どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。

現地に到着した翌朝にも我が愛車XR250BAJAにオイル漏れ、ガソリン漏れが無いか念のため確認すると地面に怪しいシミが。。。

オイル漏れ!

オイル漏れはオイル漏れでもなんとリアショックからのオイル漏れだ。

オートバイのリアショックと言うのは基本的にはオーバホール不可。ユニットでの交換となるのだがそこは製品の都合と言うやつで実はオーバーホール可能だ。とは言え漏れるにはそれなりの理由があり、おそらくロッドのメッキが腐食してオイルシールを傷つけたのだと思われる。

ブヒー。。。。

それなりの修理代を覚悟しなくてはならない。

日曜日から日曜日までの檜枝岐テンカラ キャンプが始まり二日が経過しても実は釣りをしていなかった。

息子は一歳になる直前にキャンプデビュー、と同時にワタシが一人キャリーで背負って尾瀬を登った。娘は生後7ヶ月でキャンプデビュー、と同時にワタシが一人キャリーで背負って渓流釣りをしているのを興味深そうに乗り出して見ていた。

あれから5年が経過し、少しずつ、少しずつ、子どもたちの行動範囲が広がり登れなかった山が登れるようになり、一昨年できなかったことが去年できるようになり、去年できなかったことが今年はできるようになり、その成長を見ている事が楽しく釣りは少々後回しにしていた。

滞在期間が長くそして平日ということもあり人の少なさ、先の長さが心のゆとりになっているのだろう。焦る必要はないのだから。

3日目の朝になり子どもたちが山を歩きたいと言うので、さてどこのルートを歩くかと思案している時にひとつ閃いた。

そうだ、途中から子どもたちを妻に任せワタシひとりルートを外れて沢に入れば良いのだ!

何かあった時のためにも山の仙人サトヤンさんにこれからどこへ向かう、と言うのを伝えてから出るようにしているため今回もこのルートでこの沢へ向かおうと思うと話すとそれならこちらの沢の方が良いと思うぞとのお告げを聞き基本ルートは同じだが少し先の沢へアプローチするルートをとることにした。

下に行けと言われれば上に行き、左だと言われれば右に行く。

そんな天邪鬼なワタシが素直にアドバイスを聞くのは山の仙人、サトヤンさんだけだ。

リュックにテンカラ竿、渓流竿、プラティパスや雨具を詰め登山を開始する。

前日にも途中まで歩いたルートだが子どもたちが昨日とは違う道のようだと言っていた。違いと言えば陽が出ているか出ていないかなのだが、陽が出ている時の緑と言うものはとても発色が良くそれでいて透き通ったような緑で気持ちまでどこか明るくなる。景色だってまるで違って見えるのだ。

都会のそれとは違い刻一刻と変化がある。だから山奥は飽きないのかもしれない。

急がず、焦らず、4人でトボトボとしばらく歩くと入渓地点が見えてきた。ここからはワタシ一人で沢へとルートを取り釣りモードだ。

山の仙人サトヤンさんの話では沢を登るのも良いが入渓点から下がよいとのこと。

釣り下るのも良いのだが魚の向き、つまり警戒心を考慮すればやはり釣り上がった方が良いに決まっている。沢沿いに下山ルートを探し時折渡渉しながら下って行く。

一度下ってから登り返す算段だ。

下っている途中にいかにも魚がいそうな浅いけど広い、とは言っても沢なので知れているがそんな落ち込みからの広場を見つけた。

覗いてみるとどう見ても尺をはるかに越えるイワナが複数いる。本流から沢へと入り水が増えたタイミングで更に上に行く機会をうかがっているのだろう。

シーズンも終盤で駆け込みが多い中、これだけの魚がいるとは驚きである。ほとんどの釣り人が本流狙いで入渓しやすい場所を選ぶためこうした場所は竿抜けになりやすいのかもしれない。

彼らを刺激しないようにコソコソと身を潜め沢と本流の合流地点まで一度下り、テンカラ竿を振りながら折り返し遡行して行く。

心ここに在らずで途中途中の怪しいところは全て打って行くが最初の目的地は前述した尺上が集まっているポイントだ。

呼吸を整え身を低くしそーっと下流からポイントに近づくと一番手前にいるイワナの先へ毛鉤を打ち込む。

何度打ち込んでも完全に無視している。こうなれば荒技に出るしかない。

イワナの頭の上に何度も激しく捨て鉤を打ち込む。

するとイライラし始めたのかイワナが毛鉤に興味を持ち始め、スゥッと流れる毛鉤を追う動作をするようになった。

すかさずイワナの先へ毛鉤を打ち込むと今度はゆっくりと流す。

我慢できなくなったのか、イワナがスッと浮上すると水中で毛鉤を咥え込むのがはっきりと見えた。

今だ!

