どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

前回、涙無くしては語れない厳しい4月の釣行記をお伝えしたわけだが、多少上向いてきたものの5月もなかなかに厳しい月であった。

シーバスは間違いなくいる。ポイントなのか、狙い方なのか、全てがマッチングできていないのか、模索模索模索、また模索。もやはモサクと言う名前に改名してもいいぐらい模索の日々。

釣れるには釣れる。釣れるけど、20㎝程度とサイズが極端に小さい。

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しかしこいつらがいると言う事は成魚も間違いなくいるはずなのだ。

どこにいるのか、レンジの違いなのか距離の違いなのか。模索模索模索、また模索。

もちろん小さいシーバスでも釣れれば嬉しいのだが、サイズアップを狙いたいところだ。

日頃あまりエントリーした事のないポイントを探ってみる。まずはボトムを叩いてみる事に決め、中古で手に入れたフィンテールバイブを遠投、着底したところでロッドを煽りながらリトリーブを開始するとガガっとすぐにヒット!

水中で首を振っている感触が伝わってくる。間違いなくシーバスだ。しかしフっとテンションが抜ける。バレたか!?と思ったが再びシーバスの引きが手に伝わってくる。ホッとしながらもゼッタイにバラシはしないと自分に言い聞かせる。

ドラグ出しまくりでなかなかこちらに寄ってこないが手に伝わる魚の動きは間違いなくシーバスのそれだ。だとすれば70㎝オーバーか?かなり強い引きをしている。

強烈な引きで抵抗し続けるシーバスもいよいよ年貢の納め時。ゆっくりと足元に寄ってきた。

あれだけ強い引きで70センチオーバーだと信じてやまなかったシーバス。なんと46センチのスレがかりであった。

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ルアーは口にかかっていなくともアタックしてきたのだから良いとする意見もあるが、個人的には少々残念な気持ちだ。その後38センチを追加してこの日は納竿となった。

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こうして夜の時間帯に釣行する事が都合上多いのだが、ある時、早朝に釣行してみたらどうなのかと思い立ち朝3時に起きて3時半にはポイントにエントリーすると言う実験的な釣行を実践することにした。

夜であれば翌日の眠気を我慢する事さえできるのであれば、深夜に及ぶ釣行でも問題はないのだが、朝の場合は最低でも8時には帰宅せねばならぬと言うタイムリミット付きである。時間になってしまえばあともう少し、あと一投、これができないのが辛いところではある。

5月末、友人の結婚パーティーがありあまり早起きしすぎるとアルコールの影響も手伝って後が辛くなる事が予想されたため、4時半にエントリーできるよう起床。コーヒーを飲んでひとくつろぎしてから自転車で荒川へと向かう。

空はうっすらと白み始めている。日頃も誰もいないポイントではあるが、到着するともちろん誰もいない。とは言え、深夜から早朝までアングラーがいた可能性を加味するとシーバスがスレている可能性も考えられる。

そうなるとリアクションバイトを狙うのがセオリーだろう。もしくは真逆の波動の無いルアーを使いナチュラルに食わす事も考えられる。

更に明るくなり始めたポイントでまずはAREA10で探ってみるがアタリはない。波動の弱いものから波動の強いもの、サブサーフェイスからボトムまでルアーローテーションを繰り返して探るがやはりアタリはない。

ホームを端から端までランガンするがダメだ。

さぁいよいよ帰らねばならぬ時間が迫ってきた。ただでさえドキっとするような釣果が無い日が続いていると言うのに、今日もガッカリなのか?と焦っても焦り切れない心境の中、最近見つけたポイントで、これが最後の一投と決めたフィンテールバイブでのミドルリトリーブ。

飛距離の半分ほどルアーが戻ってきたところでガッと根掛かりのような感触。しかし微妙に生命感がライン、さらにはロッドを通して手に伝わってくる。

すかさずアワセを入れると最初のうちはコンビニ袋でもひっかけたような感触であったが、釣られた事に気が付いたのか、首を振って小気味の良い抵抗を始める。

サイズは45センチと小さめだが嬉しい。とてつもなく満足感のある一尾だ。よかった。なんとか5月最後に1本獲る事ができた。周りを見るとシーズンが始まったばかりのテナガエビ釣りに興じる爺様たちが並んでいるのであった。

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それでは今日も、No Tsuri-ba!  No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2015/11/IMG_3570.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2015/11/IMG_3570-150x150.jpgtsuri-ba荒川のシーバスフィッシングどうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 前回、涙無くしては語れない厳しい4月の釣行記をお伝えしたわけだが、多少上向いてきたものの5月もなかなかに厳しい月であった。 シーバスは間違いなくいる。ポイントなのか、狙い方なのか、全てがマッチングできていないのか、模索模索模索、また模索。もやはモサクと言う名前に改名してもいいぐらい模索の日々。 釣れるには釣れる。釣れるけど、20㎝程度とサイズが極端に小さい。 しかしこいつらがいると言う事は成魚も間違いなくいるはずなのだ。 どこにいるのか、レンジの違いなのか距離の違いなのか。模索模索模索、また模索。 もちろん小さいシーバスでも釣れれば嬉しいのだが、サイズアップを狙いたいところだ。 日頃あまりエントリーした事のないポイントを探ってみる。まずはボトムを叩いてみる事に決め、中古で手に入れたフィンテールバイブを遠投、着底したところでロッドを煽りながらリトリーブを開始するとガガっとすぐにヒット! 水中で首を振っている感触が伝わってくる。間違いなくシーバスだ。しかしフっとテンションが抜ける。バレたか!?と思ったが再びシーバスの引きが手に伝わってくる。ホッとしながらもゼッタイにバラシはしないと自分に言い聞かせる。 ドラグ出しまくりでなかなかこちらに寄ってこないが手に伝わる魚の動きは間違いなくシーバスのそれだ。だとすれば70㎝オーバーか?かなり強い引きをしている。 強烈な引きで抵抗し続けるシーバスもいよいよ年貢の納め時。ゆっくりと足元に寄ってきた。 あれだけ強い引きで70センチオーバーだと信じてやまなかったシーバス。なんと46センチのスレがかりであった。 ルアーは口にかかっていなくともアタックしてきたのだから良いとする意見もあるが、個人的には少々残念な気持ちだ。その後38センチを追加してこの日は納竿となった。 こうして夜の時間帯に釣行する事が都合上多いのだが、ある時、早朝に釣行してみたらどうなのかと思い立ち朝3時に起きて3時半にはポイントにエントリーすると言う実験的な釣行を実践することにした。 夜であれば翌日の眠気を我慢する事さえできるのであれば、深夜に及ぶ釣行でも問題はないのだが、朝の場合は最低でも8時には帰宅せねばならぬと言うタイムリミット付きである。時間になってしまえばあともう少し、あと一投、これができないのが辛いところではある。 5月末、友人の結婚パーティーがありあまり早起きしすぎるとアルコールの影響も手伝って後が辛くなる事が予想されたため、4時半にエントリーできるよう起床。コーヒーを飲んでひとくつろぎしてから自転車で荒川へと向かう。 空はうっすらと白み始めている。日頃も誰もいないポイントではあるが、到着するともちろん誰もいない。とは言え、深夜から早朝までアングラーがいた可能性を加味するとシーバスがスレている可能性も考えられる。 そうなるとリアクションバイトを狙うのがセオリーだろう。もしくは真逆の波動の無いルアーを使いナチュラルに食わす事も考えられる。 更に明るくなり始めたポイントでまずはAREA10で探ってみるがアタリはない。波動の弱いものから波動の強いもの、サブサーフェイスからボトムまでルアーローテーションを繰り返して探るがやはりアタリはない。 ホームを端から端までランガンするがダメだ。 さぁいよいよ帰らねばならぬ時間が迫ってきた。ただでさえドキっとするような釣果が無い日が続いていると言うのに、今日もガッカリなのか?と焦っても焦り切れない心境の中、最近見つけたポイントで、これが最後の一投と決めたフィンテールバイブでのミドルリトリーブ。 飛距離の半分ほどルアーが戻ってきたところでガッと根掛かりのような感触。しかし微妙に生命感がライン、さらにはロッドを通して手に伝わってくる。 すかさずアワセを入れると最初のうちはコンビニ袋でもひっかけたような感触であったが、釣られた事に気が付いたのか、首を振って小気味の良い抵抗を始める。 サイズは45センチと小さめだが嬉しい。とてつもなく満足感のある一尾だ。よかった。なんとか5月最後に1本獲る事ができた。周りを見るとシーズンが始まったばかりのテナガエビ釣りに興じる爺様たちが並んでいるのであった。 それでは今日も、No Tsuri-ba!  No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン