どうもこんにちは!ツリーバ編集長のミジ谷です。

いよいよ渓流、源流シーズンも終わりを迎え最後の最後にいつもの檜枝岐へと行ってきた。

比較的入りやすい本流上流部、オートバイと徒歩登山を駆使しないと入れない最上流部、それに枝沢と二日間釣行したわけだが、結論を申し上げると、

1匹しか釣れなかった!

まぁ型が良いのが救いであるが。


今回の旅は平日と言うこともあり人も少なく釣果に期待ができるのではないかと思っていたのだが、それは甘かった。

ただ、まさか平日にお会いできるとは思っていなかった師匠たちにお会いできたのは幸いであった。

今年はあまりワタシ自身が釣りに行けて居らずお会いできないままシーズンが終わってしまうのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていたのだ。

ワタシが到着した後すぐに師匠たちも到着し、ワタシも師匠たちも二泊三日の滞在と言うことで一年ぶりの再会を祝し夜はいつもの宴会となった。

あーでもない、こーでもないと釣りやら料理、他愛の無い会話をしているときに師匠の一人がワタシにある提案をしたのだ。

師1「明日けーる(帰る)ならこっから(ここから)30分ぐれー(ぐらい)走っと(はしると)木賊(とくさ)温泉てのがあっから(あるから)、そこへーって(入って)いくといいよ!」

まぁこれはワタシが師匠と知り合った11年前から恐らく300回ぐらいは聞いている話なのだが、実は一度も行ったことがない。

今回は一人旅である上、全日晴天に恵まれオートバイで立ち寄ったらとても気持ちよさそうだ。

なんと言っても混浴の共同浴場なのだから♪

もちろん秘境の地、やましい事などミジンコほども考えてはいない。

ただ一つ気になる話を別の師匠から聞いたことがる。その師匠が若かった頃の話だ。

シャイ師匠「若かったころさぁ、アノ温泉に入ってたら、タオルも何も巻かないで若い女の人が入ってきたんだよ。ボカぁ、目のやり場に困るなぁ、って言ったらさ、その人が、いいじゃない♪お風呂なんだから♪裸なのは当然でしょ♪って言うんだよ。いやぁ、ボカぁ、参っちゃったよ」

本当か?

そんな事があるのか?

そんなエロトピアがあるのか?

念のため言っておくが、ワタシが木賊温泉に行こうと決めたのはこうしたエロトピアを求めてのことではない。

この話を聞いてしまった以上、学術的観点から、そしてメディア人としての大いなるジャーナリズムからである。

もう一度言う、

学術的観点からのジャーナリズムである。

帰り支度を済ませ愛車XR250BAJAに荷物を積み、名残惜しさを胸に田島、宇都宮方面へと何かを振り切るようにスロットルをひねり加速していく。

晴れ渡った空とRFVCの独特なメカノイズが心地よい。

いくつか小さな集落を抜けると木賊温泉と書かれた標識が見えてくる。ここを西根川に沿って右に曲がると木賊温泉なのだが標識にはあと4.8kmと書かれている。

想像以上に距離があるなと思いつつもどうやらこのあたりは過去にオートバイで走ったことがあるようだ。見覚えのある景色がいくつかある。

本当にこの道で合っているのかと不安になった頃に木賊温泉エリアに到着した。

塩原や鬼怒川のような所謂ひなびた温泉街とは違い、千と千尋の世界にでも迷い込んでしまったような歴史深そうな立派な温泉宿がぽつん、ぽつんとありとても風情がある。

かと言って湯西川ほど商売っ気は感じられない。

これぞザ・秘境の温泉!

と言った感じだ。

はて、例の共同温泉はどこだろかと探しながらゆっくり集落内を走っていると岩風呂と書かれた看板が目に入った。

少しUターンする形で岩風呂へと続く階段脇にある平野物産の駐車場にオートバイを滑り込ませるとどこか他に駐車スペースは無いのかとウロウロとしてみるが、無い。

ひとつ気になったのはこの平野物産の平野さんだ。檜枝岐村には平野さん、星さん、橘さん、この三つの姓しかなく、どうやらこの辺りも同じく三つの姓で成り立っているようだ。

店内でお茶でも買って停めても良いか聞いてみようかと思ったのだが他の客と会話が弾んでいるため、まぁいいだろうと自販機でお茶を買い急で滑りそうな階段を降りていく。

すると現れたのは思った以上に立派な温泉小屋だ。

こ、これが噂のエロトピア温泉!いや、木賊の岩風呂か。

全く写真を撮っていないことにこの記事を書いている今、気が付いた。

こちらをご覧いただくとその雰囲気が良く伝わるだろう。

Google様の木賊温泉岩風呂写真集

聞いていた通り沢沿いにその温泉はあり熱くなったら裸のまま飛び込むと言うのはどうやら本当のことらしい。

川が増水すれば温泉も水没する。

温泉維持のために設けられたお金入れに200円を投入し岩風呂へと向かう。

こうした共同温泉は大抵どこでもそうだと思うのだが、男性の脱衣所は無く、

ストリップ劇場状態♪

入浴客の目の前で全てをさらけ出さなくてはならない。

以前、伊豆の海辺にあるこうした温泉に入った時は若い女性がいたので恥ずかしかったが、ここではそんな事は無い。

なぜならば、

じじぃしかいねー!

胸と希望で股間を膨らませていた諸兄には申し訳ないが、

そんなエロトピアはどこにもない!

じじぃしかいねー!

どこをどう見ても桶をひっくり返して見ても、

じじぃしかいねー!

そんなものである。

温泉に入ったり河原へと出てみたり、ウロウロとしてみる。

近くの立派な温泉宿からは丸見えであるが、場所が場所だけに草薙剛になるような事はないのだろう。

もの凄い開放感!そして丁度良い硫黄のかおり♪

女性のみ脱衣所が利用でき、湯あみ着も200円で借りられるようだ。洗い場などは無いが景色と言い、泉質と言い、秘境感と言い、これだけの空間を24時間いつでも楽しめるのだから200円は安すぎるだろう。

釣果は去年のこの時期とは打って変わりイマイチであったが、新しい発見もあり素晴らしい旅のひとときとなった。

【源流の釣り2018】2018年最後のイワナ。締めくくりの源流キャンプ釣行。【その1】

【源流の釣り2018】2018年最後のイワナ。締めくくりの源流キャンプ釣行。【プロジェクト終了】

来年はどんなイワナと出会えるだろうか。

とても楽しみである。

温泉を楽しんだ後は片道250kmを走り、保育園に娘を迎えに行くのであった。

先生もまさかそんな遠くから迎えに来たとは思わないだろう。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/10/tokusa.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/10/tokusa-150x150.jpgtsuri-ba渓流・源流の釣りテンカラ,木賊温泉,毛鉤,混浴,渓流,源流,逆さ毛鉤どうもこんにちは!ツリーバ編集長のミジ谷です。 いよいよ渓流、源流シーズンも終わりを迎え最後の最後にいつもの檜枝岐へと行ってきた。 比較的入りやすい本流上流部、オートバイと徒歩登山を駆使しないと入れない最上流部、それに枝沢と二日間釣行したわけだが、結論を申し上げると、 1匹しか釣れなかった! まぁ型が良いのが救いであるが。 今回の旅は平日と言うこともあり人も少なく釣果に期待ができるのではないかと思っていたのだが、それは甘かった。 ただ、まさか平日にお会いできるとは思っていなかった師匠たちにお会いできたのは幸いであった。 今年はあまりワタシ自身が釣りに行けて居らずお会いできないままシーズンが終わってしまうのかなぁとちょっと寂しい気持ちになっていたのだ。 ワタシが到着した後すぐに師匠たちも到着し、ワタシも師匠たちも二泊三日の滞在と言うことで一年ぶりの再会を祝し夜はいつもの宴会となった。 あーでもない、こーでもないと釣りやら料理、他愛の無い会話をしているときに師匠の一人がワタシにある提案をしたのだ。 師1「明日けーる(帰る)ならこっから(ここから)30分ぐれー(ぐらい)走っと(はしると)木賊(とくさ)温泉てのがあっから(あるから)、そこへーって(入って)いくといいよ!」 まぁこれはワタシが師匠と知り合った11年前から恐らく300回ぐらいは聞いている話なのだが、実は一度も行ったことがない。 今回は一人旅である上、全日晴天に恵まれオートバイで立ち寄ったらとても気持ちよさそうだ。 なんと言っても混浴の共同浴場なのだから♪ もちろん秘境の地、やましい事などミジンコほども考えてはいない。 ただ一つ気になる話を別の師匠から聞いたことがる。その師匠が若かった頃の話だ。 シャイ師匠「若かったころさぁ、アノ温泉に入ってたら、タオルも何も巻かないで若い女の人が入ってきたんだよ。ボカぁ、目のやり場に困るなぁ、って言ったらさ、その人が、いいじゃない♪お風呂なんだから♪裸なのは当然でしょ♪って言うんだよ。いやぁ、ボカぁ、参っちゃったよ」 本当か? そんな事があるのか? そんなエロトピアがあるのか? 念のため言っておくが、ワタシが木賊温泉に行こうと決めたのはこうしたエロトピアを求めてのことではない。 この話を聞いてしまった以上、学術的観点から、そしてメディア人としての大いなるジャーナリズムからである。 もう一度言う、 学術的観点からのジャーナリズムである。 帰り支度を済ませ愛車XR250BAJAに荷物を積み、名残惜しさを胸に田島、宇都宮方面へと何かを振り切るようにスロットルをひねり加速していく。 晴れ渡った空とRFVCの独特なメカノイズが心地よい。 いくつか小さな集落を抜けると木賊温泉と書かれた標識が見えてくる。ここを西根川に沿って右に曲がると木賊温泉なのだが標識にはあと4.8kmと書かれている。 想像以上に距離があるなと思いつつもどうやらこのあたりは過去にオートバイで走ったことがあるようだ。見覚えのある景色がいくつかある。 本当にこの道で合っているのかと不安になった頃に木賊温泉エリアに到着した。 塩原や鬼怒川のような所謂ひなびた温泉街とは違い、千と千尋の世界にでも迷い込んでしまったような歴史深そうな立派な温泉宿がぽつん、ぽつんとありとても風情がある。 かと言って湯西川ほど商売っ気は感じられない。 これぞザ・秘境の温泉! と言った感じだ。 はて、例の共同温泉はどこだろかと探しながらゆっくり集落内を走っていると岩風呂と書かれた看板が目に入った。 少しUターンする形で岩風呂へと続く階段脇にある平野物産の駐車場にオートバイを滑り込ませるとどこか他に駐車スペースは無いのかとウロウロとしてみるが、無い。 ひとつ気になったのはこの平野物産の平野さんだ。檜枝岐村には平野さん、星さん、橘さん、この三つの姓しかなく、どうやらこの辺りも同じく三つの姓で成り立っているようだ。 店内でお茶でも買って停めても良いか聞いてみようかと思ったのだが他の客と会話が弾んでいるため、まぁいいだろうと自販機でお茶を買い急で滑りそうな階段を降りていく。 すると現れたのは思った以上に立派な温泉小屋だ。 こ、これが噂のエロトピア温泉!いや、木賊の岩風呂か。 全く写真を撮っていないことにこの記事を書いている今、気が付いた。 こちらをご覧いただくとその雰囲気が良く伝わるだろう。 Google様の木賊温泉岩風呂写真集 聞いていた通り沢沿いにその温泉はあり熱くなったら裸のまま飛び込むと言うのはどうやら本当のことらしい。 川が増水すれば温泉も水没する。 温泉維持のために設けられたお金入れに200円を投入し岩風呂へと向かう。 こうした共同温泉は大抵どこでもそうだと思うのだが、男性の脱衣所は無く、 ストリップ劇場状態♪ 入浴客の目の前で全てをさらけ出さなくてはならない。 以前、伊豆の海辺にあるこうした温泉に入った時は若い女性がいたので恥ずかしかったが、ここではそんな事は無い。 なぜならば、 じじぃしかいねー! 胸と希望で股間を膨らませていた諸兄には申し訳ないが、 そんなエロトピアはどこにもない! じじぃしかいねー! どこをどう見ても桶をひっくり返して見ても、 じじぃしかいねー! そんなものである。 温泉に入ったり河原へと出てみたり、ウロウロとしてみる。 近くの立派な温泉宿からは丸見えであるが、場所が場所だけに草薙剛になるような事はないのだろう。 もの凄い開放感!そして丁度良い硫黄のかおり♪ 女性のみ脱衣所が利用でき、湯あみ着も200円で借りられるようだ。洗い場などは無いが景色と言い、泉質と言い、秘境感と言い、これだけの空間を24時間いつでも楽しめるのだから200円は安すぎるだろう。 釣果は去年のこの時期とは打って変わりイマイチであったが、新しい発見もあり素晴らしい旅のひとときとなった。 https://tsuri-ba.net/?p=15703 https://tsuri-ba.net/?p=15998 来年はどんなイワナと出会えるだろうか。 とても楽しみである。 温泉を楽しんだ後は片道250kmを走り、保育園に娘を迎えに行くのであった。 先生もまさかそんな遠くから迎えに来たとは思わないだろう。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン