どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

最近はとても暖かく、を通り越して暑くなってきたように感じる。時には30度を超えることもあるほど。本格的な夏になってしまうとなかなか釣りが難しくなってしまう魚種も多く、釣り物に困ってしまう季節の到来である。

本格的な夏到来のその前に!やらなイカ!

今ならメバル、アオリイカ、コウイカを東京からわずか1時間の富津エリアで狙う事ができるのだ!しかも明るい時間、そうデイゲームで!

メバルと言えば夜、と言うイメージを持っている方も多いかと思うのだが、実際は朝マズメであったり、ド干潮の日中であっても条件さえそろえば割と簡単に釣れてしまう魚なのだ。

もちろん、ご多分に漏れることなくこのワタシもメバルをルアーで狙い始めた当初はやはり夜しか釣れないものだと思っていた。

いつのことだったか、寒い冬の日。仕事から帰宅するやいなや晩飯も食わずに車をぶっ飛ばし、なんなら首都高も駆使し、お台場エリアでメバルを狙う日々を過ごしていたのだが、一向に釣れる気配がない。釣り具屋の店員さんは28センチを筆頭に6匹も釣ったと言うのだから、ワタシにだって釣れるのではないかと通いまくった。

毎晩のように通っていたある日、大晦日の夜にようやく釣れたのが12センチほどの小さなメバルだった。嬉しかった。本当に頑張ってよかったと思った。よく途中でくじけなかったと自分を褒めてやりたい気持ちでいっぱいだった。

釣れてくれてありがとう♪などとワタシがリリースするはずもなく、その日の年越し蕎麦と一緒に天ぷらにして食べたのであった。小さいけど、うまかった!努力の結晶と言う旨み調味料がプラスされ余計にうまく感じた。

翌年も湾奥のメバルや荒川のシーバスが大不調でストレス300%であった。こうなったら釣れる場所に行くしかない!

ワタシの富津通いがこうして始まり、片道1時間ちょっとと言う手軽さから毎週のように金曜夜から行ったり、川越でモトクロス練習を終えたあとに行ったり、はたまた24時間釣行をしてみたり、ワタシにとってはかけがえのないフィールドとなったのだ。

通いつめ研究した結果、メバルは日中でも釣れる魚だという事に気がついた。

しかしながら子どもが生まれてからと言うもの、以前ほど頻繁に行くことができないでいたのだが、今回は荒川イケメンアングラーのカネコさんと富津メバル釣行に挑戦する事になった。

富津行きが決定してからは荒川のシーバスは頭から離れ、完全に富津モードだ。なんならイカも釣ってやろう、いやいやムラソイもいいんじゃないか?待てよ?アジの群れも来るんじゃないか?

毎日楽しみで楽しみで夜も眠れない日々を過ごした。

もちろん妻にはカネコさんがどうしても富津に行きたいと言うから、仕方なく行くのだと言う理由で許可を得た。

人を利用した確信的完全犯罪である。

5月21日 土曜日

大貫漁港

晴れ

大潮

風少々

 

前夜のうちに現地入りして少し様子は見ていたのだが、ド干潮タイムで反応がなく、これは次の満潮(朝)から潮流が発生するタイミングが狙い目であろうと予測していた。

IMG_1089

6時近くになり漁港の水を見て見ると、タイドグラフの通り満潮で少々潮が動き始めている。メバルを日中に釣る条件として潮位の高さは大切な要素だ。ともに大切な要素が壁、つまりストラクチャー。

ストラクチャーは様々なものがストラクチャーとなり得るのだが、一番手っ取り早いのが足下、堤防の壁である。まずはルアーを壁沿いにキャスト、リトリーブするのがセオリーだ。精度や難しい事は考えない、とにかく壁沿いにルアー通す。飛距離も1gのジグヘッドをアンダーで投げて届く距離で十分だ。

思った通り、答えは早かった。

一投目でドク!としたアタリが出た。そのあとすぐに最初のよりは小さいものと思われる12センチ程度の子メバルをキャッチ。久し振りのメバルの手応えに興奮度MAXである。しかしそこはそれなりのビジネスメンである大人だ、スーツが似合うようなキリっとした表情でワタシは冷静を装う。きっとカネコさんからは冷静に静かに釣りをしているように見えたに違いない。

しかしワタシは、のけ反り飛び跳ねるほどに心の中で大はしゃぎしているのだ。

やった!メバルが釣れた、釣れたよー!おすぎです!

これがいつも言われるヒビヤは何があってもテンパらない、の所以である。所謂ポーカーフェイスと言うやつだ。本当はドッキドキなのだが、それを悟られないようにする特殊能力である。

そのあとすぐにカネコさんも見事!楽しみにしていた初のメバルをゲット!

中村獅童に1mmだけ似ている荒川イケメンアングラーのカネコさん
中村獅童に1mmだけ似ている荒川イケメンアングラーのカネコさん

見よ!この嬉しそうな超絶笑顔を!サングラスをかけているから、いけない口にモザイクを入れてやった。

狙っていた魚が釣れた時と言うのはツリーバのコンセプトにある通り、みんなが笑顔になるのだ。

そして、メバルは脚で釣れ、と言われるように(メバルだけではないが)堤防のアチコチを移動しながら探ると一箇所に20センチクラスのメバルが4、5匹ほど群れている場所を見つけた。

その中のほぼ全員がルアーに反応はするのだが、食いが浅くなかなかヒットに持ち込めない。探り釣りの先行者が散々叩いたのであろう、スレ気味のようである。

メバルが更にスレるか、こちらがかけるのが早いか。ここからはメバルとの1本勝負である。

この対峙する緊張感!たまらない!

これがデイゲーム、かつ定位性の強いメバルならではの醍醐味だ。

少しずつ移動しながらワームのクリッピングポイントを変えて行くと、すーっと近づいてきて、ヒーーーーッツ!

ほら!見て見て!竿がすごいしなってる!ほらほら!見て!この竿さばき!

心の中で大騒ぎし、冷静を装ってチラっと周りを見るが、誰もメバルなどねらっていないので、まるで興味なしである。

釣れたのは狙ったメバルではないが17センチぐらいの良型メバルだ。

IMG_1093

その後は15センチぐらいを追加してこの群れはどこかへと消えてしまった。

ランチタイムを挟んでメバルタックルだけを持って小移動していると、ん?

イカ!イカだ!

やらなイカ!

カネコさんにメバルタックルを預けて車へエギングタックルを取りに行く。タックルを持ち冷静を装いゆっくりと現場へと戻るが、心の中では後から来た少年たちがイカに気づいてしまうのではないかと、気が気ではない。

心のダークフォースで彼らを近づけないようにし、無事にイカポイントへと到着。

エギを投げる。シャクル。

投げる。シャクル。

投げる。シャクル。

投げる。シャクル。

すーっと近づいて反応するものの、エギを抱こうとはしない。

合間にメバルや、そこにいるかどうかわからないアジを狙いつつ、イカを探る。しかしイカからの反応は無い。

その間にカネコさんは念願の初ムラソイを数匹釣り上げていた!ムラソイのいい引きを楽しめたようである。ムラソイの引きは本当に癖になってハマること間違いなし。ワタシもその1人でムラソイ専門で富津に通った事があるほどだ。

ワタシはアナハゼと小さいカマスをかけ、念願のイカを出す事ができずに、この日は納竿となった。本来であれば夕まずめもやりたかったのだが、妻が熱を出しているとの事で早めの納竿にすることとなった。

楽しすぎる!富津!

以前はこんなことを毎週、丸一日やっていたのかと思うと、遠くの海上に見える船が少し滲んで見えた。

IMG_1091

近いうちにまた来よう。

次はイカ縛りだ!やらなイカ!

それでは今日もやらなイカ! No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/05/IMG_1090.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2016/05/IMG_1090-150x150.jpgtsuri-ba海釣りメバル,ルアー,富津どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 最近はとても暖かく、を通り越して暑くなってきたように感じる。時には30度を超えることもあるほど。本格的な夏になってしまうとなかなか釣りが難しくなってしまう魚種も多く、釣り物に困ってしまう季節の到来である。 本格的な夏到来のその前に!やらなイカ! 今ならメバル、アオリイカ、コウイカを東京からわずか1時間の富津エリアで狙う事ができるのだ!しかも明るい時間、そうデイゲームで! メバルと言えば夜、と言うイメージを持っている方も多いかと思うのだが、実際は朝マズメであったり、ド干潮の日中であっても条件さえそろえば割と簡単に釣れてしまう魚なのだ。 もちろん、ご多分に漏れることなくこのワタシもメバルをルアーで狙い始めた当初はやはり夜しか釣れないものだと思っていた。 いつのことだったか、寒い冬の日。仕事から帰宅するやいなや晩飯も食わずに車をぶっ飛ばし、なんなら首都高も駆使し、お台場エリアでメバルを狙う日々を過ごしていたのだが、一向に釣れる気配がない。釣り具屋の店員さんは28センチを筆頭に6匹も釣ったと言うのだから、ワタシにだって釣れるのではないかと通いまくった。 毎晩のように通っていたある日、大晦日の夜にようやく釣れたのが12センチほどの小さなメバルだった。嬉しかった。本当に頑張ってよかったと思った。よく途中でくじけなかったと自分を褒めてやりたい気持ちでいっぱいだった。 釣れてくれてありがとう♪などとワタシがリリースするはずもなく、その日の年越し蕎麦と一緒に天ぷらにして食べたのであった。小さいけど、うまかった!努力の結晶と言う旨み調味料がプラスされ余計にうまく感じた。 翌年も湾奥のメバルや荒川のシーバスが大不調でストレス300%であった。こうなったら釣れる場所に行くしかない! ワタシの富津通いがこうして始まり、片道1時間ちょっとと言う手軽さから毎週のように金曜夜から行ったり、川越でモトクロス練習を終えたあとに行ったり、はたまた24時間釣行をしてみたり、ワタシにとってはかけがえのないフィールドとなったのだ。 通いつめ研究した結果、メバルは日中でも釣れる魚だという事に気がついた。 しかしながら子どもが生まれてからと言うもの、以前ほど頻繁に行くことができないでいたのだが、今回は荒川イケメンアングラーのカネコさんと富津メバル釣行に挑戦する事になった。 富津行きが決定してからは荒川のシーバスは頭から離れ、完全に富津モードだ。なんならイカも釣ってやろう、いやいやムラソイもいいんじゃないか?待てよ?アジの群れも来るんじゃないか? 毎日楽しみで楽しみで夜も眠れない日々を過ごした。 もちろん妻にはカネコさんがどうしても富津に行きたいと言うから、仕方なく行くのだと言う理由で許可を得た。 人を利用した確信的完全犯罪である。 5月21日 土曜日 大貫漁港 晴れ 大潮 風少々   前夜のうちに現地入りして少し様子は見ていたのだが、ド干潮タイムで反応がなく、これは次の満潮(朝)から潮流が発生するタイミングが狙い目であろうと予測していた。 6時近くになり漁港の水を見て見ると、タイドグラフの通り満潮で少々潮が動き始めている。メバルを日中に釣る条件として潮位の高さは大切な要素だ。ともに大切な要素が壁、つまりストラクチャー。 ストラクチャーは様々なものがストラクチャーとなり得るのだが、一番手っ取り早いのが足下、堤防の壁である。まずはルアーを壁沿いにキャスト、リトリーブするのがセオリーだ。精度や難しい事は考えない、とにかく壁沿いにルアー通す。飛距離も1gのジグヘッドをアンダーで投げて届く距離で十分だ。 思った通り、答えは早かった。 一投目でドク!としたアタリが出た。そのあとすぐに最初のよりは小さいものと思われる12センチ程度の子メバルをキャッチ。久し振りのメバルの手応えに興奮度MAXである。しかしそこはそれなりのビジネスメンである大人だ、スーツが似合うようなキリっとした表情でワタシは冷静を装う。きっとカネコさんからは冷静に静かに釣りをしているように見えたに違いない。 しかしワタシは、のけ反り飛び跳ねるほどに心の中で大はしゃぎしているのだ。 やった!メバルが釣れた、釣れたよー!おすぎです! これがいつも言われるヒビヤは何があってもテンパらない、の所以である。所謂ポーカーフェイスと言うやつだ。本当はドッキドキなのだが、それを悟られないようにする特殊能力である。 そのあとすぐにカネコさんも見事!楽しみにしていた初のメバルをゲット! 見よ!この嬉しそうな超絶笑顔を!サングラスをかけているから、いけない口にモザイクを入れてやった。 狙っていた魚が釣れた時と言うのはツリーバのコンセプトにある通り、みんなが笑顔になるのだ。 そして、メバルは脚で釣れ、と言われるように(メバルだけではないが)堤防のアチコチを移動しながら探ると一箇所に20センチクラスのメバルが4、5匹ほど群れている場所を見つけた。 その中のほぼ全員がルアーに反応はするのだが、食いが浅くなかなかヒットに持ち込めない。探り釣りの先行者が散々叩いたのであろう、スレ気味のようである。 メバルが更にスレるか、こちらがかけるのが早いか。ここからはメバルとの1本勝負である。 この対峙する緊張感!たまらない! これがデイゲーム、かつ定位性の強いメバルならではの醍醐味だ。 少しずつ移動しながらワームのクリッピングポイントを変えて行くと、すーっと近づいてきて、ヒーーーーッツ! ほら!見て見て!竿がすごいしなってる!ほらほら!見て!この竿さばき! 心の中で大騒ぎし、冷静を装ってチラっと周りを見るが、誰もメバルなどねらっていないので、まるで興味なしである。 釣れたのは狙ったメバルではないが17センチぐらいの良型メバルだ。 その後は15センチぐらいを追加してこの群れはどこかへと消えてしまった。 ランチタイムを挟んでメバルタックルだけを持って小移動していると、ん? イカ!イカだ! やらなイカ! カネコさんにメバルタックルを預けて車へエギングタックルを取りに行く。タックルを持ち冷静を装いゆっくりと現場へと戻るが、心の中では後から来た少年たちがイカに気づいてしまうのではないかと、気が気ではない。 心のダークフォースで彼らを近づけないようにし、無事にイカポイントへと到着。 エギを投げる。シャクル。 投げる。シャクル。 投げる。シャクル。 投げる。シャクル。 すーっと近づいて反応するものの、エギを抱こうとはしない。 合間にメバルや、そこにいるかどうかわからないアジを狙いつつ、イカを探る。しかしイカからの反応は無い。 その間にカネコさんは念願の初ムラソイを数匹釣り上げていた!ムラソイのいい引きを楽しめたようである。ムラソイの引きは本当に癖になってハマること間違いなし。ワタシもその1人でムラソイ専門で富津に通った事があるほどだ。 ワタシはアナハゼと小さいカマスをかけ、念願のイカを出す事ができずに、この日は納竿となった。本来であれば夕まずめもやりたかったのだが、妻が熱を出しているとの事で早めの納竿にすることとなった。 楽しすぎる!富津! 以前はこんなことを毎週、丸一日やっていたのかと思うと、遠くの海上に見える船が少し滲んで見えた。 近いうちにまた来よう。 次はイカ縛りだ!やらなイカ! それでは今日もやらなイカ! No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン