どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

荒川中流域のシーバスが釣れません。

全然釣れません。

もうダメです。

僕もうダメです。

色々なところが折れています。

メバルに逃げてもよろしいでしょうか。

逃げてもよろしいでしょうか。

丸一日、冬を前にしたポカポカ陽気の中海を眺めていたらどれだけ癒やされるだろうか。

遠く浮かぶ白い船を見ていたら誰ひとり知る者のいないはるか遠くの国に行きたくなるかもしれない。

いっぱいのお魚に囲まれて亀の甲羅をベッド代わりにフワフワした夢のような時間を過ごしたい。

そんな非現実的な夢の時間をワタシに与えてはくれないだろうか。

ハハッ!夢の国がある県なのだから!

しかしながら釣行時間たったの1時間!

移動時間は往復3時間!

これがファーザーズアングラーの現実である。

それでも行くのだ。行かなければ次はいつになるかもわからない。

このたった1時間の釣行を充実させるためには潮汐、と言うよりはその時その場所の水位、時間帯、天気、風向きを検討しなくてはならない。

事前情報では天気は晴れ、しかも気温が高く夕マズメの水位も申し分ない。ただ前日の風予報では少々強い風が予想される。体は強めの風に晒されるだろうが風向きとしては堤防によってちょうどメバルの居着くポイントが風裏となりそうだ。

カッコよく言うと、

戦略と攻略である。

11月9日18時の満潮前にカタを付けるべく14時半に自宅を出発。

走り慣れた首都高からアクアラインに入り、館山自動車道をひたすら富津中央IC目指して走る。渋滞もなく全ては順調だ。少し傾いた太陽が目に眩しい。

眠い!

果てしなく眠い!

早く自動運転の世の中になってくれないだろうか。

ワタシの予測では17時頃に短い時合いがあるのではないか。つまり16時に駐車スペースに入れれば良いのだ。下げに入ってからでは手遅れになる可能性が高い。

ウェーディングはしないけどウェーディングベストを装着し、磯ブーツに履き替え、長い堤防を歩いて16時15分にはポイントに入れる。

あとは反応が無くなるまで探れば良い。

実は今回のプラン、葛西海浜公園でデイシーバスをやってから富津へ移動、そこでデイメバルをやると言うものを考えたのだが、いざ当日になってみると、

めんどくさい!

と言うことで上述した予定通りに大貫漁港に到着し16時過ぎにはポイントに立つ事ができた。

見よ!この素晴らしく美しい夕暮れの空を!太陽を!

早くメバルを釣らないと釣れなくなっちゃうよ!とバカにしているようではないか!

うるせー!太陽!

メバル用のワームと言えばその形は様々だが主に使われるのが元祖ママワームなどをはじめとしたストレートタイプだ。小魚なのか、イソメなのか、エビなのか、人の目にはなんだかよくわからない形状に見えるがメバルにはきっと美味しそうに見えているのだろう。

最近は違和感なく吸い込めるとてもソフトなモノが多いがワタシが一番気に入っているのが少し固めで重量のあるエコギアのミノーSS。

このSSとはなんだろうか。グラスミノーであればサイズ表記だと思うのだが、ミノーSS以上のものを見たことがないのだが、何か別の意味があるのだろうか。

初めてメバルをルアーで釣ったのは同じくエコギアのパワーシラスだったのだが、その後やり込んで行く中で一番サイズも数も出しているのがこのミノーSSだ。

ミノーSSはカルティバのメバル弾丸と組み合わせると小粒ながらキャストしやすく安定した水平姿勢でダートもデッドスローのただ巻きも、デイゲームもナイトゲームもなんでもこなしてくれる信頼のパートナーなのだ。

と言いつつワームを付け替えるのが面倒なのでいつ使ったものなのかわからないけどストレートタイプのワームが刺してある1gのジグヘッドを使いまずはアタリを探る。

この条件であれば一投目でアタリが出るはずだ。まずはただ巻きデッドスローで通してみる。

何も足さない、何も引かない。

全く反応がない。

さっそく嫌な予感である。

ストラクチャーキワッキワをダートさせたり、超絶デッドスローで引いたり、右へ投げたり左へ投げたり後ろへ投げたり斜めに投げたり。

全く反応がない。

やっぱり嫌な予感である。

富津に来てまでもこれなのか。。。

焦る焦る焦る焦る焦る焦る

落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け

足下でチョンチョンしてみると茶色い魚影とともにドスっとアタリが出た。

なんだいるではないか。

しかしそれっきり、各レンジ全く反応がない。

少し気になっているのが水色がスケスケな事だ。少し笹濁りの方がこの季節は良いような気がしている。

これは本気で焦ってきたぞ。もはや笑い事ではない。このままでは笑いものになってしまう。

なんとかせねば。

フグにワームのしっぽを噛み切られたのをきっかけにエコギアのミノーSSにチェンジ。風があたるため避けていたポイントのキワッキワにキャストするが風が邪魔をして堤防に着地してしまう。

プロゴルファー猿よろしく風を読みルアーが着地しないように、ふけた糸が堤防に絡まらないように計算しキャストする。キワッキワ、かつロッドを下げて極力深いレンジをデッドスローで通すとグッとリトリーブが重くなるアタリが出た。

フッキングする前に軽くなってしまったが、これはいよいよジアイが来たか?

急げ急げ急げ急げ急げ!

メバルをルアーで狙う場合の面白くも難しいところはトレースラインを少しでも外すと全く食ってこないところだ。

風を読み再びキャストする。

ルアー着地!

めんどくせー!

急げ急げ急げ急げ急げ!

キャストに失敗しつつもキワッキワを通すとまたリトリーブが重くなるアタリが出た。ここで焦ってはいけない。ワームの先っぽだけを咥えているかもしれないのでグググっとメバルが動き出すまでリトリーブを止めず、ここぞと言うところで、

電撃フッキング!

キタ━(・∀・)━!!!!

なかなか良い引きで最初に釣れたメバルは12センチほどか。クリクリとした大きな目がかわいらしく綺麗な魚体である。

ここからはジアイ本番。

ウェ〜イ!祭りだ祭りだー!

メバル祭りだー!

ワタシ!

メバル!

ワタシ!

メバル!

ムラソイ!

メバル!

メバル!

メバル!

このまま永遠に釣れ続いてくれ!

そんな願いも空しくいくつか追加したころには徐々にアタリが遠のき暗くなる前には完全な静粛となってしまった。

最大15センチほどとキープサイズにはほど遠いが、短時間でこれだけメバルが釣れたのだ。

楽しいです!メバル楽しいです!

遠くでかかるとすごい楽しいです!

たった30分のジアイ。風も強くなりうんともすんとも言わなくなったところで納竿することにした。

渋滞と称して帰りにあちこちのポイントを下見し、次の釣行へと備える。

今回は思い通りの展開となり非常に満足の行く釣行となった。

恐らくメバルも寒さがピークになると一時厳しくなるとは思うのだが、それを過ぎれば春を告げる魚の通り、入れ食いがまた待っている。

その前にもう一度ぐらいは行きたいものだ。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/11/BACE64B1-130A-42CC-A6D0-A7D595ED4205.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/11/BACE64B1-130A-42CC-A6D0-A7D595ED4205-150x150.jpegtsuri-ba海釣りエコギア,パワーシラス,ママワーム,ミノーSS,メバル,メバル弾丸,メバル職人,大貫漁港,富津どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 荒川中流域のシーバスが釣れません。 全然釣れません。 もうダメです。 僕もうダメです。 色々なところが折れています。 メバルに逃げてもよろしいでしょうか。 逃げてもよろしいでしょうか。 丸一日、冬を前にしたポカポカ陽気の中海を眺めていたらどれだけ癒やされるだろうか。 遠く浮かぶ白い船を見ていたら誰ひとり知る者のいないはるか遠くの国に行きたくなるかもしれない。 いっぱいのお魚に囲まれて亀の甲羅をベッド代わりにフワフワした夢のような時間を過ごしたい。 そんな非現実的な夢の時間をワタシに与えてはくれないだろうか。 ハハッ!夢の国がある県なのだから! しかしながら釣行時間たったの1時間! 移動時間は往復3時間! これがファーザーズアングラーの現実である。 それでも行くのだ。行かなければ次はいつになるかもわからない。 このたった1時間の釣行を充実させるためには潮汐、と言うよりはその時その場所の水位、時間帯、天気、風向きを検討しなくてはならない。 事前情報では天気は晴れ、しかも気温が高く夕マズメの水位も申し分ない。ただ前日の風予報では少々強い風が予想される。体は強めの風に晒されるだろうが風向きとしては堤防によってちょうどメバルの居着くポイントが風裏となりそうだ。 カッコよく言うと、 戦略と攻略である。 11月9日18時の満潮前にカタを付けるべく14時半に自宅を出発。 走り慣れた首都高からアクアラインに入り、館山自動車道をひたすら富津中央IC目指して走る。渋滞もなく全ては順調だ。少し傾いた太陽が目に眩しい。 眠い! 果てしなく眠い! 早く自動運転の世の中になってくれないだろうか。 ワタシの予測では17時頃に短い時合いがあるのではないか。つまり16時に駐車スペースに入れれば良いのだ。下げに入ってからでは手遅れになる可能性が高い。 ウェーディングはしないけどウェーディングベストを装着し、磯ブーツに履き替え、長い堤防を歩いて16時15分にはポイントに入れる。 あとは反応が無くなるまで探れば良い。 実は今回のプラン、葛西海浜公園でデイシーバスをやってから富津へ移動、そこでデイメバルをやると言うものを考えたのだが、いざ当日になってみると、 めんどくさい! と言うことで上述した予定通りに大貫漁港に到着し16時過ぎにはポイントに立つ事ができた。 見よ!この素晴らしく美しい夕暮れの空を!太陽を! 早くメバルを釣らないと釣れなくなっちゃうよ!とバカにしているようではないか! うるせー!太陽! メバル用のワームと言えばその形は様々だが主に使われるのが元祖ママワームなどをはじめとしたストレートタイプだ。小魚なのか、イソメなのか、エビなのか、人の目にはなんだかよくわからない形状に見えるがメバルにはきっと美味しそうに見えているのだろう。 最近は違和感なく吸い込めるとてもソフトなモノが多いがワタシが一番気に入っているのが少し固めで重量のあるエコギアのミノーSS。 このSSとはなんだろうか。グラスミノーであればサイズ表記だと思うのだが、ミノーSS以上のものを見たことがないのだが、何か別の意味があるのだろうか。 初めてメバルをルアーで釣ったのは同じくエコギアのパワーシラスだったのだが、その後やり込んで行く中で一番サイズも数も出しているのがこのミノーSSだ。 ミノーSSはカルティバのメバル弾丸と組み合わせると小粒ながらキャストしやすく安定した水平姿勢でダートもデッドスローのただ巻きも、デイゲームもナイトゲームもなんでもこなしてくれる信頼のパートナーなのだ。 と言いつつワームを付け替えるのが面倒なのでいつ使ったものなのかわからないけどストレートタイプのワームが刺してある1gのジグヘッドを使いまずはアタリを探る。 この条件であれば一投目でアタリが出るはずだ。まずはただ巻きデッドスローで通してみる。 何も足さない、何も引かない。 全く反応がない。 さっそく嫌な予感である。 ストラクチャーキワッキワをダートさせたり、超絶デッドスローで引いたり、右へ投げたり左へ投げたり後ろへ投げたり斜めに投げたり。 全く反応がない。 やっぱり嫌な予感である。 富津に来てまでもこれなのか。。。 焦る焦る焦る焦る焦る焦る 落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け 足下でチョンチョンしてみると茶色い魚影とともにドスっとアタリが出た。 なんだいるではないか。 しかしそれっきり、各レンジ全く反応がない。 少し気になっているのが水色がスケスケな事だ。少し笹濁りの方がこの季節は良いような気がしている。 これは本気で焦ってきたぞ。もはや笑い事ではない。このままでは笑いものになってしまう。 なんとかせねば。 フグにワームのしっぽを噛み切られたのをきっかけにエコギアのミノーSSにチェンジ。風があたるため避けていたポイントのキワッキワにキャストするが風が邪魔をして堤防に着地してしまう。 プロゴルファー猿よろしく風を読みルアーが着地しないように、ふけた糸が堤防に絡まらないように計算しキャストする。キワッキワ、かつロッドを下げて極力深いレンジをデッドスローで通すとグッとリトリーブが重くなるアタリが出た。 フッキングする前に軽くなってしまったが、これはいよいよジアイが来たか? 急げ急げ急げ急げ急げ! メバルをルアーで狙う場合の面白くも難しいところはトレースラインを少しでも外すと全く食ってこないところだ。 風を読み再びキャストする。 ルアー着地! めんどくせー! 急げ急げ急げ急げ急げ! キャストに失敗しつつもキワッキワを通すとまたリトリーブが重くなるアタリが出た。ここで焦ってはいけない。ワームの先っぽだけを咥えているかもしれないのでグググっとメバルが動き出すまでリトリーブを止めず、ここぞと言うところで、 電撃フッキング! キタ━(・∀・)━!!!! なかなか良い引きで最初に釣れたメバルは12センチほどか。クリクリとした大きな目がかわいらしく綺麗な魚体である。 ここからはジアイ本番。 ウェ〜イ!祭りだ祭りだー! メバル祭りだー! ワタシ! メバル! ワタシ! メバル! ムラソイ! メバル! メバル! メバル! このまま永遠に釣れ続いてくれ! そんな願いも空しくいくつか追加したころには徐々にアタリが遠のき暗くなる前には完全な静粛となってしまった。 最大15センチほどとキープサイズにはほど遠いが、短時間でこれだけメバルが釣れたのだ。 楽しいです!メバル楽しいです! 遠くでかかるとすごい楽しいです! たった30分のジアイ。風も強くなりうんともすんとも言わなくなったところで納竿することにした。 渋滞と称して帰りにあちこちのポイントを下見し、次の釣行へと備える。 今回は思い通りの展開となり非常に満足の行く釣行となった。 恐らくメバルも寒さがピークになると一時厳しくなるとは思うのだが、それを過ぎれば春を告げる魚の通り、入れ食いがまた待っている。 その前にもう一度ぐらいは行きたいものだ。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン