どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

養殖ものとは言え、テンカラで40センチのイワナを釣ってしまった事でなんだか満足してしまったような気もするのだが、物足りないような気もする。

7月の単独釣行で右往左往したあげくたどり着けなかったポイントがある。しかしそこはバイクと登山で2時間は軽くかかる場所だ。

なんと言ってもBAJAのリアショックオイル漏れが気になる。漏れているだけであれば良いのだが長時間停めておくとオイル溜まりができてしまうのもよろしくない。

あまり時間をかけずに釣りができて、かつ行った事のない場所。無論無数にあるのだが時間をかけずにと言うキーワードで探すと一つ見つかった。

ただいつも車が停まっているため先行者を気にしたのだが、山の仙人サトヤンさんの話だとほとんどの場合本流に降りる釣り人の車であると言う。

それであればと渓流竿、テンカラ竿、プラティパスをリュックに詰めBAJAで林道入り口まで向かう。

ワタシの渓流竿はシマノの天平

テンカラ竿も天平

登山や沢登りには欠かせないプラティパス

リアショックからのオイル漏れを受け止める雑巾を敷き、風で飛ばされぬよう石で重しをしておく。

途中にバイクを停めるスペースがあるのかどうかわからないので今回は入渓ポイントまでは徒歩で行く。

が、どこから入っていいものやら。

最初の堰堤へと通ずる踏み跡はあると思うのだが、それより手前から入りたい。何せ初めての沢である、状況を知りたいのだ。

どこも斜面がきつく降りられそうにないのだが一カ所だけわりとフラットな場所があったので自分の背よりも高く深い藪を無理矢理漕いでなんとかかんとか沢へと出た。

渓相はとてつもなく良い。ただテンカラを振るには少々狭くチョウチンテンカラで毛鉤を打ち込んで行く。

その雰囲気とは裏腹に全く反応がない。もしかしたら本流との分岐点から入った方がよかったか。

徐々に集中力が下がってきたところで最初の堰堤が出てきた。この堰堤の下が有力ポイントであることは間違いなく開けているのでここではテンカラ竿で毛鉤を打ち込んで行く。

魚を目視することができないがここはかなり怪しい。

捨て鉤を数回打ったあとは水面直下を流すと言うのを数セットやったところでラインが走った。

今だ!

間を開けずに合わせを叩き込むとグッとした重さが手に伝わり流れに乗ってイワナが走る。

こちらに寄せて道糸をたぐり寄せ、タモに入れる。

25センチほどの良型イワナだ。

この堰堤には魚道が設置されており本流から上がってきたイワナに期待が持てる。ここを超えると渓相は一気に藪沢のそれとなり再びチョウチンテンカラで毛鉤を打ち込み打ち込み遡行していく。

先行者の気配は無いがシーズン終盤、やはり多くの釣り人が入っているのだろう。なかなか魚の反応を得られない。

再び集中力が切れてきた頃、ピンポイントで打ち込んだ毛鉤を流すとラインが走った。

今回もタモに入ったのは25センチほどの綺麗なイワナだ。同じ沢にいるにも関わらず色が全く違うのが面白い。

この後に突然釣れ出すような事はなく、しばらく遡行して行くが反応はなかった。

6月〜8月であればまた違った一面が見られるかもしれない。来年に期待しよう。

帰りは堰堤から直接林道へと繋がる踏み跡を頼りに下山し、林道へと出てみるとその入り口はまるで見えない秘密の扉であるかのごとく見事に藪に覆われている。初見ではまず見つけられないだろう。

次回来た時に迷わないよう写真に収めておく。

今回はサポートカーが付きでよかった。帰りの道でリアショックのオイルをまき散らして走るのもなんなのでハイエースに積んで帰ることにした。

ショックアブソーバーのオイルと言うのは手で触るとサラサラしており、こするとギシギシとするのだが道路にこぼれたものを靴で踏むとエンジンオイル同様にヌルヌルと滑る。

万一他車のタイヤや人が踏んでしまうと危険なので砂をまいて後始末をする。

まるで犬の世話をしているようである。

走ることができず車に積まれたBAJAはどことなくしょんぼりとして見えるのは気のせいだろうか。

これでワタシの遅くて長い夏休みは終わったわけだが、なんだかモヤモヤする。

これは次の週末、つまり9月最後の3連休にもまた来ないと今年の源流釣りは終われない。

そんな気がした。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/11/2E4EEB77-D8AB-4BAE-A848-E029C3ADF7B2.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/11/2E4EEB77-D8AB-4BAE-A848-E029C3ADF7B2-150x150.jpegtsuri-ba渓流・源流の釣りXR250BAJA,イワナ,オイル漏れ,テンカラ,リアショック,檜枝岐,毛鉤,源流どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 養殖ものとは言え、テンカラで40センチのイワナを釣ってしまった事でなんだか満足してしまったような気もするのだが、物足りないような気もする。 7月の単独釣行で右往左往したあげくたどり着けなかったポイントがある。しかしそこはバイクと登山で2時間は軽くかかる場所だ。 なんと言ってもBAJAのリアショックオイル漏れが気になる。漏れているだけであれば良いのだが長時間停めておくとオイル溜まりができてしまうのもよろしくない。 あまり時間をかけずに釣りができて、かつ行った事のない場所。無論無数にあるのだが時間をかけずにと言うキーワードで探すと一つ見つかった。 ただいつも車が停まっているため先行者を気にしたのだが、山の仙人サトヤンさんの話だとほとんどの場合本流に降りる釣り人の車であると言う。 それであればと渓流竿、テンカラ竿、プラティパスをリュックに詰めBAJAで林道入り口まで向かう。 ワタシの渓流竿はシマノの天平 テンカラ竿も天平 登山や沢登りには欠かせないプラティパス リアショックからのオイル漏れを受け止める雑巾を敷き、風で飛ばされぬよう石で重しをしておく。 途中にバイクを停めるスペースがあるのかどうかわからないので今回は入渓ポイントまでは徒歩で行く。 が、どこから入っていいものやら。 最初の堰堤へと通ずる踏み跡はあると思うのだが、それより手前から入りたい。何せ初めての沢である、状況を知りたいのだ。 どこも斜面がきつく降りられそうにないのだが一カ所だけわりとフラットな場所があったので自分の背よりも高く深い藪を無理矢理漕いでなんとかかんとか沢へと出た。 渓相はとてつもなく良い。ただテンカラを振るには少々狭くチョウチンテンカラで毛鉤を打ち込んで行く。 その雰囲気とは裏腹に全く反応がない。もしかしたら本流との分岐点から入った方がよかったか。 徐々に集中力が下がってきたところで最初の堰堤が出てきた。この堰堤の下が有力ポイントであることは間違いなく開けているのでここではテンカラ竿で毛鉤を打ち込んで行く。 魚を目視することができないがここはかなり怪しい。 捨て鉤を数回打ったあとは水面直下を流すと言うのを数セットやったところでラインが走った。 今だ! 間を開けずに合わせを叩き込むとグッとした重さが手に伝わり流れに乗ってイワナが走る。 こちらに寄せて道糸をたぐり寄せ、タモに入れる。 25センチほどの良型イワナだ。 この堰堤には魚道が設置されており本流から上がってきたイワナに期待が持てる。ここを超えると渓相は一気に藪沢のそれとなり再びチョウチンテンカラで毛鉤を打ち込み打ち込み遡行していく。 先行者の気配は無いがシーズン終盤、やはり多くの釣り人が入っているのだろう。なかなか魚の反応を得られない。 再び集中力が切れてきた頃、ピンポイントで打ち込んだ毛鉤を流すとラインが走った。 今回もタモに入ったのは25センチほどの綺麗なイワナだ。同じ沢にいるにも関わらず色が全く違うのが面白い。 この後に突然釣れ出すような事はなく、しばらく遡行して行くが反応はなかった。 6月〜8月であればまた違った一面が見られるかもしれない。来年に期待しよう。 帰りは堰堤から直接林道へと繋がる踏み跡を頼りに下山し、林道へと出てみるとその入り口はまるで見えない秘密の扉であるかのごとく見事に藪に覆われている。初見ではまず見つけられないだろう。 次回来た時に迷わないよう写真に収めておく。 今回はサポートカーが付きでよかった。帰りの道でリアショックのオイルをまき散らして走るのもなんなのでハイエースに積んで帰ることにした。 ショックアブソーバーのオイルと言うのは手で触るとサラサラしており、こするとギシギシとするのだが道路にこぼれたものを靴で踏むとエンジンオイル同様にヌルヌルと滑る。 万一他車のタイヤや人が踏んでしまうと危険なので砂をまいて後始末をする。 まるで犬の世話をしているようである。 走ることができず車に積まれたBAJAはどことなくしょんぼりとして見えるのは気のせいだろうか。 これでワタシの遅くて長い夏休みは終わったわけだが、なんだかモヤモヤする。 これは次の週末、つまり9月最後の3連休にもまた来ないと今年の源流釣りは終われない。 そんな気がした。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン