どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

季節としてはちょっと早い真夏のような暑さが毎日のように続いているが、ここへ来て梅雨入りの声を聞くようになった。夜の短時間釣行がメインのファーザーズアングラーにとっては厳しい季節の到来である。日中であれば雨もまた味方となるのだが、夜となると釣れようが釣れまいが、不気味な荒川がなおさら不気味に感じてとてもではないが行く気にはなれない。

行ってから雨が降り出す分には構わないのだが、雨の中を出発しようと言う気にはなかなかならない。

だって怖いんだもん!

気色悪いんだもん!

いくら室内乾燥機があるからとは言え、帰宅後に家族4人分の洗濯をしてからウェーディングベストを乾かすのも面倒だ。

雨の降らぬ、あるいは降る前後のタイミングを狙って行ければベストである。

幸いにもこの日は風は強いものの、雨の気配はない。そして大好きなこの季節の上げ。

ワタシはいつものように快速シーバス号にまたがると、期待を胸に夜の荒川ダンディズムへと向かうのであった。

6月4日 20時30分〜21時30分

中潮上げ8分

晴れ

強くなる一方の南風

 

毎回どこからエントリーしようかと悩むのだが、毎日これだけ暑いのだ、もしかしたらトップで出るのではないか?との思惑もあり片道600メートル以上をランガンできる秘密のランガンポイントへ行ってみると先行者だろうか、自転車が停まっているのが見える。

しかし釣り人らしき姿が見えぬので近づいてみるが、どこを見回しても人がいない。

よーし!お父さん頑張っちゃうぞぉ〜

うぁおあぁあぁあぁああ!

人がいる!しかも水際の砂利の上に座ってる・・・

釣りをしているわけではなく、ただただ座っている。

何をしているのだ・・・

少し離れたところに入りなおし、有力であろうポイントをAREA10、スーサン、ソルトペンシルで探るが全く反応がない。

ザッ、ザッ、ザッ、ザッ

ん?何の音だ?

あの座っている男だ。この暗がりの中で何をやっているのだろうか。

ザザザザザザザザザザ

!!!!!!!!!!

突然走り出す男!

そしてまた元の位置に戻って座り込む。

なんなんだよ・・・こえーよ・・・

恐怖を堪えてでもなんとか一匹釣りたい。

男を通り過ごし下流へと入り直そうとすると大きな、ちょうど人が一人入りそうなビニール袋が漂着している。ヘッドライトで照らすと袋の中でハエが歩いているのが見える。

これは!あかんやつや!

その時、後ろに誰かの気配。

うぁおあぁあぁあぁああ!

振り向くと座っていた男がワタシの後ろに立っている!

まじビビったじゃねーか・・・

何してんだよ・・・

元の場所へ戻っていったところでルアーを投げるがどうにもこうにも集中できず、謎のビニール袋の写真を撮るのも忘れ、秘密のトップポイントへと逃げるように大きく移動することにした。

まじこえーよ・・・

もうそろそろ満潮潮止まりだが、この水位であれば秘密のトップポイントの条件としては悪くはない。

スーサントゥイッチでストラクチャー周辺を探るが反応はない。それでもなんとなくシーバスがいそうな気配がある。目に見える気配ではない。心の目で見る気配だ。

今度はスーサーンのダーターキーマーで通すと前あたりのような、何かにぶつかるような感触が手に伝わってきた。

そのあとにグっと根掛かりのようにリトリーブが止まる。

これがアタリであると信じて何度地球に電撃フッキングを決めたことか。

しかし微かなラインの動きが感じられる。

これは!

キタ━(・∀・)━!!!!

電撃フッキング!

ドバババババババババババ

今回抜き上げるにはサイズの割に重さがあるのでタモを伸ばすが一つ忘れていたことがある。

ナイロンのネットをラバーネットに取り替えたのだが、これが異様に深くとても邪魔なので自転車移動中などはネットにつけた輪ゴムを折りたたみジョイントにひっかけるようにしているのだが、その輪ゴムを外すのを忘れたままジョイントを起こしてしまったのだ。

挟まった輪ゴムはぜんぜん外れない・・・切ることもできない・・・つまりこのまますくおうとすれば金魚救いのアレみたいな状態ですくわなくてはならない。

えぇい面倒だ!このまますくっちまえ!とタモを伸ばすといいタイミングでジャンプしたシーバスがネットに乗っかった。

なんてワタシは運がいいのだ!

今の季節らしい42〜5センチぐらいの綺麗な銀ピカシーバスさんだ。

次を狙うべくランガンしつつトップウォーターでの様子も見てみるが、これ以上の反応もなく風が強くなり、飽きてきたところで早めの納竿とすることにした。

5月以降、ワタシのホームでは今のところボーズはない。ただ判を押したように同じようなサイズのシーバスが釣れる、などと言うと荒川の神様に怒られそうだが、あと10センチほど大きなのが釣れると嬉しいのだが。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/89122F2A-3804-4B87-B220-6F85F66F494E-768x1024.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/06/89122F2A-3804-4B87-B220-6F85F66F494E-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,スーサン,トップウォーター,マイクロベイト,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 季節としてはちょっと早い真夏のような暑さが毎日のように続いているが、ここへ来て梅雨入りの声を聞くようになった。夜の短時間釣行がメインのファーザーズアングラーにとっては厳しい季節の到来である。日中であれば雨もまた味方となるのだが、夜となると釣れようが釣れまいが、不気味な荒川がなおさら不気味に感じてとてもではないが行く気にはなれない。 行ってから雨が降り出す分には構わないのだが、雨の中を出発しようと言う気にはなかなかならない。 だって怖いんだもん! 気色悪いんだもん! いくら室内乾燥機があるからとは言え、帰宅後に家族4人分の洗濯をしてからウェーディングベストを乾かすのも面倒だ。 雨の降らぬ、あるいは降る前後のタイミングを狙って行ければベストである。 幸いにもこの日は風は強いものの、雨の気配はない。そして大好きなこの季節の上げ。 ワタシはいつものように快速シーバス号にまたがると、期待を胸に夜の荒川ダンディズムへと向かうのであった。 6月4日 20時30分〜21時30分 中潮上げ8分 晴れ 強くなる一方の南風   毎回どこからエントリーしようかと悩むのだが、毎日これだけ暑いのだ、もしかしたらトップで出るのではないか?との思惑もあり片道600メートル以上をランガンできる秘密のランガンポイントへ行ってみると先行者だろうか、自転車が停まっているのが見える。 しかし釣り人らしき姿が見えぬので近づいてみるが、どこを見回しても人がいない。 よーし!お父さん頑張っちゃうぞぉ〜 うぁおあぁあぁあぁああ! 人がいる!しかも水際の砂利の上に座ってる・・・ 釣りをしているわけではなく、ただただ座っている。 何をしているのだ・・・ 少し離れたところに入りなおし、有力であろうポイントをAREA10、スーサン、ソルトペンシルで探るが全く反応がない。 ザッ、ザッ、ザッ、ザッ ん?何の音だ? あの座っている男だ。この暗がりの中で何をやっているのだろうか。 ザザザザザザザザザザ !!!!!!!!!! 突然走り出す男! そしてまた元の位置に戻って座り込む。 なんなんだよ・・・こえーよ・・・ 恐怖を堪えてでもなんとか一匹釣りたい。 男を通り過ごし下流へと入り直そうとすると大きな、ちょうど人が一人入りそうなビニール袋が漂着している。ヘッドライトで照らすと袋の中でハエが歩いているのが見える。 これは!あかんやつや! その時、後ろに誰かの気配。 うぁおあぁあぁあぁああ! 振り向くと座っていた男がワタシの後ろに立っている! まじビビったじゃねーか・・・ 何してんだよ・・・ 元の場所へ戻っていったところでルアーを投げるがどうにもこうにも集中できず、謎のビニール袋の写真を撮るのも忘れ、秘密のトップポイントへと逃げるように大きく移動することにした。 まじこえーよ・・・ もうそろそろ満潮潮止まりだが、この水位であれば秘密のトップポイントの条件としては悪くはない。 スーサントゥイッチでストラクチャー周辺を探るが反応はない。それでもなんとなくシーバスがいそうな気配がある。目に見える気配ではない。心の目で見る気配だ。 今度はスーサーンのダーターキーマーで通すと前あたりのような、何かにぶつかるような感触が手に伝わってきた。 そのあとにグっと根掛かりのようにリトリーブが止まる。 これがアタリであると信じて何度地球に電撃フッキングを決めたことか。 しかし微かなラインの動きが感じられる。 これは! キタ━(・∀・)━!!!! 電撃フッキング! ドバババババババババババ 今回抜き上げるにはサイズの割に重さがあるのでタモを伸ばすが一つ忘れていたことがある。 ナイロンのネットをラバーネットに取り替えたのだが、これが異様に深くとても邪魔なので自転車移動中などはネットにつけた輪ゴムを折りたたみジョイントにひっかけるようにしているのだが、その輪ゴムを外すのを忘れたままジョイントを起こしてしまったのだ。 挟まった輪ゴムはぜんぜん外れない・・・切ることもできない・・・つまりこのまますくおうとすれば金魚救いのアレみたいな状態ですくわなくてはならない。 えぇい面倒だ!このまますくっちまえ!とタモを伸ばすといいタイミングでジャンプしたシーバスがネットに乗っかった。 なんてワタシは運がいいのだ! 今の季節らしい42〜5センチぐらいの綺麗な銀ピカシーバスさんだ。 次を狙うべくランガンしつつトップウォーターでの様子も見てみるが、これ以上の反応もなく風が強くなり、飽きてきたところで早めの納竿とすることにした。 5月以降、ワタシのホームでは今のところボーズはない。ただ判を押したように同じようなサイズのシーバスが釣れる、などと言うと荒川の神様に怒られそうだが、あと10センチほど大きなのが釣れると嬉しいのだが。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン