもボラカラー、所謂バチパターンではなさそうだ。

上流へ向けランガンすると先の方に人影が見えた気がした。そう思っているうちに焚き火だろうか、激しい炎が上がり始めた。

火はどんどん大きくなり、ちょっとした火事騒ぎ程度に大きくなっている。

大丈夫か!?

たぶん、ブルーシーターであろう。

その先にはヘッドライトが見えるが、昨日も点けっぱなしで何かやっているのが見えたのだが、アングラーではないのか?

よくわからないが、両者ともにあまり近づかぬところで折り返しとし、エントリーポイントより少し下流側を狙ってみる。

するとすぐにドクっとしたアタリでシーバスがヒット!

30センチの綺麗なナイスシーバス!

IMG_0648

さらにその下を狙うとまたヒット!

52センチの銀ピカシーバス!

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ぜーんぶ自作ルアーのシャローAR90Fでの釣果だ。

俺メイドルアー!完璧や!

スレたのか、全く反応が得られなくなってしまったので、思い出水没ポイントのストラクチャーポイント1へ少し大きく移動する。

先日の水没寸前まで立っていた場所に立ち、自作ルアーをキャスト。

岸際から少しずつアウトサイドへと投げていき、ゆっくーりスーパーデッドスローで流れに逆らうようにルアーを通す。

すると立入禁止のエリアから柵を跨いでアングラーが出てきた。

そのアングラーがワタシの後ろを通りかかったその瞬間、

ゔぅー!鳥肌がダーバーザーダーザザー!

ガチン!シーバスヒットだ!

これはかなりいい引きをしている。ロッドがバットからブチ曲がりだ。

キツめに締めたドラグが少しずつ出ていき、寄せては離れてを繰り返す。

これはランカークラスいっただろ!

エキサイティーング!ファーンタスティック!

67センチ!おい!

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ここのところ体力のないシーバスとばかりやり取りしていたから忘れていたが、確かに9月10月のシーバスは60クラスともなれば相当な引きで楽しませてくれる。それを思えば納得である。

岸際キワッキワにルアーを通すとゴチン!としたアタリでまたシーバスがヒットだ!

バシャバシャ!バルルル!

エラ洗いしてはいるが、大した引きではない。せいぜい50センチと言ったところか。

72センチ!おい!

自作ルアー最大サイズ!イエス!

image

そろそろ帰ってビールが飲みたくなってきたところで、ストラクチャーポイント2へ小移動する。

ここも水没ストラクチャー同様何年も通っているが、一度だけX-80を持って行かれたことがあった。手応えからしてランカークラスであろうと思うが、わからない。

その時と同じように少し沖側へキャストし、ダウンクロスで通してくると、ゴゴっとしたアタリでシーバスがヒットだ!

これもまたあまり引かないが、55センチに少し足らないナイスシーバス!

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俺メイドルアーで6匹ヒット、最大サイズ72センチ、バラしなし!

完璧や!

楽しい釣りを組み立てられた冬の夜であった。

ほんの一瞬の間に、思い通りだったり、思い通りにならなかったり、思った以上のことが起きたり、思わぬアクシデントがあったり。

だから釣りは面白い。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/03/image-5.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/03/image-5-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,自作ルアー,荒川,釣りどうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 この記事は3月に入ってから書いているのだが、書いている途中にふと来月になれば桧枝岐村の源流が解禁であることを思い出した。 途端にあの複雑に入り組んだ源流の流れ、岩肌、緑の深さ、美しい渓の魚たちが泳ぐ情景がすっとイメージされた。 まだ子が小さいため雪上キャンプは難しいが、以前はまだまだ深い雪、雪代の季節にも渓の魚を求めて雪に埋もれながらテン場を中心に山中を歩き回っていた。 最近は以前のように一日中山の中で釣りをしているわけにもいかぬので、今年は何か新しい面白みを見つけようと奥只見湖から只見川本流へ入ってくる大物を狙うことを計画している。 サクラマス、大山女魚、大岩魚、流れに乗った引きの強さを考えただけで鼓動が早くなる。 本流と言ってもその流れは細く、少し登れば源流域である。それがたまらぬ魅力なのだ。 日頃のフィールドでもまた然り。新しい楽しみを見つけるのもまた釣りの醍醐味である。 若かりし日に見つけた懐かしいポイントで新たな可能性を見つけた前回の釣行。ここのところマンネリになっていた狩猟イズムに再び火が着いた。 前回釣行の翌日、ワタシはさらに新たな可能性を求め、荒川ドM緊縛フィッシングに挑戦したのだ。 2月26日 19時30分 中潮下げ始め 晴れ 風は微風 昨夜と同じ秘密の狩猟ポイントへとエントリー。 潮はゆっくりと下げているが、昨日ほどのスピードではない。 水面には多毛類を捕食する魚の波紋があちこちに現れるが、シーバスではないようだ。 今夜もコイの予感♪ 自作シンキングペンシルのフックをサイズアップして挑戦するつもりでポケットには新品のフックを入れてきたのだが、今日はこのルアーを使うことはなさそうだ。 交換するのめんどくさいし。 それよりもまだ釣果を出していないシャローAR90Fの出番であろう。 このルアーはシャローランナーであることは間違いないのだが、具体的な潜行レンジはよくわからない。 つまり、危険なコイ注意!である。 アクションはクリクリフラフラとハイピッチローリング主体で、市販品であればエリア10やコモモに近い。特にコモモSF-110のようにフラフラが強くなったり弱くなったりととても効きそうな不規則アクションをしている。 もちろん。ローリングは狙ったアクションだが、強弱付きの不規則フラフラは偶然である。 同じものは二度と作れない気がする。 シャローエリアかつ、この時間はまだ水深がある状態だ。まずは岸際キワッキワに向けキャスト。 何度か通しているとガガガ!と強烈なアタリでシーバスがヒットした! バシャバシャ!バルルル! 久しぶりに見たエラ洗いだ。 エキサイティーング!ファーンタスティック! このルアーでは初の釣果となる記念すべき1匹。66センチのナイスシーバスだ! しかもガップリと後ろから咥え込んでいる。 ルアーのシルエットも太め、カラーもボラカラー、所謂バチパターンではなさそうだ。 上流へ向けランガンすると先の方に人影が見えた気がした。そう思っているうちに焚き火だろうか、激しい炎が上がり始めた。 火はどんどん大きくなり、ちょっとした火事騒ぎ程度に大きくなっている。 大丈夫か!? たぶん、ブルーシーターであろう。 その先にはヘッドライトが見えるが、昨日も点けっぱなしで何かやっているのが見えたのだが、アングラーではないのか? よくわからないが、両者ともにあまり近づかぬところで折り返しとし、エントリーポイントより少し下流側を狙ってみる。 するとすぐにドクっとしたアタリでシーバスがヒット! 30センチの綺麗なナイスシーバス! さらにその下を狙うとまたヒット! 52センチの銀ピカシーバス! ぜーんぶ自作ルアーのシャローAR90Fでの釣果だ。 俺メイドルアー!完璧や! スレたのか、全く反応が得られなくなってしまったので、思い出水没ポイントのストラクチャーポイント1へ少し大きく移動する。 先日の水没寸前まで立っていた場所に立ち、自作ルアーをキャスト。 岸際から少しずつアウトサイドへと投げていき、ゆっくーりスーパーデッドスローで流れに逆らうようにルアーを通す。 すると立入禁止のエリアから柵を跨いでアングラーが出てきた。 そのアングラーがワタシの後ろを通りかかったその瞬間、 ゔぅー!鳥肌がダーバーザーダーザザー! ガチン!シーバスヒットだ! これはかなりいい引きをしている。ロッドがバットからブチ曲がりだ。 キツめに締めたドラグが少しずつ出ていき、寄せては離れてを繰り返す。 これはランカークラスいっただろ! エキサイティーング!ファーンタスティック! 67センチ!おい! ここのところ体力のないシーバスとばかりやり取りしていたから忘れていたが、確かに9月10月のシーバスは60クラスともなれば相当な引きで楽しませてくれる。それを思えば納得である。 岸際キワッキワにルアーを通すとゴチン!としたアタリでまたシーバスがヒットだ! バシャバシャ!バルルル! エラ洗いしてはいるが、大した引きではない。せいぜい50センチと言ったところか。 72センチ!おい! 自作ルアー最大サイズ!イエス! そろそろ帰ってビールが飲みたくなってきたところで、ストラクチャーポイント2へ小移動する。 ここも水没ストラクチャー同様何年も通っているが、一度だけX-80を持って行かれたことがあった。手応えからしてランカークラスであろうと思うが、わからない。 その時と同じように少し沖側へキャストし、ダウンクロスで通してくると、ゴゴっとしたアタリでシーバスがヒットだ! これもまたあまり引かないが、55センチに少し足らないナイスシーバス! 俺メイドルアーで6匹ヒット、最大サイズ72センチ、バラしなし! 完璧や! 楽しい釣りを組み立てられた冬の夜であった。 ほんの一瞬の間に、思い通りだったり、思い通りにならなかったり、思った以上のことが起きたり、思わぬアクシデントがあったり。 だから釣りは面白い。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン