【源流テンカラ2017】今年最後の檜枝岐テンカラ釣行!とうとう禁漁期間に突入・・・
どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。
9月29日と30日に今季最後の最後、本当の最後に檜枝岐テンカラ釣行へと行ってきた。つまり禁漁となる直前である。
結果から申し上げますと、
惨敗!
やはり今季最後の釣りに向けた駆け込みがあった事や水温低下による魚の活性低下など要因は色々とあると思うのだが、何はともあれどうあがいても2017年の檜枝岐釣行はこれで最後だ。
以前は禁漁となってもだからなんだと言う感じがしていたのだが、年齢のせいだろうか、年々その年の最後に見る山々に囲まれた風景や渓相、いつもの顔ぶれともまたしばらくお別れかと思うととても寂しく感じるようになってきた。
それとともにシーズン期間がやたらと短く感じるようにもなった。
4月の解禁以降、実質は5月以降、どうかすれば6月にならないと釣りらしい釣りもできないが、たった半年の釣りである。
始まったかと思えばあっと言う間に終わりを迎える。
2週間前に行った時よりも朝晩の寒さは一層厳しさを増し、最低気温は5℃。もはや日頃生ぬるい生活をしているワタシにとっては真冬のそれである。
この儚さがまた渓の釣りの魅力なのだが、ワタシの心はもう少し楽しんでいたかった、いつかアノ娘と行ったディズニーランド閉園時間状態だ。
とは言え、得るものが多かった年になったのではないかと思う。
なんと言っても長年の憧れだったテンカラをようやく始めることができ、しばらくぶりにオートバイで訪れることも叶い、例年に比べると釣果は今一つであったが、どの年よりも素晴らしい思い出、新しい釣りのきっかけとなった。
今回は夏の単独オートバイ釣行の時にどうやって入渓するのか悩みつつも時間の都合で断念したポイントをどうしても見ておきたかったのだ。
7、8年前だろうか、犬を連れて林道をひたすら歩き乗り物では通れない山道をさらに登り、入渓ポイントを探して強烈な斜面を降下。なんとかかんとか入ったことがあるのだが、今回ワタシが入ろうとしているところがその時の降下場所よりも上なのか、下なのか、記憶は定かではないのだが、とてもいい渓相だった事だけは覚えている。
車に積んで持って行ったXR230で行けるところまで林道を走り、途中から徒歩に切り替えて登っていくと8月に見た風景が見えてくる。その時に目ぼしを付けておいた沢を伝って渓へと降りる算段である。
しかしその沢へ降りるのも一苦労。あの手この手を使いなんとか沢へ降りるが果たして戻る事ができるのかが不安だ。
時刻は14時。山々に囲まれた渓では日が落ちるのも早い。それなら早く行けと言われそうだがここがファーザーズアングラーの辛いところ。
遡行できるところまで遡行して斜面にとりつき林道に上がろうとすれば失敗は許されない。万一藪漕ぎで行先が分からなくなればあっと言う間に暗闇に包まれてしまい、下手に動けば崖から転落などニュースになるような釣り人の事故になりかねないのだ。しかも夜の気温低下はテン場以上に厳しい。
ここは無理をせず入渓した場所から戻るのが賢明だ。
そうなれば時間はない。16時にテン場に戻る事を考慮すると15時ちょい過ぎまでの釣行が限界である。
岩を登り、へつり、渡渉し、今回は下見のつもりで毛バリを飛ばしつつ、テンポよく遡行していくとところどころ良型のイワナがゆったりと泳いでいるのが見える。警戒心の強いイワナもいればまったく警戒心の無いイワナもいる。この違いはなんだろうか。新しい踏み跡があり間違いなく人は入っているのだが。
見えるイワナはいる。しかし毛バリには全く反応しない。興味すら持たないようだ。
そんな中でも一度だけ毛バリを食ったイワナもいたが、食いが浅いのか合わせが甘いのか、すぐに外れてしまった。
時間の許す限り遡行をしてみたが、以前入ったところよりも下なのか、見覚えのある景色は出てこなかった。
15時を少し過ぎたところで今回、そして今年最後の納竿をすることにした。
後ろ髪を引かれる思いで入渓した沢から林道へと上がると、どこか清々しい気持ちで間もなく夕暮れ時となる山道を下っていく。
途中途中で遥か下に見える川の様子を見ながら歩いていると不自然にクマザサが倒れているところがある。
!!!!!!!!
超絶簡単に入渓できるじゃないか!
なぜこれを見落としたのか。。。謎である。
どうりで軽装かつワンピースロッドの釣り人がいたわけだ。
来年一発目の檜枝岐テンカラ釣行はここから入渓しようと心に決め、テン場へと戻った。
ここ最近はデジカメなどを持たずにiPhoneで撮影をしていたのだが、養殖場で撮影したイワナが滝を登る動画を見たいと子が言うのでiPhoneを渡し、GoProだけでの撮影で写真が少なく申し訳ないのだが、軽い岩登りやテンカラの雰囲気などわかるような動画を近日ご紹介しようと思う。
それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!
https://tsuri-ba.net/?p=11085https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/10/BE8FB85E-E35A-48E1-9E33-542B5E28EB4F.jpeghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2017/10/BE8FB85E-E35A-48E1-9E33-542B5E28EB4F-150x150.jpeg渓流・源流の釣りイワナ,テンカラ,檜枝岐,源流どうもこんにちは!ツリーバ編集長のヒビヤです。 9月29日と30日に今季最後の最後、本当の最後に檜枝岐テンカラ釣行へと行ってきた。つまり禁漁となる直前である。 結果から申し上げますと、 惨敗! やはり今季最後の釣りに向けた駆け込みがあった事や水温低下による魚の活性低下など要因は色々とあると思うのだが、何はともあれどうあがいても2017年の檜枝岐釣行はこれで最後だ。 以前は禁漁となってもだからなんだと言う感じがしていたのだが、年齢のせいだろうか、年々その年の最後に見る山々に囲まれた風景や渓相、いつもの顔ぶれともまたしばらくお別れかと思うととても寂しく感じるようになってきた。 それとともにシーズン期間がやたらと短く感じるようにもなった。 4月の解禁以降、実質は5月以降、どうかすれば6月にならないと釣りらしい釣りもできないが、たった半年の釣りである。 始まったかと思えばあっと言う間に終わりを迎える。 2週間前に行った時よりも朝晩の寒さは一層厳しさを増し、最低気温は5℃。もはや日頃生ぬるい生活をしているワタシにとっては真冬のそれである。 この儚さがまた渓の釣りの魅力なのだが、ワタシの心はもう少し楽しんでいたかった、いつかアノ娘と行ったディズニーランド閉園時間状態だ。 とは言え、得るものが多かった年になったのではないかと思う。 なんと言っても長年の憧れだったテンカラをようやく始めることができ、しばらくぶりにオートバイで訪れることも叶い、例年に比べると釣果は今一つであったが、どの年よりも素晴らしい思い出、新しい釣りのきっかけとなった。 今回は夏の単独オートバイ釣行の時にどうやって入渓するのか悩みつつも時間の都合で断念したポイントをどうしても見ておきたかったのだ。 7、8年前だろうか、犬を連れて林道をひたすら歩き乗り物では通れない山道をさらに登り、入渓ポイントを探して強烈な斜面を降下。なんとかかんとか入ったことがあるのだが、今回ワタシが入ろうとしているところがその時の降下場所よりも上なのか、下なのか、記憶は定かではないのだが、とてもいい渓相だった事だけは覚えている。 車に積んで持って行ったXR230で行けるところまで林道を走り、途中から徒歩に切り替えて登っていくと8月に見た風景が見えてくる。その時に目ぼしを付けておいた沢を伝って渓へと降りる算段である。 しかしその沢へ降りるのも一苦労。あの手この手を使いなんとか沢へ降りるが果たして戻る事ができるのかが不安だ。 時刻は14時。山々に囲まれた渓では日が落ちるのも早い。それなら早く行けと言われそうだがここがファーザーズアングラーの辛いところ。 遡行できるところまで遡行して斜面にとりつき林道に上がろうとすれば失敗は許されない。万一藪漕ぎで行先が分からなくなればあっと言う間に暗闇に包まれてしまい、下手に動けば崖から転落などニュースになるような釣り人の事故になりかねないのだ。しかも夜の気温低下はテン場以上に厳しい。 ここは無理をせず入渓した場所から戻るのが賢明だ。 そうなれば時間はない。16時にテン場に戻る事を考慮すると15時ちょい過ぎまでの釣行が限界である。 岩を登り、へつり、渡渉し、今回は下見のつもりで毛バリを飛ばしつつ、テンポよく遡行していくとところどころ良型のイワナがゆったりと泳いでいるのが見える。警戒心の強いイワナもいればまったく警戒心の無いイワナもいる。この違いはなんだろうか。新しい踏み跡があり間違いなく人は入っているのだが。 見えるイワナはいる。しかし毛バリには全く反応しない。興味すら持たないようだ。 そんな中でも一度だけ毛バリを食ったイワナもいたが、食いが浅いのか合わせが甘いのか、すぐに外れてしまった。 時間の許す限り遡行をしてみたが、以前入ったところよりも下なのか、見覚えのある景色は出てこなかった。 15時を少し過ぎたところで今回、そして今年最後の納竿をすることにした。 後ろ髪を引かれる思いで入渓した沢から林道へと上がると、どこか清々しい気持ちで間もなく夕暮れ時となる山道を下っていく。 途中途中で遥か下に見える川の様子を見ながら歩いていると不自然にクマザサが倒れているところがある。 !!!!!!!! 超絶簡単に入渓できるじゃないか! なぜこれを見落としたのか。。。謎である。 どうりで軽装かつワンピースロッドの釣り人がいたわけだ。 来年一発目の檜枝岐テンカラ釣行はここから入渓しようと心に決め、テン場へと戻った。 ここ最近はデジカメなどを持たずにiPhoneで撮影をしていたのだが、養殖場で撮影したイワナが滝を登る動画を見たいと子が言うのでiPhoneを渡し、GoProだけでの撮影で写真が少なく申し訳ないのだが、軽い岩登りやテンカラの雰囲気などわかるような動画を近日ご紹介しようと思う。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!tsuri-ba日比谷 泰宏info@tsuri-ba.netAdministratorツリーバ
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