大きく強く合わせを叩き込むとズシっと乗った。

しかし想像を遥かに超えるサイズ。下られてしまったら完全にのされそうである。これはバラす前にこちらから捕りにいくしかない。

魚の方へこちらから近づき道糸を持ってなんとかかんとかタモ入れに成功。

40センチの立派な養殖イワナだ。

これはでかい!

恐らく村外れの養殖場で育ったイワナだと思うのだが、ここまで大きなものは初めて見た。

他にもまだ5匹ぐらいはいるのだが、季節柄とてもシビアでせっかくかけてもバラして以降は全く反応しなくなってしまった。

ここから先はテンカラ竿が振りづらくなるので渓流竿を使って提灯テンカラで遡行して行くと、すぐにまた25センチほどの良型イワナが釣れた。

ただ、それ以降はバラしが続き次を獲れぬまま入渓地点へと戻ってきた。

これが超硬調の竿に短い道糸と言う相反するものを使った釣りの難しさだ。餌であれば飲ませてしまうのも手ではあるのだが、毛鉤はやはり何か違和感を感じるようで飲み込む前に吐き出してしまう。

何はともあれまさかのイワナに満足して下山、子どもたちとそんなに違わぬタイミングで戻ってきたようだ。

初めて見る大きさのイワナに子どもたちも大はしゃぎである。

想定外のサイズに無理やり干し網に入れ、無理やり燻製器に入れ、夜にはなんとか燻すことができた。

なんだかこの釣りで満足してしまい、次の釣りプランが思いつかぬまま翌日は登山にでかけることになった。きっと1日別のことをすればまた何か思いつくだろう。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!


https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/10/C01A7BFD-FB64-43AB-BDFC-6FCF395B1111.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2018/10/C01A7BFD-FB64-43AB-BDFC-6FCF395B1111-150x150.jpegtsuri-ba渓流・源流の釣りXR250BAJA,イワナ,チョウチンテンカラ,テンカラ,檜枝岐,毛鉤どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 現地に到着した翌朝にも我が愛車XR250BAJAにオイル漏れ、ガソリン漏れが無いか念のため確認すると地面に怪しいシミが。。。 オイル漏れ! オイル漏れはオイル漏れでもなんとリアショックからのオイル漏れだ。 オートバイのリアショックと言うのは基本的にはオーバホール不可。ユニットでの交換となるのだがそこは製品の都合と言うやつで実はオーバーホール可能だ。とは言え漏れるにはそれなりの理由があり、おそらくロッドのメッキが腐食してオイルシールを傷つけたのだと思われる。 ブヒー。。。。 それなりの修理代を覚悟しなくてはならない。 日曜日から日曜日までの檜枝岐テンカラ キャンプが始まり二日が経過しても実は釣りをしていなかった。 息子は一歳になる直前にキャンプデビュー、と同時にワタシが一人キャリーで背負って尾瀬を登った。娘は生後7ヶ月でキャンプデビュー、と同時にワタシが一人キャリーで背負って渓流釣りをしているのを興味深そうに乗り出して見ていた。 あれから5年が経過し、少しずつ、少しずつ、子どもたちの行動範囲が広がり登れなかった山が登れるようになり、一昨年できなかったことが去年できるようになり、去年できなかったことが今年はできるようになり、その成長を見ている事が楽しく釣りは少々後回しにしていた。 滞在期間が長くそして平日ということもあり人の少なさ、先の長さが心のゆとりになっているのだろう。焦る必要はないのだから。 3日目の朝になり子どもたちが山を歩きたいと言うので、さてどこのルートを歩くかと思案している時にひとつ閃いた。 そうだ、途中から子どもたちを妻に任せワタシひとりルートを外れて沢に入れば良いのだ! 何かあった時のためにも山の仙人サトヤンさんにこれからどこへ向かう、と言うのを伝えてから出るようにしているため今回もこのルートでこの沢へ向かおうと思うと話すとそれならこちらの沢の方が良いと思うぞとのお告げを聞き基本ルートは同じだが少し先の沢へアプローチするルートをとることにした。 下に行けと言われれば上に行き、左だと言われれば右に行く。 そんな天邪鬼なワタシが素直にアドバイスを聞くのは山の仙人、サトヤンさんだけだ。 リュックにテンカラ竿、渓流竿、プラティパスや雨具を詰め登山を開始する。 前日にも途中まで歩いたルートだが子どもたちが昨日とは違う道のようだと言っていた。違いと言えば陽が出ているか出ていないかなのだが、陽が出ている時の緑と言うものはとても発色が良くそれでいて透き通ったような緑で気持ちまでどこか明るくなる。景色だってまるで違って見えるのだ。 都会のそれとは違い刻一刻と変化がある。だから山奥は飽きないのかもしれない。 急がず、焦らず、4人でトボトボとしばらく歩くと入渓地点が見えてきた。ここからはワタシ一人で沢へとルートを取り釣りモードだ。 山の仙人サトヤンさんの話では沢を登るのも良いが入渓点から下がよいとのこと。 釣り下るのも良いのだが魚の向き、つまり警戒心を考慮すればやはり釣り上がった方が良いに決まっている。沢沿いに下山ルートを探し時折渡渉しながら下って行く。 一度下ってから登り返す算段だ。 下っている途中にいかにも魚がいそうな浅いけど広い、とは言っても沢なので知れているがそんな落ち込みからの広場を見つけた。 覗いてみるとどう見ても尺をはるかに越えるイワナが複数いる。本流から沢へと入り水が増えたタイミングで更に上に行く機会をうかがっているのだろう。 シーズンも終盤で駆け込みが多い中、これだけの魚がいるとは驚きである。ほとんどの釣り人が本流狙いで入渓しやすい場所を選ぶためこうした場所は竿抜けになりやすいのかもしれない。 彼らを刺激しないようにコソコソと身を潜め沢と本流の合流地点まで一度下り、テンカラ竿を振りながら折り返し遡行して行く。 心ここに在らずで途中途中の怪しいところは全て打って行くが最初の目的地は前述した尺上が集まっているポイントだ。 呼吸を整え身を低くしそーっと下流からポイントに近づくと一番手前にいるイワナの先へ毛鉤を打ち込む。 何度打ち込んでも完全に無視している。こうなれば荒技に出るしかない。 イワナの頭の上に何度も激しく捨て鉤を打ち込む。 するとイライラし始めたのかイワナが毛鉤に興味を持ち始め、スゥッと流れる毛鉤を追う動作をするようになった。 すかさずイワナの先へ毛鉤を打ち込むと今度はゆっくりと流す。 我慢できなくなったのか、イワナがスッと浮上すると水中で毛鉤を咥え込むのがはっきりと見えた。 今だ! 大きく強く合わせを叩き込むとズシっと乗った。 しかし想像を遥かに超えるサイズ。下られてしまったら完全にのされそうである。これはバラす前にこちらから捕りにいくしかない。 魚の方へこちらから近づき道糸を持ってなんとかかんとかタモ入れに成功。 40センチの立派な養殖イワナだ。 これはでかい! 恐らく村外れの養殖場で育ったイワナだと思うのだが、ここまで大きなものは初めて見た。 他にもまだ5匹ぐらいはいるのだが、季節柄とてもシビアでせっかくかけてもバラして以降は全く反応しなくなってしまった。 ここから先はテンカラ竿が振りづらくなるので渓流竿を使って提灯テンカラで遡行して行くと、すぐにまた25センチほどの良型イワナが釣れた。 ただ、それ以降はバラしが続き次を獲れぬまま入渓地点へと戻ってきた。 これが超硬調の竿に短い道糸と言う相反するものを使った釣りの難しさだ。餌であれば飲ませてしまうのも手ではあるのだが、毛鉤はやはり何か違和感を感じるようで飲み込む前に吐き出してしまう。 何はともあれまさかのイワナに満足して下山、子どもたちとそんなに違わぬタイミングで戻ってきたようだ。 初めて見る大きさのイワナに子どもたちも大はしゃぎである。 想定外のサイズに無理やり干し網に入れ、無理やり燻製器に入れ、夜にはなんとか燻すことができた。 なんだかこの釣りで満足してしまい、次の釣りプランが思いつかぬまま翌日は登山にでかけることになった。きっと1日別のことをすればまた何か思いつくだろう。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン