どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

もうすぐあの季節がやってくる。日本で独特なスタイルへと変化し世界的に見ればある種異様な光景のイベント。

そう、渋谷のハロウィンだ。

東京生まれ東京育ちで悪いやつは大体友達だったワタシは確かに10代、20代前半は渋谷六本木池袋でどこにいるのかわからぬ母に感謝しながら日々夜遊びに明け暮れていた。

もちろんそうした箱と表現されるスペースではハロウィンイベントが催されるわけだがそれはあくまでスペース内でのこと。

DJポリスが滑舌良くリズミカルに交通整理をするような事態にはならない。

それがどうしたことか、ここ数年でまるでデモ行進のようなイベントにまで膨れ上がってしまった。

ワタシは人混みが苦手だ。とても苦手だ。

それなのに思春期も早々に渋谷六本木で遊んでいたのか?と一見矛盾に感じられるがその世界から隔絶、あるいは拒絶されたような超絶コアなところで遊んでいたのだ。

そう言ったコアなところには日本人よりも外国人の方の方が多く、今思えば日本語の話せぬジャマイカ人女子、そして英語すら話せぬワタシがどのようにコミュニケーションをとってその場で盛り上がっていたのか不思議ではあるが、身振り手振り、つたない英語でもなんとかなるものなのだ。

しかし魚との会話は実に難しい。何を考え、どこへ向かおうとしているのか、今どんな気持ちなのか。

まったくもって知る術がない。

みなさんも経験があるだろう、そこに魚が見えているのに全く餌を食わない、見向きもしない、逆にボイルやライズもないのにバカスカ釣れる。

魚の気持ちを想像し、仮説を立て、経験則や統計からその答え、つまりポイントや使うルアー、餌を導き出す。

釣りはその答え合わせの繰り返し。

だから釣りは面白いのだ。

しかし、しかしだ、その答え合わせをしたくてもファーザーズアングラーは時間も潮汐も選べない。

逆に今日の状況に合わせた釣りを展開するしかない。答えを合わせるのではない、こちらから無理矢理答えを合わせに行くのだ。

10月18日 20時30分〜22時

長潮 ほぼ潮止まりかと思いきや下げている

薄曇り

少々強い北よりの風

寒い

 

最初のポイントに到着すると人影が見えるが、間違いなくアングラーではない。

けしからん!ここは聖なる荒川だぞ!

けしからん!

イチャつく準備をしていた性少年少女を快速シーバス号のライトで照らし出しながら近づき追い払うと早速自作ペンシル、自作シンペン、ワイドスラロームの自作ミノー、モンスターミノー、TDソルトバイブで広範囲に探ってみる。

修復した自作ペンシルは素晴らしくいい泳ぎに戻ったが、そのことがわかっただけで見事なまでに無反応だ。

オッス!オラじじい!いんやぁあまりの反応無さぐえーにたまげたっぞぉ!

もともとが限られたシーズン以外はそれほど釣れるエリアではないが、それにしてもここまで厳しいのは何年ぶりだろうか。

折れかかった心に添え木をし、移動する事でなんとかモチベーションをキープしようと快速シーバス号に跨がると強烈なライトの光が二つ近づいてくる。

あれはもしかして胸に付けた自転車用ナショナルランプと頭に付けた懐中電灯の光。

八つ墓村!津山三十人殺し!

えぇ怖い怖い怖い怖い怖い怖い

流木をスケキヨとか言ってネタにしたからだろうか。

逃げようと自転車で走り出すと、聞き覚えのある声。それは荒川ダンディズムでお馴染み、オヤジZさんであった。

下流方面もまったく反応がなかったようだ。

二人とも落ちきったモチベーションに言葉少なく自転車で移動し、ワタシは少し上流へ。オヤジZさんはさらに上流へと移動する。

心霊開墾ポイントへ入ってみると時折何かの波紋、かっこよく言うとライズリングが広がるが正体はやっぱり不明だ。

せっかく泳ぎが復活、と言うかなぜか以前よりよくなったのだから自作ペンシルを試しに通して見る。

広がり延びた引き波がまるで蛇のようにドッグウォークさせているとルアーの後ろにモジリが出た。

シーバスか?それともベイトフィッシュの空騒ぎか?

この場所はレンジを少し下げてやれば答えは出るかもしれない。

ルアーを自作シンペンに切り替え水に溶け込むようにゆっくり、ゆっくりと泳がす。

足下でベイトフィッシュが逃げるような動きをする。

次の瞬間、ガチン!とぶつかるような衝撃が手に伝わってきた。

キタ━(・∀・)━!!!!

おぉ、なかなか良い引きだぞ?

バルルルルルルルルルルルルル!

エラ洗い一発!

ウフン♪

またか。。。

またなのかよ!

イライラを通り越して気絶しそうでさえある。

軸が太い上に鉤先が鈍りそれによって最近このルアーでのバラしが多いのではないかとフック交換してきたのだが、その見立ては間違っていたようだ。

このルアーは呪われている。

スケキヨの呪いだ!

すみませんすみませんすみませんネタにしてすみませんすみませんすみませんすみません

いや、間違いなくワタシの腕の問題である。

緊縛自作ルアー縛りを始めてからいつもシーバスを引っ張り出すルアーはこの二つ。特に右側のイモリカラーシンペンの調子が良い。タダ巻きでもよし、連続トゥッチでもよし、ジャークでもよし。

ワタシはやはりルアー作りの天才なのかもしれない。

それはさておき次を探す。

シーバスはいねがーシーバスはいねがー悪いシーバスはいねがー

荒川七不思議のひとつ。

バレると二度と出ない。

またか。。。

もちろんバラした周囲で出なくなるのはわかる。しかし、どこへ行っても出ないのは何故なのだろうか。

これも未だ解明できない謎である。

魚と会話ができない以上、永遠の謎なのかもしれない。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/10/6022C0A3-AF35-49BC-BEE1-B9D709D186DE.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/10/6022C0A3-AF35-49BC-BEE1-B9D709D186DE-150x150.jpegtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングシーバス,スケキヨ,ダイソールアーチャレンジ,ハンドメイドルアー,八つ墓村,秋爆,自作ルアー,荒川どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 もうすぐあの季節がやってくる。日本で独特なスタイルへと変化し世界的に見ればある種異様な光景のイベント。 そう、渋谷のハロウィンだ。 東京生まれ東京育ちで悪いやつは大体友達だったワタシは確かに10代、20代前半は渋谷六本木池袋でどこにいるのかわからぬ母に感謝しながら日々夜遊びに明け暮れていた。 もちろんそうした箱と表現されるスペースではハロウィンイベントが催されるわけだがそれはあくまでスペース内でのこと。 DJポリスが滑舌良くリズミカルに交通整理をするような事態にはならない。 それがどうしたことか、ここ数年でまるでデモ行進のようなイベントにまで膨れ上がってしまった。 ワタシは人混みが苦手だ。とても苦手だ。 それなのに思春期も早々に渋谷六本木で遊んでいたのか?と一見矛盾に感じられるがその世界から隔絶、あるいは拒絶されたような超絶コアなところで遊んでいたのだ。 そう言ったコアなところには日本人よりも外国人の方の方が多く、今思えば日本語の話せぬジャマイカ人女子、そして英語すら話せぬワタシがどのようにコミュニケーションをとってその場で盛り上がっていたのか不思議ではあるが、身振り手振り、つたない英語でもなんとかなるものなのだ。 しかし魚との会話は実に難しい。何を考え、どこへ向かおうとしているのか、今どんな気持ちなのか。 まったくもって知る術がない。 みなさんも経験があるだろう、そこに魚が見えているのに全く餌を食わない、見向きもしない、逆にボイルやライズもないのにバカスカ釣れる。 魚の気持ちを想像し、仮説を立て、経験則や統計からその答え、つまりポイントや使うルアー、餌を導き出す。 釣りはその答え合わせの繰り返し。 だから釣りは面白いのだ。 しかし、しかしだ、その答え合わせをしたくてもファーザーズアングラーは時間も潮汐も選べない。 逆に今日の状況に合わせた釣りを展開するしかない。答えを合わせるのではない、こちらから無理矢理答えを合わせに行くのだ。 10月18日 20時30分〜22時 長潮 ほぼ潮止まりかと思いきや下げている 薄曇り 少々強い北よりの風 寒い   最初のポイントに到着すると人影が見えるが、間違いなくアングラーではない。 けしからん!ここは聖なる荒川だぞ! けしからん! イチャつく準備をしていた性少年少女を快速シーバス号のライトで照らし出しながら近づき追い払うと早速自作ペンシル、自作シンペン、ワイドスラロームの自作ミノー、モンスターミノー、TDソルトバイブで広範囲に探ってみる。 修復した自作ペンシルは素晴らしくいい泳ぎに戻ったが、そのことがわかっただけで見事なまでに無反応だ。 オッス!オラじじい!いんやぁあまりの反応無さぐえーにたまげたっぞぉ! もともとが限られたシーズン以外はそれほど釣れるエリアではないが、それにしてもここまで厳しいのは何年ぶりだろうか。 折れかかった心に添え木をし、移動する事でなんとかモチベーションをキープしようと快速シーバス号に跨がると強烈なライトの光が二つ近づいてくる。 あれはもしかして胸に付けた自転車用ナショナルランプと頭に付けた懐中電灯の光。 八つ墓村!津山三十人殺し! えぇ怖い怖い怖い怖い怖い怖い 流木をスケキヨとか言ってネタにしたからだろうか。 逃げようと自転車で走り出すと、聞き覚えのある声。それは荒川ダンディズムでお馴染み、オヤジZさんであった。 下流方面もまったく反応がなかったようだ。 二人とも落ちきったモチベーションに言葉少なく自転車で移動し、ワタシは少し上流へ。オヤジZさんはさらに上流へと移動する。 心霊開墾ポイントへ入ってみると時折何かの波紋、かっこよく言うとライズリングが広がるが正体はやっぱり不明だ。 せっかく泳ぎが復活、と言うかなぜか以前よりよくなったのだから自作ペンシルを試しに通して見る。 広がり延びた引き波がまるで蛇のようにドッグウォークさせているとルアーの後ろにモジリが出た。 シーバスか?それともベイトフィッシュの空騒ぎか? この場所はレンジを少し下げてやれば答えは出るかもしれない。 ルアーを自作シンペンに切り替え水に溶け込むようにゆっくり、ゆっくりと泳がす。 足下でベイトフィッシュが逃げるような動きをする。 次の瞬間、ガチン!とぶつかるような衝撃が手に伝わってきた。 キタ━(・∀・)━!!!! おぉ、なかなか良い引きだぞ? バルルルルルルルルルルルルル! エラ洗い一発! ウフン♪ またか。。。 またなのかよ! イライラを通り越して気絶しそうでさえある。 軸が太い上に鉤先が鈍りそれによって最近このルアーでのバラしが多いのではないかとフック交換してきたのだが、その見立ては間違っていたようだ。 このルアーは呪われている。 スケキヨの呪いだ! すみませんすみませんすみませんネタにしてすみませんすみませんすみませんすみません いや、間違いなくワタシの腕の問題である。 緊縛自作ルアー縛りを始めてからいつもシーバスを引っ張り出すルアーはこの二つ。特に右側のイモリカラーシンペンの調子が良い。タダ巻きでもよし、連続トゥッチでもよし、ジャークでもよし。 ワタシはやはりルアー作りの天才なのかもしれない。 それはさておき次を探す。 シーバスはいねがーシーバスはいねがー悪いシーバスはいねがー 荒川七不思議のひとつ。 バレると二度と出ない。 またか。。。 もちろんバラした周囲で出なくなるのはわかる。しかし、どこへ行っても出ないのは何故なのだろうか。 これも未だ解明できない謎である。 魚と会話ができない以上、永遠の謎なのかもしれない。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン