どうもこんにちは!ツリーバ編集長の服も燻製されたヒビヤです。

前回の記事でGWキャンプ最後に実は管釣りでニジマスなどを釣ったことをお伝えしたが、今回はそのニジマスとイワナを燻製にしたので簡単ではあるがご紹介しよう!

なんと言っても想定外の立ち寄りだったため全てが急ごしらえなのだ。

天然のイワナと言うのは悪食でなんでも食べてしまう。故に雑味が強く決して旨いとは言いがたい魚であるが燻製にするとあの雑味はどこへ消えたのかと驚くほどにうまくなる。

それが良い餌を食べている飼育下にあるニジマスともなれば燻製にすれば最高だ。

その場でたっぷりと塩を塗って炭火でじっくりと焼き上げるのも良いが少し手間暇かけてやると保存食としても酒の肴としても最適、そして最高の燻製を作る事ができる。

作り方は人ぞれでソミュール液と言われる簡単に言ってしまうと塩水にまずは漬けるのだがこのソミュール液にもスパイスやハーブ、白ワインなどを入れて下味を付ける場合もある。

もしくは塩を塗りたくって塩漬けにしたりもするのだが、私は濃い塩水に漬けるだけと言う至ってシンプルな方法だ。

つまり干物を作るのと同じ手順である。

ワタシが今回使ったソミュール液と言う名の塩水の作り方は下記の通り。

水:適当

塩:溶けきらないぐらい大量

漬ける時間は3日、その後数時間流水で塩抜きするとも言われるが今回は時間もなく漬け時間は半日程度、塩抜きは無しだ。

水分をよくとって干物ネットに入れたら風に晒してよく乾燥させる。

開きを作るような平置きではなくたこ糸でシッポを縛りエスカンで吊してやる。このとき折った串や楊枝を開いた腹に横渡にしておくとよく乾く。また口の中にも割り箸芸のように入れてやるとカッコよく開く上に水分が下に落ちるので面倒だがやっておきたい処理だ。

下味はもちろんだが、この乾燥時間がとても重要だ。これが足らないと所謂一夜干し状態となってしまうので燻製としてはちょっともの足らない。

ワタシの場合は雨予報が出ていたので10時間ほど外で干した後、ラップをせずに冷蔵庫で朝まで乾燥、翌日ふたたび10時間ほど風にさらして乾燥させた。

触った感じは身の厚いところは若干しっとりしているがその他の部分はカチカチと言った感じだ。メザシぐらいだろうか。

これを燻製器の中に乾燥時と同様にエスカンでぶら下げてカセットコンロで熱していく。

使うチップでまた味が変わるのだがワタシはあまり甘さが出ない桜のチップを使い、そこにザラメを入れて燻らせていく。

温度と時間は以下の通り

温度:70度〜100度を行ったり来たり。

時間:着ている服も燻製されるぐらいの2時間半ぐらい。

本来は○度で○時間、その後○度で○時間、のような目安があるのだがワタシは適当である。

なんとなくである。

なんでも適当である。

燻製器内の温度が外気と同じになったところで一晩さらに乾燥させて出来上がりだ。

これをラップで包んで冷蔵庫に入れて温度を下げ、味を落ち着かせる。


どうだ?

うまそうだろ?

皮を剥いで身を取り出すと若干ソフトではあるが身の薄いところはジャーキー状になっており大成功だ。

味の方は想像通り薄味であるが、

うまい!

これはうまい!

もっと干物のような味や良い意味での臭みの方が酒飲みには良いのだが、子どもにはこのぐらいの味の方が受けが良いようだ。

それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!

https://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/05/nijikun.jpghttps://tsuri-ba.net/wp-content/uploads/2019/05/nijikun-150x150.jpgtsuri-baグルメイワナ,スモーカー,スモークチップ,ニジマス,本間製作所,湯沢フィッシングパーク,燻製どうもこんにちは!ツリーバ編集長の服も燻製されたヒビヤです。 前回の記事でGWキャンプ最後に実は管釣りでニジマスなどを釣ったことをお伝えしたが、今回はそのニジマスとイワナを燻製にしたので簡単ではあるがご紹介しよう! なんと言っても想定外の立ち寄りだったため全てが急ごしらえなのだ。 天然のイワナと言うのは悪食でなんでも食べてしまう。故に雑味が強く決して旨いとは言いがたい魚であるが燻製にするとあの雑味はどこへ消えたのかと驚くほどにうまくなる。 それが良い餌を食べている飼育下にあるニジマスともなれば燻製にすれば最高だ。 その場でたっぷりと塩を塗って炭火でじっくりと焼き上げるのも良いが少し手間暇かけてやると保存食としても酒の肴としても最適、そして最高の燻製を作る事ができる。 作り方は人ぞれでソミュール液と言われる簡単に言ってしまうと塩水にまずは漬けるのだがこのソミュール液にもスパイスやハーブ、白ワインなどを入れて下味を付ける場合もある。 もしくは塩を塗りたくって塩漬けにしたりもするのだが、私は濃い塩水に漬けるだけと言う至ってシンプルな方法だ。 つまり干物を作るのと同じ手順である。 ワタシが今回使ったソミュール液と言う名の塩水の作り方は下記の通り。 水:適当 塩:溶けきらないぐらい大量 漬ける時間は3日、その後数時間流水で塩抜きするとも言われるが今回は時間もなく漬け時間は半日程度、塩抜きは無しだ。 水分をよくとって干物ネットに入れたら風に晒してよく乾燥させる。 開きを作るような平置きではなくたこ糸でシッポを縛りエスカンで吊してやる。このとき折った串や楊枝を開いた腹に横渡にしておくとよく乾く。また口の中にも割り箸芸のように入れてやるとカッコよく開く上に水分が下に落ちるので面倒だがやっておきたい処理だ。 下味はもちろんだが、この乾燥時間がとても重要だ。これが足らないと所謂一夜干し状態となってしまうので燻製としてはちょっともの足らない。 ワタシの場合は雨予報が出ていたので10時間ほど外で干した後、ラップをせずに冷蔵庫で朝まで乾燥、翌日ふたたび10時間ほど風にさらして乾燥させた。 触った感じは身の厚いところは若干しっとりしているがその他の部分はカチカチと言った感じだ。メザシぐらいだろうか。 これを燻製器の中に乾燥時と同様にエスカンでぶら下げてカセットコンロで熱していく。 使うチップでまた味が変わるのだがワタシはあまり甘さが出ない桜のチップを使い、そこにザラメを入れて燻らせていく。 温度と時間は以下の通り 温度:70度〜100度を行ったり来たり。 時間:着ている服も燻製されるぐらいの2時間半ぐらい。 本来は○度で○時間、その後○度で○時間、のような目安があるのだがワタシは適当である。 なんとなくである。 なんでも適当である。 燻製器内の温度が外気と同じになったところで一晩さらに乾燥させて出来上がりだ。 これをラップで包んで冷蔵庫に入れて温度を下げ、味を落ち着かせる。 どうだ? うまそうだろ? 皮を剥いで身を取り出すと若干ソフトではあるが身の薄いところはジャーキー状になっており大成功だ。 味の方は想像通り薄味であるが、 うまい! これはうまい! もっと干物のような味や良い意味での臭みの方が酒飲みには良いのだが、子どもにはこのぐらいの味の方が受けが良いようだ。 それでは今日も、No Tsuri-ba! No Life!手は震え、動悸も止まらない釣りWebフリーマガジン